ステッカーやシールは自作できる?
シールやステッカーは、自宅でも簡単に作ることができます。100均や量販店で販売されている専用の用紙に印刷し、カッターなどで好きな形にカットするだけでオリジナルステッカーの完成です。
自宅で手軽に作成できるものの、大部数作成したい時やこだわって高品質なものを作成したいといった時には印刷通販サイトを利用することがおすすめです。印刷の仕上がりが高品質なだけでなく、光沢の有無や耐水性、剥がしやすさなど用途に合わせてこだわって作成することが可能です。
ラクスルなら無料デザインテンプレートを利用することで、WEBサイト上でデザインから簡単に作成することができます。
今回はラクスルでのシール・ステッカー・ラベルの作り方を説明します。
シール・ステッカー・ラベルの種類
ラクスルでは3種類のシール形状の取扱がございます。用途によって使いやすいものを自由にお選びください。
なおそれぞれの形状によって、データ作成の留意点も変わりますのでご注意ください。
【1シートに複数】
1つの大きなシートに複数枚デザインが並ぶタイプ。
※ご注文の際の「枚数」とはシートの枚数ではなく、中に並ぶピースの枚数を指します。
【バラ四角カット】
四角形のシートの中に、ひとまわり小さいデザインが印刷されているタイプ。
【バラ台紙カット】
台紙ごとデザインの形にカットされているタイプ。
シール・ステッカー・ラベル印刷のサイズ
名刺やチラシのデータとステッカーのデータでは、ルールが少し違います。他の印刷物にはない注意点もございますので、必ずそれらをふまえて作成しましょう。
【注文サイズについて】
名刺やチラシの場合、紙の長辺×短辺が注文サイズとなりますが、シール・ステッカーは台紙の大きさではなく、カットパス(後述)の大きさが注文サイズとなります。
例えば、60×60mmの台紙に対して1cm内側から剥がせるシールを作成したい場合、注文サイズの表記は「50mm×50mm」になります。
【最小サイズについて】
納品形態により作成できるシール・ステッカーの短辺の最小が決まっています。
※ シート:短辺5mm以上
※ バラ四角カット・バラ台紙カット:短辺40mm以上
また、総面積は100平方ミリメートル以上となりますので、訂正シールをご注文の際は特にお気をつけください。
【カットパスとは?】
通常の印刷物における「トンボ」のかわりに、シール・ステッカー印刷では「カットパス」が必要になります。
カットパスとは、シールをどこでどのように切るかを判断する線です。この線内の面積によって金額も変わりますのでご注意ください。
シール・ステッカー・ラベルのデータ作成(イラストレーター、Photoshopの場合)
1)絵柄を配置
アートボードに、予め用意してある絵柄を配置します。
(イラストレーターの場合は必ずリンク画像の埋め込みをする)
2)カットパスを作成
デザインとは別のレイヤーに、塗りつぶし無しの枠線でカットラインを描きます。
その際パス全体の大きさが、注文サイズと同じ数値になるよう調整してください。
3)カットパスを数える
ラクスルで扱っているカットパス数は、40パス以内になります。40パス以上の場合はパスを減らすために時間がかかり、
納期がずれてしまう可能性がありますので、必ず事前に確認してからご入稿ください。
4)塗り足しと余白を設定
通常の印刷物同様、塗り足しや余白の設定をします。塗り足しは、カットパスの外側に2〜3mm必要です。
また、カットパスから中の絵柄までは、一定の距離(余白)がないと、カットできません。
シール・ステッカー・ラベルのデータ作成(ワード、パワーポイントの場合)
1)絵柄を配置
新規のスライド、ドキュメントに使用する絵柄を配置します。文字の場合はそのまま打ち込んでいただいて結構です。
2)カットパスを作成
メニューの「挿入」から「図形」を選び、塗りつぶしなし・枠線のみ表示の状態でカットラインを描きます。
この図形をカットパスとして使用することができないので、ご入稿いただいた後、弊社にて近い形でカットパスを作成します。
3)塗り足しと余白を設定
オフィスソフトの場合も同じく、塗り足しや余白の設定をします。長さを測るのが難しい時は、辺を計りたい部分の長さに設定して、新規で図形を挿入してみてください。その図形を定規代わりに、簡単にミリメートル単位の細かい長さを測ることができます。