上手な宛名管理の方法
パソコンでの宛名管理の方法は色々なやり方がありますが、代表的なのは、エクセルを利用した管理と、住所録ソフト、年賀状ソフトを利用した管理です。それぞれに一長一短がありますが、年賀状に限定すれば、やはり専用ソフトが便利です。年賀状ソフトを利用すれば、年賀状の表書きに筆文字など豊富な書体を利用でき、郵便番号、住所、宛名など、ハガキ特有のレイアウトにぴったりの文字の流し込みができます。さらに、毎年の年賀状の差し出しへ状況や、喪中などへの適切な対応を取ることもできます。
長年年賀状のやり取りをしていると、「あれこの人、だれだっけ」ということもよくあると思います。同姓の方などは、間違いやすいですよね。記憶だけにたよっていると、うっかり間違ってしまって、後日バツの悪い思いをすることもありますので、しっかりとした宛名管理をしたいものです。
日常の整理が大切
年賀状ソフトの欠点は、どうしても利用が年末中心になってしまうことです。日頃使い慣れないソフトは、慣れるまで結構しんどいものです。特に、バージョンアップなどがあると、ユーザーインターフェースが変わってしまい、とまどうこともあります。また、年末にまとめて転居のお知らせや、喪中のお知らせを引き出しの中から探し出して、入力するのも手間ですし、場合によっては、お知らせを紛失してしまうことも少なくありません。
そこでおすすめするのが、日常の住所録管理の徹底です。住所録管理にはエクセルを利用する方法や、MicrosoftのOutlookなどのスケジュール管理ソフト、Gmailなどのメールソフトの“連絡先”、あるいは住所録管理ソフト等を利用することができます。
なんでも良いのですが、なるべく、日常的に利用するものを住所・宛名管理のベースとすることが良いでしょう。日々、しっかりと管理しておけば、年末にはゆったりと構えることができます。
これらのソフトは、必要な時に、Excel方式やCSV方式で、データを年賀状ソフトに書き出すことができるので、いつでも年賀状の宛名書きへ対応することができます。
一元管理のおすすめ
いくつかのソフトで住所録を管理していると、しらずしらずのうちに、異なった情報が併存してしまいます。どちらの住所が正しいか判らず、迷うことになります。
最近の住所管理関連のソフトは、データの分類や付加情報を柔軟に入力することができるので、年賀状用のデータや、クラス会用のデータなどいつでも整理することができます。
フリーソフトもレベルが上がってきており、「Vector」や「窓の杜」で高機能の住所録ソフト、年賀状用ソフトが手に入ります。有料ソフトを含めて、住所録のデータをCSVなどのデータ形式に書き出すことも可能なので、住所録のデータを一元化し管理することで、いつでも正確な情報を取り出すことができます。
「同じ方に2通出してしまった」、「せっかく年賀状を送付したのに、古い住所で送ってしまい、失礼してしまった」といったミスを無くし、年末・年始をすこやかに暮らすためにも、住所録・宛名管理の一元化が大切です。