ラミネート(パウチ)加工ポスター

ラミネート(パウチ)加工ポスターとは、紙の裏表を透明なフィルムで包み、圧着する加工です。外周にフチができるため、短期間であれば、水滴程度では印刷がにじまなくなります。この特性を活かして、飲食店のメニューや多少の水濡れが発生する場所への掲載によく利用されます。ラクスルのポスター印刷では、フィルム素材には100ミクロンのPETフィルムが用いられています。

ラミネート加工のメリット、デメリット、おすすめの用途を紹介します。

メリット

• 耐水性の向上：外周部に発生するフチの効果で、水が染み込みにくくなるため、多少の水濡れに対しての耐久性が向上します。
• 耐久性の向上：表面のみの加工に使われるフィルムと比べると厚みのあるフィルムが使用されるため、摩擦や破れに強くなります。
• 光沢感の向上：光沢感のあるフィルムが使用されるため、艶やかでグロス感の強い仕上がりになります。
• メンテナンス性の向上：表面・裏面が汚れても簡単に拭き取れるため、常に清潔に保つことができます。

デメリット

• 反射が強くなる：照明や外光の反射が強くなるため、特定の環境・角度では見づらくなることがあります。
• 丸めたり折り曲げたりが困難：高い耐久性の代わりに、厚みが増すので、丸めて筒状にして保管したり、折り曲げて保管することが困難です。無理に丸めるとラミネートを損傷したり、耐久性の低下につながります。
• リサイクルの難しさ：ラミネート加工は紙とプラスチックを分離するのが難しく、リサイクルが困難です。
• 筆記性が低い：油性インクのペンであれば筆記可能ですが、ボールペンや鉛筆では記入が困難になります。また、一般的なスタンプも押印にも適していません

おすすめの用途

• 飲食店のメニュー：水濡れに強く、多少の汚れであれば拭き取って清潔な状態を維持できるため、飲食店のメニューなどでの利用に向いています。
• 工場・工事現場などの注意書き：水、油、泥などが付着する可能性のある環境では、加工のないものより長持ちするため向いています。ただし、長時間直射日光に当たる環境では、ラミネートの劣化が早くなるので、掲載可能期間が短くなることに留意してください。

ポスターの商品ページにアクセスし、ポスター印刷の屋内用から希望仕様を選択してください。（*ラミネート加工に対応していない仕様がございます。詳しくは後述の対応仕様でご確認ください。）

料金表ページが表示されたら、左の「加工」からラミネート加工を選択してください。

各仕様のリンクから料金表を確認できます。

オフセット印刷とオンデマンド印刷の違いについてはこちら

オフセット印刷

A1

ポスター印刷に最も多く利用されているサイズです。比較的距離の離れた位置からの閲覧に適しています。
使用例：商品紹介・イベント告知

A2

室内の掲示板での告知など至近距離からの閲覧に適したサイズです。
使用例：商品紹介・イベント告知・メニュー看板・説明パネル

B1

比較的距離の離れた位置からの閲覧に適したサイズです。
使用例：商品紹介・イベント告知

B2

映画のポスターに使われるサイズの用紙で、至近距離からの閲覧に適しています。
使用例：商品紹介・イベント告知・メニュー看板・説明パネル

B3

ポスターとしては小さめのサイズです。電車の中吊り広告にも使用されており至近距離からの閲覧に適しています。
使用例：商品紹介・イベント告知・POP・メニュー・仕様表

オンデマンド印刷

A1

ポスター印刷に最も多く利用されているサイズです。比較的距離の離れた位置からの閲覧に適しています。
使用例：商品紹介・イベント告知

A2

室内の掲示板での告知など至近距離からの閲覧に適したサイズです。
使用例：商品紹介・イベント告知・メニュー看板・説明パネル

B1

比較的距離の離れた位置からの閲覧に適したサイズです。
使用例：商品紹介・イベント告知

B2

映画のポスターに使われるサイズの用紙で、至近距離からの閲覧に適しています。
使用例：商品紹介・イベント告知・メニュー看板・説明パネル

B3

ポスターとしては小さめのサイズです。電車の中吊り広告にも使用されており至近距離からの閲覧に適しています。
使用例：商品紹介・イベント告知・POP・メニュー・仕様表

ラミネート(パウチ)加工は、紙の上下から包み込むようにフィルムを重ねる加工です。一方でPVC加工は、主に印刷面にフィルムを圧着する加工で、裏面は紙のままとなります。 ラミネート加工は全面的に耐水性が向上するのに対し、PVC加工は表面のみになります。また、フチが存在しないため、印刷物の端が濡れた場合は裏側から水が滲む可能性があります。 一方でPVC加工はラミネート加工と比べるとフィルムが薄いため、丸めて保管することが可能です。ただし、折り曲げは跡がつく可能性が高いので、ラミネート・PVCともに非推奨です。

PVC加工について詳しくは以下のページで解説しています。

PVC(塩ビ)加工ポスター

オフセット印刷

オンデマンド印刷

Q1:ラミネート加工をつけることで、耐久性、耐光性がどれくらい向上しますか？

A1: 

ラミネート加工を施すことで、印刷物の耐久性が大幅に向上します。水や汚れ、擦り傷から保護されるため、日常的な使用や取り扱いに強くなります。ただし、耐光性については、紫外線による色あせを完全に防ぐことはできません。

Q2:最も耐久性に優れた仕様と加工の組み合わせはどれですか？

A2:

飲食店の卓上メニューなどは水拭きやアルコール消毒ができる屋内用オンデマンド印刷のラミネート加工、屋外での長期掲載なら耐水紙の屋外オフセット印刷がおすすめです。

Q3:ラミネート加工をつけることで色の変化はありますか？

A3:

​​ラミネート加工はグロス感が強くなり、M（赤み）が強くなります。色の正確さが非常に重要な場合は注意が必要です。