ポスティングコラム Vol.05 | どんなチラシを配布する?
チラシを作る前に是非知っておいてもらいたいのが、配布物そのものの形状とその特徴についてです。 同じメッセージを書いても、サイズや紙質が違ければ受けとる人の印象も変わってきます。今回はポスティングを行っている主要な業界のチラシの特徴と併せて、配布物そのものを工夫しているアイデアについてお伝えしていきます。
チラシを作る前に是非知っておいてもらいたいのが、配布物そのものの形状とその特徴についてです。 同じメッセージを書いても、サイズや紙質が違ければ受けとる人の印象も変わってきます。今回はポスティングを行っている主要な業界のチラシの特徴と併せて、配布物そのものを工夫しているアイデアについてお伝えしていきます。
宅配ピザや寿司など飲食業のチラシは、紙面の中でメニューを網羅しています。
一品ずつの料金の記載はもちろん、注文方法や求人情報なども入れるため、記載する情報は多く、B4以上のサイズの紙に両面印刷をしているケースがほとんどです。
また、メニューの見栄えを大事にするため写真はカラー。印刷コストが割高にならないように薄い紙を使用し、用紙代を抑えるなどの工夫を各社は行っています。
一方、不動産の新築物件広告など単価が高い商品を扱っている場合は、用紙は厚くすることで高級感を損なわない工夫をしています。紙質も光沢紙など、写真が明るく見えるものを選んでいます。
このほか、美容業ではクーポンやキャンペーン情報に絞り、ハガキや名刺サイズなど比較的小さい紙でチラシをつくることが多いなど、業界によって仕様の特徴は大きく異なっています。
夏に人気の印刷物は「うちわ」です。
円形の厚紙に指を入れる穴をあけるだけの簡易なタイプならチラシと同じくらい手軽に作ることができて、もらう人もよろこんで使ってくれます。このように季節などテーマを設けて配布物をつくると、意外な効果を期待することができます。
ちなみに、うちわのほかにも、名入れタオルやエコバック、ポケットティッシュなど、いわゆる「ノベルティ」はポスティングには向いていないかもしれませんが、配布できる販促物として人気があります。
ラクスルでも多数扱っているので、ポスティングに興味ある方はあわせてチェックしてみるといいでしょう。
ポスティングを実施する際、気になるのは「ちゃんと見てもらえるかな…」ということ。
せっかく配布するからにはちゃんと目を通してもらいたいものです。受け手にとって有用な情報であればいいのですが、見慣れたサービス・商品で、興味が薄いものの場合、普通に作ったチラシでは苦戦を強いられるかもしれません。そんな時、チラシそのものを一工夫してみるのも良いでしょう。
たとえば紙質を厚くする、高級な紙を選ぶなどによって「捨てるのがもったいない」と思ってもらうことや、封筒にチラシを入れることで同じように大切な印象を与えることができます。
ポイントは、日頃から目にしている普通のチラシっぽく感じさせないこと。大事な手紙を届けるような演出を狙ってみることです。
ちょっと値段がかかりますが、ふちのり圧着といった加工を行うことで効果を上げるやり方もあります。
ふちのり圧着とは、公共料金や保険会社からのハガキ通知でよく利用されていて、紙の下のほうかからめくると詳細の情報が記載されているページが読める仕立てになっています。「中身を開き、読みたくなる」という人の心理を上手く活用する方法です。
このように、紙そのものにアイデアをプラスすること、「つい開けてしまう」という行動をとらせることもポスティングではできるのです。