シールをきれいにはがすコツ
「商品についている値札シールがなかなかきれいに取れない…」「子どもが貼りつけてしまったシールの跡がずっと消えない…」など、シールの粘着剤で困ったことはありませんか?
粘着力が強いシールは1度貼りつけてしまうと、きれいにはがすことは困難です。さらに、シールは時間が経つほどはがれにくくなる性質があるので、はがすことを諦めて放置してしまうと、どんどんきれいにはがすことは困難になります。
しかし、シールをはがすコツをおさえれば、粘着力が強いシールでもきれいにはがせることが期待できます。ここではシールを効果的にはがせる方法についてご紹介します。
コツ1.あたためる
シールは粘着剤によって貼りつけられます。この粘着剤は“あたためる”ことで粘着力が弱くなる特徴があるため、あたためる作業はシールはがしに効果的な方法といえます。
あたため方は、シールをはがしたい場所や物によって異なりますが、ドライヤーやぬるま湯を使う方法が一般的です。
ただし、熱くなりすぎてしまうと粘着剤が溶けだし、余計にベタベタしてはがしにくい状態になってしまうので、様子をみながらあたためていくことをおすすめします。
コツ2.キッチン用の中性洗剤を使う
キッチン用の中性洗剤には、水をより浸透させていく特徴を持つ“界面活性剤”という成分が含まれています。この成分の働きにより、水がどんどんシールに浸透し、粘着力が弱くなってはがれやすくなるという仕組みです。
方法はとても簡単で、キッチン用中性洗剤をシール部分に塗り、ラップを上からかぶせて10分ほど放置します。10分ほど経ったらラップを取り、シールをはがしてください。
コツ3.除光液を使う
除光液とは、一般的にマニキュアを落とすときに用いるグッズです。この除光液は“有機溶剤”という溶剤が含まれており、粘着剤を溶かす性質があるため、きれいにシールをはがしたい場合は有効な方法です。
除光液を使ったシールのはがし方は、まずティッシュやコットンなどに除光液を染み込ませたら、シールの部分にのせ、10分ほど放置します。除光液は蒸発しやすい特徴があるので、ラップを上からかけると効果的です。
10分ほど経ったら、シールをはがしましょう。
ただし、除光液は注意するべきアセトンという成分が含まれているため、安易に用いることはおすすめしません。アセトンはツンと鼻をつくようなニオイが発生したり、樹脂を溶かす力があったり、引火しやすいなどの特徴があります。
そのため、よく換気をしながら行うことや、火気付近では作業をしないことをふまえましょう。シールをはがしたい部分の素材が樹脂を使っていると、溶けてしまう可能性もあるため、素材にも注意しながら除光液を活用することがおすすめです。
コツ4.セスキ炭酸ソーダを使う
万能な使い心地と、ナチュラルクリーニングができることで注目を集めているセスキ炭酸ソーダ。粘着剤は酸性であることに対し、セスキ炭酸ソーダはアルカリ性のため、シールの粘着剤を弱める効果があります。
やり方は、100倍ほどで薄めたセスキ炭酸ソーダ水を作ってスプレーボトルに入れ、シール部分に吹きかけます。あとは上からラップをかぶせて10分放置し、時間が経ったらはがします。
コツ5.油分を使う
サラダ油やオリーブオイル、ハンドクリームなどの油分もシールの粘着力を弱める働きがあります。中性洗剤などと同じようにはがしたいシールに油分を塗り、10分放置したらシールをはがします。
ただし、油分を活用する際は、油分を落とせる素材で行うことがおすすめです。
コツ6.消しゴムや粘着力のある材料を使う
粘着剤の糊が少し残ってしまった場合は、消しゴムやセロハンテープ、ガムテープなどを使うときれいに取れる場合があります。
ただし、シールをはがしたい場所によっては、消しゴムやガムテープの使用が向いていない場合もあります。素材には注意して使用しましょう。
コツ7.シールはがし用のスプレーを使う
シールをはがすためのスプレーも市販されています。広範囲に貼られているシールをはがしたい場合や、複数の場所にわたってはがしたいシールがある場合には、スプレーを活用すると効率的にはがすことが期待できます。
ただし、素材によっては変色してしまったり、効果的ではなかったりする場合もあります。シールはがし用のスプレーを使う場合であっても、確認事項をよく確認することがおすすめです。
『きれいにはがせるシール』とは
『きれいにはがせるシール』を使えば、はがすときの手間がなく、きれいにはがすことができます。『きれいにはがせるシール』はどのような特徴があるのかをみていきましょう。
『きれいにはがせるシール』は簡単にきれいにはがせる
『きれいにはがせるシール』は、“再剥離シール”といわれるシールです。粘着力がありながらも、はがしても粘着剤が素材につかないシールを指します。
一時的にシールを使用したい場合や、後々はがす必要のある場合でも、簡単かつきれいにはがすことができるので、効率的な使い心地を実感できます。
再剥離シールは、付箋やマスキングテープ、宅配物の宛名シールに至るまで、さまざまな場面で活用されるようになり、私たちにとって身近な存在になっています。
『きれいにはがせるシール』は再び貼りつけることはできない
再剥離シールというと、はがして再び使うことができるシールだと勘違いしてしまう場合もあります。
再剥離シールは、あくまでも『きれいにはがせるシール』であり、1度はがしたシールは再び貼りつけることに向いていないシールであることをおさえておきましょう。
また、貼りつけた場所の素材や、貼りつけている時間によっては糊の残りが付着する場合もあります。
ラクスルなら用途に合わせた『きれいにはがせるシール』が作れる
ラクスルでは、普通紙はもちろん、耐水性に優れた用紙や、写真がイラストが映える光沢紙など、使用する場面や素材に合わせた『きれいにはがせるシール』を作れます。
オーダー可能なサイズまでであれば、正方形や丸型、宛名シール用など、ご希望の形や大きさで制作することが可能です。
また、デザインテンプレートを無料で提供しているので、デザインに自信がないかたや、忙しいかたでも、簡単に魅力あるロゴやラベル、イベント、期間限定の販促など、さまざまな場面で使える『きれいにはがせるシール』が作れます。