CDブックレット印刷とは?代表的な種類やおすすめの厚さを紹介

封筒やはがき、冊子などさまざまな印刷物がありますが、今回は「CDブックレット」の印刷について解説します。CDブックレットの種類や、仕上がりの印象を決める用紙の厚さについて見ていきましょう。

封筒やはがき、冊子などさまざまな印刷物がありますが、今回は「CDブックレット」の印刷について解説します。CDブックレットの種類や、仕上がりの印象を決める用紙の厚さについて見ていきましょう。
目次

CDブックレットとは、音楽CDケースに収められる、アーティストの写真や楽曲の歌詞などを記載した紙媒体のことです。つまり、CDブックレットの印刷とは、CDブックレットと同様の形状をしたものにオリジナルデザインを印刷すること指します。
ここでは「ブックレット」と呼びますが、「歌詞カード」や「ジャケット」と呼ばれることもあります。

ここでは、CDブックレットの種類についてみていきましょう。代表的なものは全部で4種類あります。
「2ページタイプ」とは、1枚の用紙で構成されるブックレットです。1枚ですが、表と裏を合わせて2ページと数えるため、「2ページタイプ」と呼ばれます。サイズは縦120mmで横が121mmです。
折加工のブックレットは、「4ページ」と「6ページ」タイプです。
・4ページタイプ
4ページタイプは、真ん中で2つ折りにします。
ケースに挿入するときは、折った部分から挿入します。
見開きにしたサイズは縦120mmで横が242mmです。
・6ページタイプ
6ページタイプは、左右の側面をそれぞれ折ることで3つ折りまたはZ折りにします。
ケースに挿入するときは、最後に折った部分から挿入します。
見開きにしたサイズは、縦が120mmで横が361mmです。
「CD中綴じの冊子」または「中綴じ製本」と呼ばれるのは、8ページ以上のタイプです。
中綴じの冊子の場合、ケースから見える表紙を「ジャケット」、投入されている物を「ブックレット」と呼びます。見開きにしたサイズは縦が120mmで横が242mmです。
4ページタイプのブックレットを2つ重ね、真ん中をホッチキスで綴じた状態を指します。

CDブックレットに適した印刷用紙の厚さについても見ていきましょう。
厚さの単位は「kg」で表され、この数値が大きいほど用紙は厚くなります。
厚いほど高級感は出ますが、その分コストも上がります。
1つ目は、フリーペーバーなどに用いられる薄手タイプです。薄手タイプの厚さは73kgで、新聞紙や一般的なコピー用紙と同じ厚さです。
薄手タイプはペラペラする感触が強く、高級感はあまりありません。
また、両面に印刷するとデザインによって裏に透けてしまう可能性があります。
そのため、両面印刷が必要なCDブックレットではあまり利用しない用紙ですが、マットコートと呼ばれる光沢の少ない用紙で作成する場合もあります。
2つ目に紹介するのは、標準タイプの用紙です。カタログなどに用いられることが多く、厚みがあります。
標準タイプの厚さは90kgで、カタログ冊子の本文用紙やチラシなどに似た厚さです。薄手タイプと厚さの差は0.02mmしか変わらないものの、手に持った感触は大きく異なります。
またマットコート用紙を選ぶことで、より力強さ印象を与えるでしょう。CDブックレットではスタンダードな用紙で、ラクスルでも「CDの冊子・カタログ印刷」で対応する用紙です。
3つ目が、厚手と呼ばれるタイプで、会社案内、商品・映画のパンフレットなどで用いられることが多い用紙です。
厚さは110kgで、しっかりとした厚みがあります。
高級感を得られるだけでなく、ヨレにくいのも特徴です。
4つ目が、ファッション誌などに用いられる厚手タイプです。この用紙の厚さは135kgで、110kgよりもよりしっかりとした厚さです。
ファッション誌といった雑誌の表紙やポスターなどに似た厚さで、感触は名刺用紙よりも少し薄いです。