どれが一番?効果別のポスティング方法3選。

まず思い浮かぶ方法は「自分たちで配る」事です。あらかじめ決めておいた配布エリアへ直接自分たちでチラシを投函します。自分たちで配るメリットは、チラシの納期や人員の配置など、自分たちのスケジュールに合わせて柔軟にポスティングの計画を変更できる点です。また、直接足を運んでお客様の家にお届けする事で、地図でしかイメージしていなかったエリアの雰囲気を感じ取る事ができます。住んでいる人たちの雰囲気や家の造りなどから、このエリアにどういった年齢層・職業の方が住んでいるかを分析する事ができます。例えば建築業や不動産業の方などは、家々の築年数を直接目で見る事ができますし、そのエリアのお客様が来店された時、リフォームや住み替えの提案が非常にやりやすくなります。自分たちで配るデメリットとしては、非常に大きな労力が必要となる点です。自分たちで行う分、広告宣伝費の削減になりますが、その分他の業務に充てる時間が圧迫されていまいます。場合によっては残業等も発生したり、ポスティングによる重労働から体調悪化を招いたりするなど、労務環境の悪化に繋がる恐れもあります。ポスティングは慣れるまでは非常に難しく、とても時間がかかってしまいます。効率を上げるために、団地・マンションを一気に配布するなど、エリアを地図で事前によく把握しておきましょう。また、ポスティングの際のマナーを事前にしっかり決めておかなければ、お客様に悪印象を与えてしまう恐れもあります。丁寧にお届けする事は勿論ですが、広告物の投函を禁止しているマンション・アパートや、人が住んでいない空き家に投函してしまわないよう、注意が必要です。

広告宣伝費に余裕があれば、アルバイトの人たちを雇って依頼しましょう。自分たちで配る手間がなくなり、他の業務に時間を使う事ができるようになります。ポスティングのみを目的として依頼するため、体力に自身のある方や、配布対象エリアの土地勘がある方など、初めからポスティングに意欲のある方を集める事ができます。ポスティングの求人は常に存在しているため、運が良ければ、ポスティング経験の豊富な方を呼ぶ事ができるかもしれません。アルバイトの方を雇う際には、例え1回きりの依頼でも、しっかりと身分を証明できる情報を受け取っておきましょう。万が一アルバイトの方がお客様とトラブルを起こしても、お客様は雇った企業やお店に対して信頼を失くしてしまいます。また、ポスティングの途中でアルバイトの方と連絡が取れなくなるケースもないとは言えません。そうなってしまった場合、一度届けたエリアなのか、まだ届けていないエリアなのかがわからなくなるため、次のアプローチを取りにくくなってしまうという問題が発生します。信頼のできる方に継続してお願いできるよう、しっかりと雇用の際に確認をしましょう。先ほども述べた通り、ポスティングは技術と体力を要する作業です。未経験の方には酷な業務となるため、求人の際には体力が必要である点や、車の運転が発生するなど、事前に情報を与えておきましょう。

どうしても成功させたいイベントや、多くの人に必ず届けたいチラシの場合、思い切ってポスティングを請け負ってくれる専門の会社に依頼しましょう。実績と情報によって、スピーディーで確実なポスティングが期待できます。ポスティングや集客などの宣伝活動に特化した会社は、広告宣伝に対して膨大な経験と知識を持っています。一度の依頼だけでなく何度も取引を重ねる事によって、ノウハウや知識を享受する事も期待できます。会社によっては、反響やお客様の声を分析するなどのサービスも同時に行ってくれるため、集客の振り返りとして利用する事も可能です。専門会社に頼む事のメリットは、何と言ってもコストが大幅に増える点です。専門家に依頼するのであれば、ある程度割りきらなければなりませんが、広告宣伝費に多くの予算を出せない中小企業の場合は、手軽に依頼するという訳にはいきません。また、依頼したい会社のポスティング可能なエリアでなければ、利用する事ができません。

何気なく届けられているように感じるポスティングですが、その作業はとても負担が大きく、技術と専門性が必要です。機会があれば、一度自分たちでポスティングを経験しておくと良いでしょう。専門会社やアルバイトに依頼する場合でも、指示の内容やスケジュールの見通しが立てやすくなります。