自作で写真をシールやステッカーにする作り方
簡単には作れないような印象のあるシールやステッカーづくり。しかし、100円均一でもそろえることができる身近な材料を使って、簡単に自作のシールやステッカーを作ることができます。
コスパがいいだけでなく、手間もかからず短時間で作成できるオリジナルシール・ステッカーの作り方をご紹介します。
作り方手順1.用紙を準備する
シールやステッカーの用紙を準備します。自分で切り取る場合は切り込みの入っていない1枚もののシート、シールとして同時に何枚も作りたい場合には、あらかじめ切り込みの入っているシートを選びましょう。
ただし、あらかじめ切り込みが入っているシートは、その切り込みの大きさに合わせて印刷をしないといけないため難易度が上がります。先述したように、切り込みサイズに合わせたフォーマットをダウンロードできるシートもあるので、必要に応じて選ぶようにしましょう。
また屋内で使用するシールやステッカーの場合、濡れて破れたりはがれたりすることがあるので、防水性や耐水性のある用紙がおすすめです。
作り方手順2.デザインを制作する
準備したステッカー用紙のサイズに合わせてデザインを制作します。パソコンの種類によってデザインに用いるツールは異なりますが、Macのパソコンなら『イラストレーター』、Windowsは『ペイント』のツールを使用すれば、デザインを制作することが可能です。
あまりにも細かなデザインは実際にシールやステッカーにすると見えにくいデザインになる可能性があるため、仕上がりのサイズを意識してデザインを制作することがポイントです。
作り方手順3.プリントする
印刷するデータと用紙がそろったら、プリンターでプリントします。シール用紙に印刷をする前に、同じサイズのコピー用紙に試し印刷をしてみるとよいでしょう。試し印刷をしたコピー用紙とシール用紙を合わせると、画像の位置や大きさなどが確認しやすいです。
位置や大きさの確認ができたらシール用紙に印刷をしていきます。シール用紙は手差しで入れることが多いため、印刷面の表裏を間違えないように注意しましょう。
パソコンの画面で見るデザインやカラーの具合と、実際にプリントしたものでは、印象が異なる場合があるので、プリントしたデザインに納得してからステッカー用紙にプリントすることで失敗を防げます。
作り方手順4.カットして出来上がり
ステッカー用紙にプリントができたら、あとはサイズに合わせてカットするだけで完成です。
自作時の注意点
一般的なプリンターでは白色のインクがありません。そのため色付きや透明のシートでは、白を表現できないことがほとんどです。
透明のシートなどに白色を印刷したい場合には、インターネットで注文できるシールやステッカーなどの印刷専門業者に依頼することをおすすめします。
コンビニでシールをプリントする方法
自宅にパソコンやプリンターがなくても、手軽にシールを作れると注目を集めているマルチコピー機が、2020年3月から全国のローソンの各店舗へ順次導入されています。
マルチコピー機でプリントできる方法は全部で3パターンあるため、利用者に合った使い勝手のよさもうれしいポイント。コンビニでシールをプリントする方法をパターン別にご紹介します。
方法1.USBやメモリーカードをマルチコピー機に読み込んでプリントする
スマホだけじゃなく、USBやメモリーカードに取り入れた画像もシールプリントが可能です。
USBメモリ(Type-A、Type-B)、SDカード、microSDカード、メモリースティックデュオ、SD、DVDがマルチコピー機に対応しています。
マルチコピー機にある挿入口へ入れたら、あとは画面に沿って操作を行い、プリントします。
方法2.スマホアプリをインストールしてマルチコピー機にデータを転送する
無料アプリ『PrintSmash(プリントスマッシュ)』をインストールし、アプリを通してシールプリントを行うことも可能です。
写真をプリントする方法は、まずスマホアプリ『PrintSmash』で「写真をプリントする」を選択し、プリントする写真を選定します。あとは、マルチコピー機で画面に沿ってプリントします。
方法3.マルチコピー機に対応しているWebサイト/アプリから出力する
Webサイトやアプリを活用し、マルチコピー機とWi-FI接続ができれば、データを転送してプリントをすることができます。
アプリの中には写真を切り抜いたり、文字を追加したり、スタンプなどのデコ素材を活用してオリジナルのデザインを制作したりすることができるアプリもあるので、オリジナルのデザインを検討している人はアプリを使ってみてはいかがでしょうか。
Webサイトやアプリを通して出力した場合、『ユーザー番号』という10桁の番号が表示されます。その番号をマルチコピー機へ入力し、あとは画面のプリント手順に沿って操作すればシールプリントが制作できます。
また、WebサイトにはLINEとの連携が取れるサービスもあります。あなたにとって操作しやすい方法でシールプリントができる魅力があります。
ネット印刷でシールやステッカーを注文するメリット
シールやステッカーは自作もできますが、「綺麗に印刷できない」「サイズが合わない」など、意外と悩みが多いものです。
そんな時に便利なのが、ネット印刷サービスを利用してプロに制作を依頼する方法です。
ここでは、ネット印刷ならではの主なメリットをご紹介します。
メリット1.手間がかかりにくい
シールやステッカーを自作するとなると、プリントやカット作業など、手間のかかる工程が必要になります。
直線であれば定規とカッターを使って綺麗にカットできますが、丸型や複雑な形状に沿ったカットは、技術力や集中力が必要です。
また、量産するとなると時間も手間もかかります。ネット印刷を利用すれば、こうした作業をすべて省けるのが大きなメリットです。
メリット2.サイズ調整の失敗がないのも安心ポイント
シールやステッカーを使いたい場所に合わせてサイズを調整することは、自作では意外と難しいもの。
「時間をかけてデザインしたのに、プリントしてみたらサイズが合わなかった…」という失敗もよくあります。
ネット印刷であれば、希望のサイズや形を伝えるだけで、ぴったりの仕上がりにしてもらえる点が大きな利点です。
メリット3.コストを抑えられる場合もある
自作の場合、100円均一の材料などで安く作ることも可能ですが、ネット印刷の中には1枚6円〜で作れる格安サービスもあり、実はコスト面でもメリットがあります。
さらに、プロの仕上がりで高品質なシールやステッカーが手に入るため、価格以上の価値を感じられるのも魅力です。
ネット印刷で写真をシールやステッカーにする作り方
自作でもシールやステッカーは作れますが、耐水性・耐久性・仕上がりの美しさ・サイズ感など、細かい仕上がりにこだわるならネット印刷が断然おすすめです。
特に、A2以上の大判サイズや透明素材、特殊形状のステッカーを作りたい場合は、専門サービスを使うことで、手間なく高品質な仕上がりが得られます。
ここでは、ネット印刷でのシール・ステッカーの作成手順とポイントをまとめました。
1.デザインと画像データを準備する
作成したい写真やイラストを用意します。
特殊な形状でカットしたい場合は、「カットパス」というカットラインの指示が必要になります。多くの印刷会社では、カットパスの作成方法をガイドしていますので、注文前に確認しましょう。
2.形状とサイズを決める
シールやステッカーの納品形態の形状には、以下の3パターンがあります。
おまかせ仕上げ:1つのシートに複数のデザインが並ぶ形状
台紙ごとカット:1つの台紙に1つのデザインがプリントされている形状(余白なし)
四角カット:1つの台紙に1つのデザインがプリントされている形状(余白あり)
作成するデザインや使い勝手に合った形状で依頼しましょう。
シールのサイズと台紙のサイズが異なる場合もあるため、注文時には「シールそのもののサイズ」で指定しましょう。
3.用紙の種類を選ぶ
用途に合わせて防水やラミネート加工を施しているもの、マット調のものなど用紙のタイプを選びます。
屋外で使う強力接着タイプのものや、貼ったりはがしたりがしやすいものなどを選ぶことも可能です。
4.データを入稿して注文・完成
入稿できるデータのファイル形式を「AI形式」や「PDF形式」などと限定しているところもあります。準備できるデータの種類に合っているかどうかを確認しておくようにしましょう。
これまでにシールやステッカーの注文をしたことがなければ、用途に合わせた台紙の選び方やデザインの設定などが難しいことがあります。その点ラクスルのシール・ステッカー印刷は、次に紹介するようにデザインや用途に合わせて簡単に注文できるのでおすすめです。
オリジナルのシールやステッカーを制作して盛り上げよう
シールやステッカーづくりは自宅で簡単に制作することができることから、趣味のようにステッカーづくりを楽しむ人も続々と増えました。今ではコンビニのプリントでも手軽にシールを作ることができるようになっています。
しかし、集客のための広告宣伝用や、チームとしての団結を深めるためなど、配付を目的としてシールやステッカーを大量制作するとなると、自作では手間と時間がかかる作業になってしまいます。
ネット印刷を利用すると、用途に添った高品質のシールやステッカーが簡単に制作できるため、使い心地のよさも叶えることができます。今回ご紹介したポイントをおさえてオリジナルのシール・ステッカーづくりに挑戦してみましょう。