送る書類が変われば、使う封筒の大きさ(種類)も変わります。そのため、通常自社封筒をデザインするときは複数の大きさの封筒をオーダーします。
最低でも、よく使われる長3封筒と角2封筒はオフィスにストックがあった方が安心です。デザインも大きさによって調整をする必要がありますが、同じデザインにしてもいいし、全く別のデザインにしてもいいでしょう。
しかし、大切なのは、封筒の使用目的をしっかりとイメージしながらデザインすることです。例えば、送るものはどんなものか、その分量やサイズはどれくらいか、受取人に求める行動などを考えます。
例えば、DMは未開封のまま破棄されてしまうこともよくあるので、まずは受取人には開封して欲しいと思うわけです。そこで、「興味が沸くようなキャッチフレーズを封筒に記載する」「サービス券を同封し、表面に記載する」「ハサミを使わずに開けられるようにミシン目加工が施されたものにする」といった工夫によって、できるだけ受け取ったその場で開封してもらえるようにするためにはどうすればよいか考えます。
汎用性の高い封筒を作る際には、それなりに汎用性の高いデザインにするべきですが、特定の用途や目的がある場合は、このような工夫が求められます。
また、この他にもデザインをする際の注意点を挙げておきます。
・企業ロゴやロゴマークは必ず入れましょう。
どこの会社からの郵便物なのか、ひと目でわかるようにロゴは入れるべきです。
・企業情報(会社名、住所、HP、FAX/電話番号等)を記載しましょう。
企業情報を郵送物に印刷しておかないと、ゴム印で印字したり手書きで書き込んだりと手間が増えてしまいます。
・デザインをするときは、余白に注意しましょう。
印刷できる範囲は限られています。天地左右10mmは余白を空けてデザインしましょう。またベロ部分と裏面、窓の周囲7.5mmには印刷をすることはできません。