結婚報告を兼ねた年賀状はマナーを守ろう!相手にあわせた例文も紹介
結婚報告は年賀状で行っても問題ありませんが、実際に送るとなると「本当に大丈夫なのかな」と心配になる方も多いでしょう。年賀状はマナーを守って送ることが大切です。 そこで正しい報告の方法や送る相手ごとに最適な文例を紹介します。参考にして正しく感謝の気持ちを伝えましょう。
結婚報告は年賀状で行っても問題ありませんが、実際に送るとなると「本当に大丈夫なのかな」と心配になる方も多いでしょう。年賀状はマナーを守って送ることが大切です。 そこで正しい報告の方法や送る相手ごとに最適な文例を紹介します。参考にして正しく感謝の気持ちを伝えましょう。
目次
10月以降の挙式なら、年賀状で新年の挨拶と結婚報告を兼ねても問題ありません。結婚報告のはがきは新居のお知らせも兼ねて、入籍・結婚式後の1~2カ月以内に送るのが基本的なマナーです。
近年では年賀状で結婚報告を済ませる場合も多くなっています。ここでは結婚報告を年賀状で兼ねる場合に迷いがちな、写真を「使う・使わない」の判断目安や考え方を解説します。
結婚報告を兼ねた年賀状は、送る相手によって写真の有無を決めるとベターです。そのため「誰に送るか」がポイントとなります。
年賀状を送る相手は「結婚式に出席してくれた人」「出席していない人」に分けて考えましょう。写真ありの年賀状の場合、ウェディングデザインにあわせて結婚式で2人が一緒に写っている写真を選ぶ人が多い傾向にあります。
一方、結婚式へ出席しなかった人へ年賀状を出す場合、結婚式の写真を選ばない場合も多く、旅行先や新居で撮影した2人の写真を選ぶ人も多いようです。
写真のない年賀状を送る場合は、結婚報告の印象は薄れてしまいますが、文章やイラストなどの自由度が高く、一概にNGというわけではありません。送る相手の視点に立って写真の有無を選ぶようにするとよいでしょう。
結婚後の差出人に関するルールに、「連名かどうかは関係性に合わせる」「面識がない場合は個人名でもOK」などがあります。また年賀状の差出人を見ると「個人名」「夫婦連名」「家族全員の名前入り」などあらゆるパターンを見かけ、そのルールは意外に知られていません。結婚後の差出人に関するルールについて詳しく解説します。
「連名」「個人名」のどちらで年賀状を出すかは、送る相手との関係性を考慮して選ぶのが無難です。「送り先の相手と配偶者に面識があるか」が1つのポイントとなるでしょう。
たとえば夫婦の親戚へ送る場合は、連名で年賀状を出します。また受け取った年賀状が夫婦連名で送られてきた場合、翌年以降はこちらも連名で年賀状を送るようにしておくと好印象です。
配偶者との親交が深くない友人や知人の場合は、個人名で問題ありません。また会社の上司や同僚も「夫婦でお世話になったか」を基準に考え、個人名もしくは連名で出すかを判断しましょう。
ただし年賀状を受け取る相手によっては「夫婦連名で出すもの」と考えている人もいるので、相手に応じて連名・個人名を使い分けると無難です。
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年賀状で結婚報告をするマナーとして、「会社の上司や同僚に年賀状での結婚報告をするのはマナー違反か」「喪中の場合にも結婚報告をして良いのか」「どんなデザインを使うと失礼にあたらないか」などが気になる方も多いでしょう。年賀状で結婚報告をする際の、送る相手や、喪中の場合のマナー、文面の注意点など気になるポイントを覚えておきましょう。
年賀状で結婚報告すること自体は、マナー違反ではありません。しかし、送る相手は親族や友人までに留めておきましょう。
会社の上司に対して年賀状で結婚報告すると、「新年の挨拶のついでに結婚報告された」と誤解を招く場合もあります。また前述のとおり、結婚報告をはがきで知らせる場合は、入籍や結婚式の2ヶ月後までに出すのが一般的なマナーです。
急な身内の不幸があり喪中となった場合には、年賀状での結婚報告は控えてください。喪中の場合は、年賀状を郵便局が受け付ける12月15日までに喪中はがきを出しましょう。
年が明けて松の内(関東1月7日まで、関西1月15日まで)を過ぎてから立春(2月4日)頃までに、寒中見舞いと結婚報告を兼ねたはがきを送るようにしてください。
年賀状は新年の祝いを伝えるものであり、忌み言葉を避け、賀詞の重複を注意するなど、文面にも配慮しましょう。避けるべき忌み言葉には「枯れる」「衰える」「破れる」「失う」などがあり、いずれも縁起が良くないとされている言葉です。
また「去る」という言葉もあまり良い印象がないので、「去年」とするのではなく「旧年」や「昨年」と記載しましょう。賀詞や年号を印刷してある年賀状を使う際は、手書きで文を書き添える際に注意が必要です。
賀詞の重複に関しては、例えば「新年明けましておめでとう」は「新年」と「明けまして」が同じ意味を含んでいるので、重複表現となります。正しくは「明けましておめでとうございます」と表記してください。
年賀状で結婚報告をする際は、落ち着いたデザインを選ぶのが無難です。結婚報告は節目の挨拶に相当するので、落ち着いたデザインを選ぶとあらゆる年齢層や立場の人へ好印象を与えます。
また関係性が近い友人向けのカジュアルで華やかなものと、取引先や目上の人へ送るフォーマルなものとを使い分けるといった工夫も必要でしょう。
結婚報告を兼ねた年賀状の文例として、「結婚式に参列した友人宛」「結婚式に参列していない友人宛」「仲人宛て」「親族宛て」の4パターンに分けて紹介します。
同じ友人でも結婚式に参列してくれた親しい間柄とそこまで親しくない間柄とでは、文章を使い分けた方が相手へ配慮した結婚報告となります。それぞれの文例を参考にして、配慮が行き届いた結婚報告を行いましょう。
結婚式に参列してくれた友人には、参列してくれた感謝を伝える文にしましょう。文例は次のとおりです。
先日は私たちの披露宴にご出席いただき誠にありがとうございました 今後も皆様の祝福を忘れることなくふたりで明るい家庭を築き上げたいと思います
二人きりで初めて過ごすお正月を迎えました まだまだ未熟な二人ですが今後とも末永くよろしくお願いいたします
結婚式に参列していない友人には結婚式や入籍した日にちを伝える文にします。親しい友人宛への文例は次のとおりです。
あけましておめでとうございます 昨年◯月◯日 私たちは結婚いたしました 今後は二人で力を合わせ明るい家庭を築いてまいります どうぞ末永いお付き合いをよろしくお願い申し上げます
あまり親しい間柄でない友人に送る際は、結婚したことに軽く触れる程度の文章が相手へ負担を感じさせないのでおすすめします。文例は次のとおりです。
旧年中は大変お世話になりました 私事ではございますが 昨年〇月〇日に結婚いたしました まだまだ未熟な二人ではございますが今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます
仲人は結婚式の立会人にあたり、両家を取り持つ役割を担います。お世話になったことを伝えられるよう、丁寧な文章で感謝を伝えましょう。文例は次のとおりです。
新年おめでとうございます よき新春を迎えられたこととお喜び申し上げます 昨年は大変お世話になりましてありがとうございました まだまだ未熟者の二人ではありますが今後ともよろしくご指導のほどをお願いいたします 皆様に幸多き年となりますように
気の知れた親族などに宛てる場合は、あえて丁寧な文を使ってみてはいかがでしょうか。文例は次のとおりです。
新春のおよろこびを申し上げます。皆様お揃いで新春を迎えられたことと存じます昨年 (相手続柄+〇〇様)にはひとかたならぬご厚情をいただき深く感謝いたしております 本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます