意外とはまる「失敗するキャッチコピー」3つの特徴とは?
「失敗するキャッチコピー」3つの特徴とは?成功するキャッチコピーには特徴がありますが、失敗するキャッチコピーにも特徴があります。 にも関わらず、巷には「成功するキャッチコピー」についての記事しかありません。 この記事では、逆に「この特徴に当てはまっていれば失敗する」という例を挙げ、解説していきます。
「失敗するキャッチコピー」3つの特徴とは?成功するキャッチコピーには特徴がありますが、失敗するキャッチコピーにも特徴があります。 にも関わらず、巷には「成功するキャッチコピー」についての記事しかありません。 この記事では、逆に「この特徴に当てはまっていれば失敗する」という例を挙げ、解説していきます。
目次
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失敗するキャッチコピーの代表的な特徴は「ターゲット設定が不十分」であるということです。
インターネットの発達により、顧客のニーズは増々多様化してきています。
そんな背景がある中、具体的なターゲット設定ができていないコピーは、顧客の目に止まることは無いでしょう。
例えば、仮に「どのお客様でもご満足いただけます」というコピーがあったとします。
このコピーを見た顧客は、どう反応すればいいのか分からないことでしょう。
そもそも、これだけ多くの人間がおり、それぞれの好みが違う中で、「すべてのお客様が満足」するわけがありません。
その時点で、このコピーはアウトといえるでしょう。
「正月太りで悩んでいる中年男性に朗報」といった表現の方が、「どの層を満足させそうとしているか」が明確であり、広告の意図が顧客に伝わりやすいはずです。
そういった意味でも、ターゲットを「すべてのお客様」といったように設定するのは、キャッチコピーを作る上でやってはいけない行為の一つといえます。
キャッチコピーは、見た相手に対して何らかのメリットや価値を提供できて、はじめてその効果を発揮します。
そのメリットが伝わらなければ、顧客の気持ちは動きません。
このケースによく見られるのが、キャッチコピーの内容に「具体性が欠けている」パターン。
顧客に対するメリットは、根拠に基づいた客観的な数字などを用い、具体的に伝えるのが効果的です。
書店で売れているビジネス書を見ると「◯割」「◯◯ヶ月で◯◯点」「たった◯◯%」という風に、具体的な数字をタイトルや帯のコピーに取り入れているものが非常に多くなっています。
これは、具体的な数字を使うことによって、顧客がその本を読んで得られるメリットを伝えることに成功しているのです。
もし、これが例えば「ぐんぐん伸びる、あなたのビジネス力」といったタイトルであればどうでしょう。
まず、間違いなく売れることはないはずです。それもそのはずで、このタイトルからは顧客が得られるメリットがまったく分かりません。
ビジネス力という言葉の定義がそもそも不明ですし、「ぐんぐん」という表現も抽象的で客観的な評価が出来ません。
このタイトルを改善するのであれば、「1日30分の勉強で、簿記3級に1ヶ月で合格する方法」といった具合になります。
この場合だと、顧客が得られるメリットが「簿記3級の合格」と明確で分かりやすく、その期間とかける労力は「1ヶ月間、毎日30分」と具体的な数字でイメージができます。このように、「顧客のメリット」をしっかりと伝えることは、キャッチコピーづくりにおいて基本なのです。
大げさなコピーは誇大広告の対象となり、下手をすれば訴えられることになります。
例えば「どんな症状でも、どんどん改善する魔法のお茶」といったようなコピーは、絶対に使ってはいけません。
そもそもそんなお茶は存在しませんし、もし存在していたならば、この世のすべての医療は必要なくなっていまいます。
普通の人であれば、このコピーを見た瞬間に「うさんくさい、嘘のコピー」という風に即判断することでしょう。
もし、自身にとって効果があっても、他の人にとって効果があるとは限りません。過度な表現は控えるべきなのです。
最近よく見かける「特定保険食品」も、「痩せる」という表現ではなく「脂肪を付きにくくする」という表現を用いていたり、商品説明の項目にも「これによって健康状態が改善されるものではありません」という文言を入れています。
このように、大手企業ですらクレームを避けるために商品のキャッチコピーや謳い文句には細心の注意を払っているのです。
商品の良さを伝えたい気持ちは大事ですが、それが過剰な表現になってしまえば、結果は望んだものと逆の方向に向かってしまいます。信憑性を欠くことのないコピーを心がけましょう。
失敗するキャッチコピーには、大きく分けて3つの特徴があります。
まず一つ目が「ターゲットが絞りきれていない」ケース。誰に向けてのメッセージなのか、どういった層に対してなら確実な価値を提供できるのか、それが明確でない限り、顧客の心を打つことはできないでしょう。
次に「顧客が得られるメリットが分からない」ケース。このケースは、キャッチコピーの中に具体性が欠けている場合は多いため、根拠のある数字や明確に想像できるような言葉を用い、対策を講じましょう。
そして、最後は「信憑性に欠ける」ケース。過度な表現はクレームの引き金となります。適切な範囲の表現に努めましょう。これからキャッチコピーをつくる際は、これら3つ特徴どれかに当てはまっていないかを、意識してみてはどうでしょう。