語尾の使い方がキャッチコピーに与える影響とは?
「語尾」。キャッチコピーでは「単語」に焦点が当てられがちですが、実は語尾がすこし違うだけで与える印象は大きく変わってきます。キャッチコピーのような短い文章なら尚更。この記事では3つの語尾表現方法について、その与える印象や適した場面などをご紹介します。
「語尾」。キャッチコピーでは「単語」に焦点が当てられがちですが、実は語尾がすこし違うだけで与える印象は大きく変わってきます。キャッチコピーのような短い文章なら尚更。この記事では3つの語尾表現方法について、その与える印象や適した場面などをご紹介します。
文末が「〜ない。」や「〜だ。」のように言い切って終わる表現。これは覚悟や決意を表すもので、この方法は「力強さを宿したい。」「バシッと言い切りたい。」そんなときによく使われます。例えば「自分の夢に、嘘はつけない。」(ジャックス)のコピーには企業としての矜持を感じずにはいられません。
「〜なの?」「〜ってホント?」といった言い回し。この言い方は「世間の声を代弁したいとき」や「問題提起をしたいとき」に有効です。見た人は「そうそう!」となったり「言われてみればホントかなぁ?」となったりします。「キレイなお姉さんは、好きですか?」(パナソニック)のコピーには多くの男性が「そりゃそうだろ。」と共感したことでしょう。
「〜していく。」「〜にいこう。」といったこれから起こる未来のことを想像させる表現。見た人に「この商品(サービス・企業)は一体これからどうなっていくんだろう?」といったまだ見ぬ未来と、その流れとともに成長していく商品や企業の姿を想像させる効果があります。「暮らし感じる、変えていく。」(P&G)はその最たる例です。
他にも体言止めなど多くの表現の仕方がありますが、今回は代表的な語尾表現を3つピックアップさせていただきました。キャッチコピーは伝えたい相手と内容に沿って、単語だけでなく語尾にも注意しながらつくっていきましょう。