習い事の宣伝に、生徒募集のポスティング
習い事は、好きなことをやっているので、ある程度赤字でもしょうがないのですが、どうせなら採算的にも余裕のある状況にしていきたいと思います。今回は、小規模な習い事ビジネスを中心に解説します。
習い事は、好きなことをやっているので、ある程度赤字でもしょうがないのですが、どうせなら採算的にも余裕のある状況にしていきたいと思います。今回は、小規模な習い事ビジネスを中心に解説します。
習い事は、色々なパターンがあります。古くから地元に密着して認知されている場合には広告宣伝活動にそれほど力を入れる必要はありませんし、口コミで良い噂が拡がれば、自然と顧客がついてきます。しかし、新規開業などの場合は、まず教室や活動を知ってもらうことから始まります。
最近はインターネットも普及しているので、検索サイトやSNSを通じて教室の存在を知ってもらうこともできますが、無理なく通える人が見つかるとは限りません。こんな時、新規開拓の手段として、ポスティングを利用します。
ポスティングはある意味、できる範囲からスタートできるので、多額の経費が発生することもありません。最初は、業者を利用せず、空いた時間を利用して、自分で配布することもできます。反応を見ながら、確率の高い地域や世代、ライフスタイルを把握し、少しずつ精度を高めていきます。
反応の良い地域はマンションや、集合住宅の多い地域なのか、あるいは一戸建て地域なのかを把握しましょう。問い合わせなどがあれば、具体的なニーズを確認する事ができます。チラシを見たお客様が気軽に問い合わせできるように、問い合わせ先の電話番号やメールアドレスなどを必ず記入するようにしてください。
もしかして、自分が設定していたターゲットとは異なる層の反応が良ければ、戦術の練り直しが必要になるかもしれません。
最近は音楽教室の顧客層が子供から、大人にシフトしています。以前は子供向けの教室が多かったのですが、いまでは、会社帰りのサラリーマンや、主婦が学生時代に演奏していた楽器に再挑戦し、教室を通じた音楽仲間でバンドを結成しています。
ターゲットを設定したら、差別化のための戦術を組み立てます。商圏内に競合する教室などがある場合は、その教室との違いをアピールしながら、独自の活動方針や、特徴を訴求して、関心を持ってもらうようにします。
近くに繁華街などがあれば、ポスティング用のチラシを配布して、直接反応を収集することもできます。お客様の一言が、素晴らしいヒントをもたらすかもしれません。
習い事教室は、興味を持っていても、教室まで足を運ばせるには結構大変です。ポスティングのチラシに、無料体験のチケットや割引などの特典を付けることによって、顧客の吸引をします。
インターネットビジネスの普及とともに「フリーミアムモデル」が当たり前のようになってきました。インターネットビジネスは、製造業と異なり、1回コンテンツや仕組みを構築すれば、ユーザーが増えてもコストはほとんど変化しません。無料サービスを利用した経験が、次につながる可能性を高めます。
広告効果を高めるための手法としてよく上げられるのは、繰り返し効果です。商品やサービスを認知して、記憶に留めてもらうためには、良いコンテンツを制作し、それを繰り返し見てもらうことが大事です。
記憶の中に商品やサービスが定着すると、パブロフの犬ではありませんが、自然と行動に出やすくなります。ポスティングも1回で終わりではなく、何回か繰り返す事で、効果を増していきます。ターゲットに響くメッセージを提供し、その気にさせることが重要です。
ポスティングも単に広告メッセージを発信するだけでなく、教室の雰囲気が理解できるような写真やイラストを利用して、お客様と教室の間にある壁を取り除きましょう。「生徒募集」のアナウンスや、現状の教室の利用者層をお知らせすることで壁が低くなります。ポスティングで現状を打破して見ましょう。