シールをきれいにはがすコツ
「商品についている値札シールがなかなかきれいに取れない…」「子どもが貼りつけてしまったシールの跡がずっと消えない…」など、シールの粘着剤で困ったことはありませんか?
粘着力が強いシールは1度貼りつけてしまうと、きれいにはがすことは困難です。さらに、シールは時間が経つほどはがれにくくなる性質があるので、はがすことを諦めて放置してしまうと、どんどんきれいにはがすことは困難になります。
しかし、シールをはがすコツをおさえれば、粘着力が強いシールでもきれいにはがせることが期待できます。ここではシールを効果的にはがせる方法についてご紹介します。
コツ1.あたためる
シールは粘着剤によって貼りつけられています。この粘着剤は「あたためる」ことで粘着力が弱まる性質があるため、温めてはがす方法は非常に有効です。特に強粘着のシールは、弱粘着よりも熱の影響を受けやすく、よりスムーズにはがしやすくなります。
加熱方法としては、ドライヤーの温風やぬるま湯を使うのが一般的です。
特にドライヤーを使う場合は、まずシールの角を少し剥がしてから、接着面をドライヤーで温めながら、ゆっくりと少しずつ剥がしていくことがポイントです。
ただし、ドライヤーを近づけすぎるとのりが溶け過ぎて、逆に剥がしにくくなる場合もあるので注意しましょう。
なお、シールが貼られている側の素材が熱に弱い場合には、この方法は適さないので他の方法で剥がしましょう。
加熱方法としては、ドライヤーの温風やぬるま湯を使うのが一般的です。
特にドライヤーを使う場合は、まずシールの角を少し剥がしてから、接着面をドライヤーで温めながら、ゆっくりと少しずつ剥がしていくことがポイントです。
ただし、ドライヤーを近づけすぎるとのりが溶け過ぎて、逆に剥がしにくくなる場合もあるので注意しましょう。
なお、シールが貼られている側の素材が熱に弱い場合には、この方法は適さないので他の方法で剥がしましょう。
コツ2.キッチン用の中性洗剤を使う
シール表面が撥水加工されていない場合には、台所洗剤等の中性洗剤もおすすめです。
キッチン用の中性洗剤には、水をより浸透させていく特徴を持つ「界面活性剤」という成分が含まれています。この成分の働きにより、水がどんどんシールに浸透し、粘着力が弱くなってはがれやすくなるという仕組みです。
方法はとても簡単で、キッチン用中性洗剤をシール部分に塗り、ラップを上からかぶせて10分ほど放置します。10分ほど経ったらラップを取り、シールをはがしてください。
洗剤をそのままにしておくと素材が変色する場合もありますので、最後にしっかりと洗剤をふき取りましょう。
コツ3.除光液を使う
除光液とは、一般的にマニキュアを落とすときに用いるグッズです。この除光液は“有機溶剤”という溶剤が含まれており、粘着剤を溶かす性質があるため、きれいにシールをはがしたい場合は有効な方法です。
除光液を使ったシールのはがし方は、まずティッシュやコットンなどに除光液を染み込ませたら、シールの部分にのせ、10分ほど放置します。除光液は蒸発しやすい特徴があるので、ラップを上からかけると効果的です。
10分ほど経ったら、シールをはがしましょう。
ただし、除光液は注意するべきアセトンという成分が含まれているため、安易に用いることはおすすめしません。アセトンはツンと鼻をつくようなニオイが発生したり、樹脂を溶かす力があったり、引火しやすいなどの特徴があります。
そのため、よく換気をしながら行うことや、火気付近では作業をしないことをふまえましょう。シールをはがしたい部分の素材が樹脂を使っていると、溶けてしまう可能性もあるため、素材にも注意しながら除光液を活用することがおすすめです。
コツ4.セスキ炭酸ソーダを使う
万能な使い心地と、ナチュラルクリーニングができることで注目を集めているセスキ炭酸ソーダ。粘着剤は酸性であることに対し、セスキ炭酸ソーダはアルカリ性のため、シールの粘着剤を弱める効果があります。
やり方は、100倍ほどで薄めたセスキ炭酸ソーダ水を作ってスプレーボトルに入れ、シール部分に吹きかけます。あとは上からラップをかぶせて10分放置し、時間が経ったらはがします。
コツ5.油分を使う
サラダ油やオリーブオイル、ハンドクリームなどの油分もシールの粘着力を弱める働きがあります。中性洗剤などと同じようにはがしたいシールに油分を塗り、10分放置したらシールをはがします。
ただし、油分を活用する際は、油分を落とせる素材で行うことがおすすめです。
コツ6.消しゴムや粘着力のある材料を使う
粘着剤の糊が少し残ってしまった場合は、消しゴムやセロハンテープ、ガムテープなどを使うときれいに取れる場合があります。
ただし、シールをはがしたい場所によっては、消しゴムやガムテープの使用が向いていない場合もあります。素材には注意して使用しましょう。
コツ7.シールはがし用のスプレーを使う
広範囲のシールや複数箇所のシールを効率よくはがしたい場合には、市販のシール剥がし剤の使用が効果的です。
これらは100円均一やホームセンターなどでも手に入り、使い方も簡単です。
剥がし方は簡単で、剥がし剤をシールに添付し、数分待ちます。あとは丁寧に剥がすだけです。
シールが大きい場合には剥がし剤を添付する前に、カッター等でシールの表面に切り目を入れておくと、剥がし剤が浸透しやすくなります。
また剥がす際には、ヘラを使うとスムーズに剥がすことができます。
ただし、素材によっては変色してしまったり、効果的ではなかったりする場合もあります。シールはがし用のスプレーを使う場合であっても、確認事項をよく確認することがおすすめです。
『きれいにはがせるシール』とは
『きれいにはがせるシール』を使えば、はがすときの手間がなく、きれいにはがすことができます。『きれいにはがせるシール』はどのような特徴があるのかをみていきましょう。
『きれいにはがせるシール』は簡単にきれいにはがせる
『きれいにはがせるシール』は、“再剥離シール”といわれるシールです。
剥がした際に粘着剤が残りにくいため、貼る対象の損傷を防ぎたい場合に適します。
一時的にシールを使用したい場合や、後々はがす必要のある場合でも、簡単かつきれいにはがすことができるので、イベントでの一時的な使用やディスプレイ用途、宅配便の送り状、剥がして集めるタイプのキャンペーン用シール、付箋などの再剥離が求められるシーンで使用されています。
『きれいにはがせるシール』は再び貼りつけることはできない
再剥離シールというと、はがして再び使うことができるシールだと勘違いしてしまう場合もあります。
再剥離シールは、あくまでも『きれいにはがせるシール』であり、1度はがしたシールは再び貼りつけることに向いていないシールであることをおさえておきましょう。
また、貼りつけた場所の素材や、貼りつけている時間によっては糊の残りが付着する場合もあります。
ラクスルなら用途に合わせた『きれいにはがせるシール』が作れる
ラクスルでは、普通紙はもちろん、耐水性に優れた用紙や、写真がイラストが映える光沢紙など、使用する場面や素材に合わせた『きれいにはがせるシール』を作れます。
オーダー可能なサイズまでであれば、正方形や丸型、宛名シール用など、ご希望の形や大きさで制作することが可能です。
また、デザインテンプレートを無料で提供しているので、デザインに自信がないかたや、忙しいかたでも、簡単に魅力あるロゴやラベル、イベント、期間限定の販促など、さまざまな場面で使える『きれいにはがせるシール』が作れます。
繰り返しのストレスを減らす『再剥離シール(貼ってはがせるシール)印刷』の効果とメリット
ラクスルでシールを作成する際に「再剥離のり」を選択することで、再剥離シール(貼ってはがせるシール)を作成できます。
再剥離のりを選べるラインナップとしては、光沢紙(アート)、強光沢紙(キャストコート)、普通紙(上質紙)、屋内用合成紙などがあり、用途や貼り付ける場所に応じて選ぶことが可能です。
再剥離のりを使ったシールは、作業効率の改善(例:値札・管理ラベルのはがしやすさ)、顧客満足度の向上(例:パッケージ開封時のストレス軽減)、ブランドイメージの向上(例:はがし跡が残らない)といったメリットがあります。
こうした改善は一見小さなことに見えますが、社内の日々の作業や顧客の使用シーンでは「小さなストレス」が繰り返されるため、それを解消することで、地味ながらも大きな改善効果を発揮します。