フライヤーのデザインは、凝ったものになることが多いと説明しました。フライヤーはチラシよりサイズが小さく、限られた面積に必要な情報を載せるのでシンプルなデザインになりそうなものです。ではなぜ、同じ集客目的に作成するチラシよりも、フライヤーのデザインに凝るのでしょうか?
フライヤーデザインの重要性
フライヤーのデザインにこだわる理由は、受け取り手のもとへ渡る工程がチラシと異なるからです。新聞やポスティングなどによって届けられるチラシとは違い、通常フライヤーは店頭置きや手渡しなどでターゲットの手に渡ります。
そのため、受け取ってすぐに目を通すことが多いでしょう。また自宅でゆっくり見るチラシと比べ、目を通す時間が短い傾向にあります。フライヤーにとっては、パッと見たときにターゲットの印象に残るデザインであることがかなり重要なのです。だからこそ、より凝ったデザインが求められます。
集客に繋がるデザインにするコツは?
いくらインパクトのあるデザインに仕上げたとしても、届けたい情報がうまく伝わらないフライヤーでは集客に繋がりません。集客という目的を達成するため、フライヤーのデザインで気をつけたいポイントを以下に紹介します。
まずは「目的の明確化」です。集客目的であっても新規来店かリピート来店か、どちらを狙うのかによってフライヤーのデザインが変わります。性別や年齢、地域などのターゲットを絞ることも重要です。そのうえで手渡しをするか店頭に置くかなど、配布方法を考慮したデザインにしましょう。
目的が明確になったならば、フライヤーの「コンセプト」を決めます。ここで重要となるのが「5W1H」です。誰に(who)、どこで(where)、いつ(when)、何を(what)、なぜ(why)、どう(how)伝えるのか、この5つを軸にしてコンセプトを決めてください。