デザイン制作ソフトの特徴とその選び方
世の中にはデザインソフトが多くありますよね。無料のものやテンプレートがついてくるもの、技術や知識がいるものなどさまざまです。では、自分で印刷物のデザインを作成する際、どのソフトを使えばよいのでしょうか?ここでは、選ぶうえで考えておいたほうが良いことと、具体的なソフトの特徴をお伝えします。
世の中にはデザインソフトが多くありますよね。無料のものやテンプレートがついてくるもの、技術や知識がいるものなどさまざまです。では、自分で印刷物のデザインを作成する際、どのソフトを使えばよいのでしょうか?ここでは、選ぶうえで考えておいたほうが良いことと、具体的なソフトの特徴をお伝えします。
ラクスルをご利用のみなさま、こんにちはラクスルの安井と申します。
過去にデザイナー兼ライターをやっていた経験を元に、デザイン制作ソフトの選び方をレクチャーしたいと思います。
私安井が、今までに触ったことのあるデザインソフトはAdobeのIllustrator、MicrosoftのPowerPoint、Canva、ラクスルのオンラインデザイン、とオーソドックスなソフトとラクスルに入ってから利用したデザイン制作ソフトしかありませんがご容赦ください。
まずお伝えしたいのが、デザインソフトはやれることが多いほど、使用する難易度が上がるということです。
Illustrator:
提供:Adobe
金額:月あたり2,480円~5,690円(※Adobe公式サイト調べ)
デザインソフトの王道イラストレーター。デザイナーはほとんど使っています。
ペンツールによる様々な描写やエフェクトによる加工はまさにデザイナーのアイディアを形にしてくれます。整列や移動なども1px単位でできるなど微調整も可能でなんでもできると言っても過言ではないでしょう。
以前はパッケージで買い切りでしたがクラウド化により月額課金制になり、バージョン違いで開けないという事は無くなりましたが金額はアップ。
デザインテンプレートというものはなく、こだわりがありお金を掛けても自分の思い通りのデザインを作りたい方向けです。
PowerPoint:
提供:MicroSoft
金額:15,984円~(※価格コム調べ)
デザインソフトでは無く、プレゼンテーション用ソフトですが普段使いのソフトのため、デザインソフトとして利用されることが多い。営業マンあたりの利用が多い。
基本的には1から作ることが多いが1度使ってしまえば一部変更でどんどん触れるのがメリット。
細かいところにこだわりたいというよりも、使いなれたソフトでスムーズに作りたいという方向けです。図形等が多く、個人的には簡単な図などは非常に作りやすいので地図制作などにもおすすめ。
Canva:
提供:Canva(オーストラリアの会社)
金額:無料(※法人でグループ利用等の場合有料、素材課金あり)
テンプレートを利用してデザインを作ったり、簡単なバナー等を作るのに便利なソフト。
オンラインでの編集ソフトですが、使い勝手がよく写真加工などもできる優れもの。
WEBサイトで使うバナーの制作などで使っている人が多いようです。モバイルアプリもあり、スマホしかない方でも制作可能。
1から作るのではなく、テンプレート等を利用してカスタマイズしたい人向け。
バナー制作等で使い慣れると、他の用途でもデザイン制作に使っている方が多いようです。
オンラインデザイン:
提供:ラクスル
金額:無料(※Pixtaの有料素材も無料で使える)
基本的にはテンプレートからデザインを作る想定のため操作はシンプルで機能も少なめ。
フォントはモリサワ、写真素材Pixtaと提携しているため非常に種類が多い。
印刷物のデザイン制作にしか対応していませんが、1から作るのではなくテンプレートを修正してデザインを作成する場合は充分な機能性を持っています。現状はPCのみ対応となっております。
テンプレートから簡単に印刷物のデザインを作りたい方向け。また、テンプレートの数も多く、様々な業種向けのテンプレートをご用意しております。ラクスルでしか印刷できないので注意。
1.1から作りたいのか、テンプレート等で選んだ後に修正したいのか
2.細かいところにこだわりたいか、そうではないのか
3.WEB(バナーやサイトなどの画像)で使うのか、印刷物で使うのか
選ぶ際に基準となる考え方は、基本的には上記3項目です。
悩んだ際にはぜひ参考にしてみてくださいね。