今だから振り返りたい、ベーシックデザインの大切なポイント
いまや「個性」や「独自性」が叫ばれて久しい時代です。顧客向けのデザインも、奇抜なものや複雑なものが増え、「我が社は」「弊社は」とガツガツ主張する風潮が強まってきました。そんな中だからこそ、癖のないベーシックデザインの魅力を振り返り、「結局何を大切にしたいのか」をあらためて考えてみるのもよいのではないでしょうか?
いまや「個性」や「独自性」が叫ばれて久しい時代です。顧客向けのデザインも、奇抜なものや複雑なものが増え、「我が社は」「弊社は」とガツガツ主張する風潮が強まってきました。そんな中だからこそ、癖のないベーシックデザインの魅力を振り返り、「結局何を大切にしたいのか」をあらためて考えてみるのもよいのではないでしょうか?
「見やすく」は多くのデザインの根幹となります。そして、奇抜だったり複雑だったりするデザインで最も難しい課題が「理解しやすく」という点です。ベーシックデザインは、年齢層や性別を問わず理解しやすいデザインとなっています。ターゲットを絞ったデザインが多い中、「年齢層や性別問わず」というこの特徴は、ベーシックの大きな強みといえるでしょう。
ベーシックデザインはすっきりと整理されていてシンプルなものが多いです。だからこそ流行に左右されず、「廃る」ということがありません。デザインに限らず、物に対して飽和状態である昨今の時代ですから、これは特に強い魅力なのではないでしょうか。長く使いたい見通しがある場合は特に抑えておきたいポイントです。
販促物のデザインは、こだわらなければいけない一方で、スピード感を持って大量生産しなければいけないものでもあります。そのとき、掲載する商品や人によってデザインを変更することは高コストになりがちです。ベーシックデザインはどのような掲載物とも相性がよく、また変化も少ないので、低コストかつ安定したデザインを保つことができます。
いかがでしたでしょうか。昨今では少なくなってきたベーシックデザインですが、シンプルで万人に受け入れられやすく、長く愛されやすいという長所があることが理解いただけたと思います。華美なデザインとシンプルなデザイン、それぞれの魅力はまさに正反対といえるでしょう。御社の「大切にしたいポイント」はどこにあるでしょうか。