封筒の厚みの選び方|用途別のおすすめ
封筒の印刷において重要な要素である「米坪(g/m²)」と「封筒の重さ(g)」について、詳しく解説します。また、封筒の厚さを選ぶ際のポイントもお伝えします。
封筒の印刷において重要な要素である「米坪(g/m²)」と「封筒の重さ(g)」について、詳しく解説します。また、封筒の厚さを選ぶ際のポイントもお伝えします。
米坪(べいつぼ)とは、紙の1平方メートルあたりの重さのことを指し、g/m²という単位で表されます。封筒だけでなく、印刷用紙全般で使用される指標で、紙の厚さを表す値です。一般的に、米坪の値が大きくなるほど紙は厚くなります。
封筒の米坪の一般的な範囲
70g/m²前後:主にビジネスで使われる標準的な封筒に多く使用される米坪です。軽量で、郵送の際に安価な送料で済ませたい場合に適しています。透け感が若干あるため、重要な書類の郵送には向かない場合もあります。
90g/m²前後:こちらも一般的な封筒に使われる標準的な厚さで、ややしっかりした紙質となります。内容物が透けにくく、少し高級感があるため、ビジネス用のほか、個人でのフォーマルな郵送にも使用されます。
100g/m²以上:このレベルになるとかなりしっかりした紙質になり、封筒そのものの存在感が増します。公式な書類の郵送や招待状など、特別な場面での使用に適しています。
米坪の選び方 米坪を選ぶ際には、以下のような点に注目します。
耐久性:郵送中の取り扱いや破れにくさが必要な場合は、90g/m²以上のものが適しています。
高級感:重要な書類や案内状を送る場合は、重厚感が出る100g/m²以上のものが好まれます。
コスト:軽い米坪ほど安価で、郵送時の送料も抑えられるため、多くの封筒を送る場合やカジュアルな用途では70g/m²程度が使いやすいです。
封筒の重さは、その紙の米坪、サイズによって変わります。重さ自体が封筒の選択基準になることはあまりありませんが、以下のような場面では重要です。
郵送時の送料:封筒の重さはそのまま郵便料金に影響します。軽量の封筒であれば郵送料を抑えられるため、特に大量に郵送する場合には重要です。
使用時の取り扱いやすさ:軽い封筒は取り扱いやすく、特に手作業での封入作業が多い場合や封筒自体を大量に保管する場合にメリットがあります。
封筒の重さは使用する紙の種類やサイズによって変わるため、用途に応じて最適なものを選びましょう。送料や封入作業のしやすさを重視する場合は軽量の封筒、品質感や保護性を重視する場合は重量のある封筒が適しています。