「明るさ」と「暗さ」を感じさせる色でデザインの訴求力UP

デザインにおいて、色の影響は大きいです。特に色の「明るさ」や「暗さ」は、デザインのムードを決定づける重要な要素です。この効果を理解し、適切に活用することで、制作物の訴求力は格段に向上します。 この記事では、色の明るさと暗さを主に表現する「明度」と、色の明るさや暗さに影響する色相や彩度について紹介します。

デザインにおいて、色の影響は大きいです。特に色の「明るさ」や「暗さ」は、デザインのムードを決定づける重要な要素です。この効果を理解し、適切に活用することで、制作物の訴求力は格段に向上します。 この記事では、色の明るさと暗さを主に表現する「明度」と、色の明るさや暗さに影響する色相や彩度について紹介します。
目次

色には、光とは異なる、「明度(めいど)」という固有の明るさの度合いがあります。デザインにおいて明るさや暗さの印象を操作する際、最も強力な要素となるのが明度です。
・明度が高い色(ハイバリュー):
白に近づくほど明度が高くなります。軽快さ、清潔感、開放感、希望といった明るい印象やポジティブな感覚を与えます。背景色に使うと、読みやすさや空間の広がりを強調できます。
・明度が低い色(ローバリュー):
黒に近づくほど明度が低くなります。重厚感、高級感、安定感、または不安や厳粛といった暗い印象を与えます。ブランドロゴやタイトルのように、要素を際立たせ、力強さを表現するのに適しています。

一方で青、紫、灰などは「寒色系」と呼ばれ「暗さ」やそういった雰囲気を見た人に抱かせます。「暗さ」というと少しネガティブな印象を受けますが、言い換えると「落ち着いた雰囲気」とも取れます。大人な雰囲気を演出したいときには効果的な色といえるでしょう。
色相は、赤・青・黄といった色味の違いを指し、「心理的な明るさ(温かさ)や冷たさ(暗さ)の感覚」に直結します。
・暖色系:
赤・オレンジ・黄などは、太陽や火を連想させ、活動的・エネルギッシュ・賑やかといった明るいムードを感じさせます。
・寒色系:
青・青緑・青紫などは、水や氷を連想させ、冷静・知的・落ち着いたといった、静かで静寂な(=暗い)ムードを感じさせます。
彩度は色の鮮やかさの度合いを指します。
・高彩度の色(鮮やかな色):
注目度が高く、華やか・楽しい・元気といった明るいムードを演出します。たとえば、販促チラシや子供向けの明るいトーンのデザインに適しています。
・低彩度の色(くすんだ色):
落ち着いた印象を与え、シック・地味・渋いといった、落ち着いた(=暗い)ムードを演出します。たとえば、高級ブランドや大人向けのコンテンツに適しています。

色は「組み合わせる」ことによって、明るさと暗さの効果を強めることができます。
明るさと暗さを強調するには、明度、または色相の「対比(コントラスト)」を活用するのがいいでしょう。
・明暗の対比:
明度の高い色(白など)と明度の低い色(黒など)を組み合わせることで、視認性が向上し、お互いの明るさが強調されます。これはテキストの読みやすさを確保する上で不可欠です。
・色相対比:
補色(反対色)や暖色・寒色を対比させると、デザイン全体が鮮やかに見え、賑やかで明るい印象が生まれます。
明るい・暗いなど、ムードを明確に揃えたい場合は、使用する色すべての明度や彩度を統一することが重要です。
・明るい統一感:
全体にわたって高明度・高彩度の色を多く使用します。
・暗い統一感:
全体にわたって低明度・低彩度の色を使用し、ポイントで高明度の色を少量配置することで、洗練された暗さ(落ち着き)を強調できます。
ターゲット層や伝えたいメッセージに合わせて、これらの色彩効果を戦略的に活用して、デザインの意図を正確に伝えるデザインを目指しましょう。