キャッチコピーに「リズム」を取り入れよう
短く印象に残るキャッチコピーに欠かせないのが「リズム」の良さです。日本人には、古来より好んできた言葉のリズムがあります。多くの人の耳に残りやすいリズムを取り入れることで、キャッチコピーの印象も強くなります。
短く印象に残るキャッチコピーに欠かせないのが「リズム」の良さです。日本人には、古来より好んできた言葉のリズムがあります。多くの人の耳に残りやすいリズムを取り入れることで、キャッチコピーの印象も強くなります。
耳に残る日本語の表現には575や775という、俳句・川柳のリズムが含まれています。他にも、わらべ歌やことわざもこのリズムを取り入れています。有名な「平家物語」の序文は、7と5のリズム構成によって作られており、今でも多くの人の耳に残っています。
・「ありがとう いい薬です」(太田胃散)
・「セブンイレブン いい気分」(セブンイレブン)
一度は耳にしたことがあるキャッチコピーです。 どちらも7文字と5文字の単語の組み合わせで作られていますね。7と5の文字数に限らず、印象に残るキャッチコピーは、必ずリズムが守られています。
伝統的なリズムも大切ですが、商品名や企業名の文字数によってはこの文字数に当てはまらないこともあります。そういった場合は、紙に書きだしたキャッチコピーを、一度音読してみましょう。声に出すことで、自分や周りの人の耳に音として伝わります。その時に感じた良いリズムを残していくことで、文字数にとらわれずにキャッチコピーを作ることができます。
商品のイメージやメッセージなどの発信したい情報を取り入れるだけでは、印象に残るキャッチコピーを作ることは難しいものです。メッセージのインパクトを強くするために、リズムを取り入れたキャッチコピー作りをしてみましょう。