販促うちわ、どんな効果があるの?
夏場のノベルティの定番であるうちわは、イベントや街頭、店舗など様々な場所で配布され、実用性も高いことから目にする機会も多いと思います。これだけ多く目にするのはそれだけうちわの宣伝効果が高いからに他なりません。ここでは、うちわの販促効果について見ていきたいと思います。
夏場のノベルティの定番であるうちわは、イベントや街頭、店舗など様々な場所で配布され、実用性も高いことから目にする機会も多いと思います。これだけ多く目にするのはそれだけうちわの宣伝効果が高いからに他なりません。ここでは、うちわの販促効果について見ていきたいと思います。
うちわは、飛鳥時代に中国から伝わったもので、扇ぐだけではなく、威厳を示すために顔を隠したり、邪気や虫を追い払うために使われました。打ち羽(虫)が語源のようです。
室町時代までは高貴な人達のステータスシンボルとして、使われ、戦国時代には戦いの指揮に使われています。今でも相撲の行司に使われる軍配はうちわの原型です。うちわは、実用的には、仰ぐだけでなく、炭や薪などの火をおこす道具としても使われます。
うちわとカレンダーの関係をご存知でしょうか。明治時代に広告媒体として使われだしましたが、うちわや扇子を商っていた会社は、冬場に扱うものがなく、商売を補完するために、カレンダーを扱いはじめました。
今でも「全国団扇扇子カレンダー協議会」という業界団体が存在し、うちわとカレンダーを扱う企業が100社以上参加しています。ちなみに米国でも同じような会社が多いそうです。
うちわには広告媒体としてどんな特徴があるのでしょうか?うちわがよく使われるのは、展示会やコンサート、花火大会、イベント、商店街など人がよく集まる場所です。
このような人の集まる所で配布をすると、ほとんどの人は、カバンの中に入れるのではなく、手持ちで移動します。暑い季節であれば、お客様の方から取りに来て頂けるので、ティッシュを配布するよりは、かなり効率的で、喜んで頂ける販促ツールです。
うちわは受け取った人だけでなく、周辺の人にもうちわに記載された販促情報を訴求します。また、大勢の人がうちわを持てば、ある種の集合効果で、目立ちます。アイドルコンサートなどでもよく目にされるのではないでしょうか。
うちわには柄のついたタイプと、真ん丸で指を入れる穴のある丸形のタイプがあります。他にも角型や、情報量の多い2連、3連のタイプもあるようです。業者によって得意不得意もあるので、比較検討してください。ティッシュに比べると印刷面積がかなり大きいので、インパクトもあります。
業者の調査によれば、うちわが配布されていたら、6割近い人が受け取ると答えています。また、6割以上の人は、うちわを受け取ったら、3か月以上保管し、1年以上保管すると答えた人は5割弱だそうです。
皆さん、うちわを購入したことはありますか?おそらくほとんどの方は、購入したことはないと思います。うちわがどこに売っているかも知らない人の方が多いと思います。ですから、もらっても、簡単には捨てられないのです。
カレンダーは1年間利用されますから、単価は数量及び、仕様によっても違いますが、うちわに比べて結構高いものになります。その点、うちわを1年間保有して頂ければ、広告費としては、非常に効率が良いものになります。
おまけに、うちわは実用的な価値があります。だからこそ保管して頂く確率が高いのだと思いますが、バーベキューの火おこしや、暑さ対策など、実際に利用して頂けるので、広告訴求も十分です。
むかしのうちわは、ありものの絵柄に商店や企業名が名入れされたものがほとんどでしたが、最近は、オフセット印刷で制作できるので、表現面でも十分な効果を期待できます。写真なども掲載できるので、アイキャッチ度もあがると思います。
数種類の基本の形が用意されているので、後は印刷するだけなので、原稿さえしっかりしていれば、納期もそれほど時間はかかりません。もちろん、表裏別々の原稿を利用できるので、表裏をうまく使うことができます。
原稿づくりは、テンプレートが用意されているので、説明どおりに制作すれば、難しくはありません。食品やレストランなどのシズル感の必要な情報提供にも十分活用できます。
夏のお祭りや、イベントにぴったりのうちわ。イベント会場のマップや、イベントスケジュールなどを記載して、プログラム替わりに利用することもできます。クーポンや、スタンプラリーの台紙として利用すれば、イベントを盛り上げる効果も絶大です。
スポーツやコンサートなどの応援グッズとして利用することで、観客のこころを一つにまとめることもできます。記念のグッズとしてお土産にもなります。商店や開店記念、バーゲンなどでの利用もいかがでしょう。
広告・販促メディアは、見て頂いてはじめて効果につながります。うちわはお客様にとってもメリットを提供するので、おしつけのメディアではなく、お客様の受容性の高い広告販促ツールです。ぜひ、このメリットをうまく利用しましょう。
ちょっとしたゲーム性やギミックを効かせることによって、お子様にも楽しんで頂けるツールとして成立します。例えば、裏面をお絵描きキャンパスにして、お子様の絵画コンテストを実施することもできます。うちわをはがきとして利用し、DMとして使うなどといったアイデアも考えられます。