日本の有名な商品・企業・都道府県のキャッチコピー
「あっ、これ懐かしい!あの頃を思い出すな〜」みなさんには、耳にするだけで当時の情景や感情が湧き上がってくる、そんな思い出のキャッチコピーはありませんか?今日も無数のキャッチコピーが生まれては廃れていきますが、中には何年経っても色褪せない「不朽の名コピー」も存在します。この記事では、そんな名コピーを日本の企業・商品・都道府県の3つのカテゴリーに分け、特に有名な5つの代表作を集めてみました。
「あっ、これ懐かしい!あの頃を思い出すな〜」みなさんには、耳にするだけで当時の情景や感情が湧き上がってくる、そんな思い出のキャッチコピーはありませんか?今日も無数のキャッチコピーが生まれては廃れていきますが、中には何年経っても色褪せない「不朽の名コピー」も存在します。この記事では、そんな名コピーを日本の企業・商品・都道府県の3つのカテゴリーに分け、特に有名な5つの代表作を集めてみました。
「あなたと、コンビに」(ファミリーマート)他のコンビニチェーンのキャッチコピーはまったく覚えていませんが、ファミリーマートのこのコピーだけはいつまで経っても忘れません。いつも隣に寄り添うコンビとコンビニをかけあわせた記憶に残る文章です。「あったらいいなをカタチにする」(小林製薬)これも有名ですね。薬の開発にかける熱い想いと、どこか楽しそうなワクワク感が短い文章からも伝わってきます。実際に会ったことのない従業員の方々の姿が想像できるようです。「きれいなお姉さんは、好きですか」(パナソニック)往年の名コピーといえばこれでしょう。パナソニックの化粧品CMに起用されたこのコピーは、出演されていた女優さんの美しさと相まって、世間に絶大な共感と強烈なインパクトを与えました。「愛は食卓にある」(キューピー)食卓に欠かせない存在のマヨネーズ。そしてその代表的なブランドといえばキューピー。食品を売るだけでなく、そこから生まれる食卓の団欒まで想像させる秀逸なコピーです。「お、ねだん以上。」(ニトリ)企業のブランドイメージを一言で表現した好例。コストパフォーマンスの高さでは業界随一のニトリにぴったりのコピーといえます。
「100人乗っても大丈夫」(イナバ物置)もはや一度見たら忘れられないこのコピー。社員100人が実際に物置の上に乗っている絵と合わせて見れば、その効果がさらに倍増します。「それにつけても、おやつはカール!」(カール)子どもの頃によく見たカールのCM。発売から40年以上経った今なお、幅広い層に愛し続けられているロングセラー商品です。これを見た多くの家庭が、おやつに食べるお菓子といえばカール、と思っていたことでしょう。「やめられない、とまらない かっぱえびせん」(かっぱえびせん)こちらも同じお菓子のキャッチコピー。たしかに、やめられないし止まりませんね。一種の中毒性すらあるかっぱえびせんのおいしさを、これでもかというぐらい上手く表しているコピーです。「元気ハツラツぅ?」(オロナミンC)歴代のCMも有名な栄養ドリンクのキャッチコピー。爽やかで筋骨隆々の俳優が躍動する姿に憧れながら、テレビを観ていた頃を思い出します。「24時間働けますか」(リゲイン)これも有名な栄養ドリンクのコピー。働く大人のプライドとガッツが、家庭を背負ったお父さんの背中が、コピーから溢れ出しています。
「そうだ、京都へいこう」(京都府)数年前に有名になった、京都の観光PRのキャッチコピー。日本の中でも特に観光地として有名な京都ですが、こうして改めて言われると、行ってみようとなるから不思議です。「がんばっぺ、福島」(福島県)東日本大震災のときに日本全国が口にしたスローガンであり、コピーです。震災から復興に向けて、前を向いている人たちの姿が頭の中に浮かび、思わず胸が熱くなった当時を思い出します。「リョーマの休日」(高知県)これは有名な映画「ローマの休日」のパロディです。地元の有名人坂本龍馬の名前と映画をかけ合わせ、ユーモアを交えたキャッチコピーです。「なめんなよ、茨城県」(茨城県)暴走族が多いことでも有名な茨城が、日本で一番魅力度ランキングが低いことを逆手にとったキャンペーンに使われているコピー。自虐の中にユーモアを取り入れることで、思わず笑いを誘います。このコピーのおかげで、最近の茨城に対する評価は上がったのではないでしょうか。「アジアの福岡あたりがおもしろい」(福岡県)もはや日本から飛び出した視点で語られている福岡県のコピー。日本の中で海外(=韓国)に最も近い都市であるため、国際的なイメージを全面的に打ち出しています。土地柄をうまく活用した表現方法です。
こうして振り返ってみると、日本の中だけでも様々なコピーが存在します。私たちの日常は、多くの言葉によって彩られていることを再認識できたのではないでしょうか。そして、秀逸なコピーは、その時代の感情も呼び起こさせてくれます。キャッチコピーひとつで、人の感情をここまで刺激できるという事実に、驚きを隠せません。もし、この中に気になったり懐かしいキャッチコピーがあれば、自分の手でもっと調べてみてはいかがでしょうか。