チラシ作りに利用しよう!簡易校正と本機校正の違い
印刷を頼む前には、必ず一度試し刷りをして内容を確認しなければなりません。印刷所では実物と同じ状態で印刷した見本を作ってもらう事ができます。その際に選べる簡易校正と本機校正について、両者の違いを知っておきましょう。
印刷を頼む前には、必ず一度試し刷りをして内容を確認しなければなりません。印刷所では実物と同じ状態で印刷した見本を作ってもらう事ができます。その際に選べる簡易校正と本機校正について、両者の違いを知っておきましょう。
簡易校正では、家庭用のインクジェットプリンタと同等の機械で出力します。家庭用との違いは、A1ポスターのような大判サイズも出力してもらえる点です。短い納期で安く利用できるため、作成したデータのサイズの確認や、誤字脱字のチェックだけであれば、簡易校正で十分対応できます。ただし、実際に使う印刷機で出力されない分、色や状態が仕上がり通りに再現されないというデメリットがあります。
本機校正は、実際に使う印刷機・機械・インクを使い、本番と同じ状態で見本が作られます。そのため、本機校正で作られる見本は実物と全く同一の仕上がりになります。本番同様のコストと手間がかかるため、納期と費用も同様に発生します。微妙な色の再現が重要となる印刷物の場合は、本機校正を視野に入れた作業時間が必要と言えます。
モノクロで文字情報が重要な印刷物や、実寸を確認しておきたい大判サイズなどは簡易校正が適しています。一方、写真や画像が集客に深く関わる場合は、本機校正の利用をおすすめします。用紙や印刷機によってインクの定着には誤差があり、その誤差が商品のイメージを左右すると言っても過言ではありません。
簡易校正と本機校正はどちらも費用がかかり、頼まずとも印刷に回す事は可能です。しかし、作成した印刷データをパソコン上の目視のみで済ませる事は危険です。せっかく印刷したチラシに誤字脱字が見つかり、手作業の修正や印刷のやり直しにならないよう、一度出力見本を取るようにしましょう。