新聞折り込みで効果を出すには!
新聞折り込みは新聞購読者がターゲットになります。新聞購読者とはどんな人達なのでしょうか。
本記事では、ターゲット層を明確にした上で新聞折り込みで効果を出すための方法について考えたいと思います。
新聞折り込みは新聞購読者がターゲットになります。新聞購読者とはどんな人達なのでしょうか。
本記事では、ターゲット層を明確にした上で新聞折り込みで効果を出すための方法について考えたいと思います。
一般社団法人日本新聞協会によれば、日本の新聞の発行部数は2016年に4327万通、1世帯あたりにすると、部数は0.78となり、減少しているとはいえ、依然として多くの世帯をカバーし、エリアによってセグメンテーションできる、ポスティングとならぶメディアです。
そのため、スーパーなどの流通業、サービス業、教育・教養関連、金融・保険、不動産業などが、主要な広告主です。つまり、新聞折り込みは、プロとの勝負を意識して、取り組む必要があります。
真っ向勝負をかけても、圧倒的な経験と量を誇る彼らにはなかなか勝つことができません。彼らが主戦場として多くのチラシを投下するのは、土曜日、次いで金曜日です。反対に日曜、月曜、火曜は少ないので、ここを狙うという手法もあります。
新聞折り込みの特徴はなんでしょうか。ポスティングとの比較で整理したいと思います。
メリットとしては、同じ日に大量の配布ができることです。車の試乗会や新車発表会など、広域を対象としたイベントであれば、必要なタイミングで大量に配布できるのは大きな利点です。ポスティングに比べると単価が安いのもメリットになります。
毎日新聞の調査によれば、購読者層は居住年数が10年以上の世帯が多く、年収や金融資産も高い傾向にありますので、購買力は高いと考えて良いでしょう。そして、新聞という信頼できるメディアとともに配布されるため、信用力も大きな要素になります。
それでは、どのようにしたら折り込み広告で効果をあげることができるのでしょうか。まず第一はターゲットを良く理解することです。主要な顧客がどのような世代で、どのようなライフスタイルを持っているのか。顧客層と新聞購読層がマッチすれば、まずは、折り込み広告がそれなりの効果を持つ可能性をクリアできます。
さらに、顧客層がどのようなライフスタイルをしているかをある程度想定することで、顧客の行動イメージを分析し、出稿の曜日、タイミングを決定します。
折り込み広告は1回で結果がでるのはまれです。積み重ねが効果を持ってきます。繰り返し配布することで、月曜日は○○の日というイメージ定着を図ることもひとつの方法です。
反対にデメリットは、新聞を購読していない層には届かないということです。購読者の6割は親と子、夫婦と親などの2世帯層で、単身者や賃貸マンションの購読者は少ないのが現状です。自社・店の利用者層が新聞の購読者層とフィットするかをチェックして出稿しましょう。
最初にも述べましたが、折込広告のライバルは、ほとんどが知名度を持ち、信用力、経験もあるプロの集団です。同じことをやっても、それ以上の出稿をしなければ、なかなか勝てません。では、どのような手段で勝負したら良いのでしょう。リーダーとして戦いに挑むのであれば、オーソドックスな戦術で良いと思いますが、そうでなければ、差別化、ニッチ化がひとつの解決策です。
差別化はデザインでの差別化もひとつです。思い切り目立つデザインやキャッチで仕上げることで、手に取ってもらうことを促進します。ただ、商品やサービスのイメージを損なわないように気をつけてください。
チラシのサイズを大きくすることも、効果が期待できます。一般的に折り込みチラシはB版のサイズがマッチすると言われますが、A版で差別化を図ることあります。商品やサービスにマッチしたものを選んでください。紙質もコストだけでなく、効果を考えて選択しましょう。
価格やサービスで同業との差別化をし、クーポンをつける手法もあります。同業とは異なる、独自のサービスでニッチ化するのもありです。
最後に、これらの戦術が、結果的にどのような効果をもたらしたのか(反響率)をデータ化していきましょう。全てに通じますが、「戦術の見える化」によって、勘の勝負から、経験の勝負にステージを持ち込むことが大切です。