「フチあり印刷」と「フチなし印刷」の違い

印刷には、余白のフチどりする「フチあり印刷」とフチどり無しの「フチなし印刷」があります。同じデータやデザインでも、フチの有無で受け手の印象は異なってきます。ここでは、「フチあり」と「フチなし」それぞれの特徴と、適した用途をご紹介します。

印刷には、余白のフチどりする「フチあり印刷」とフチどり無しの「フチなし印刷」があります。同じデータやデザインでも、フチの有無で受け手の印象は異なってきます。ここでは、「フチあり」と「フチなし」それぞれの特徴と、適した用途をご紹介します。
フチあり仕上げの特徴は、全体的な見やすさです。
一般的な書類をイメージしていただければ分かりますが、余白の無い文書は非常に読みづらいです。
一方で、フチあり印刷は適度な余白があるため情報が整理しやすく、スッキリと読みやすい印象を与えることができます。
「フチありの方が読みやすいなら、全てフチありが良いのでは?」というと、そうではありません。
フチなし仕上げは、紙の端を含めて紙面全体に印刷されるため、見た目のインパクトがあります。他のチラシと一緒に配布される場合、端までデザインされているフチなしの方が視覚的に強く、見落とされにくくなります。
基本的には、読みやすさを重視するならフチありで作成することを検討しましょう。
一方で、新聞折込のようにほかのチラシなどと一緒に配布する場合や、写真・イラストなどの魅力を最大限に引き出し、インパクトのある上級者向けデザインを追求したい場合は、フチなし仕上げが適しています。
余白の有無は小さな違いですが、受け取る印象や目的に合った仕上がり方があるのです。今回の内容を参考に、印刷物の用途に応じた仕上げ方法を選び、その効果を最大限に高めていきましょう。