ポスティングコラム Vol.01 | ポスティングのススメ
ポスティングとは各家庭や会社のポストへ広告や宣伝物を投函し、相手へ直接アピールするという販売促進のひとつです。 紀元前のエジプトではパピルスでポスティングしていたという歴史資料もあるようで、私たちが生まれるずっと前から存在してきた宣伝方法と言えるかもしれません。チラシを送ったことはないという人でも、受け取る側としての経験はきっとあるはず……。 私たちの暮らしの中で身近にある広告メディア｢ポスティング」に今注目が集まっています。
ポスティングって、なに？
ポスティングは、カタログやパンフレット、冊子、チラシなどさまざま販促物を各家庭や事業所にダイレクトに配布する広告手段。他の広告媒体に比べて、特定の購買層へ向けて直接訴求する力が強いのが特長です。
たとえば、もしあなたが飲食店の経営者で｢もっとお客さんを増やしたい」とチラシを配布する場合、オフィス街にあるお店でしたら｢ビジネスパーソン向けに事業所へ」、住宅街ならば｢近隣にお住まいの家族層に」といった具合に配布するエリアを絞ってメッセージを送ることができます。
ポストへ直接配布するため、一度は手に取り目を通してもらえるチャンスがあることも他の広告媒体より優れている点として評価されています。
ポスティングが得意なこと。活用するメリット
ポスティングの得意ワザは、配布するエリアを決められるということです。ポスティングを実施する企業は、町や地域など配布するエリアのセグメントを細かく設定することができ、ラクスルでは特に一戸建て、団地、マンション、事業所など、顧客層の選別も可能になりました。エリアを絞って配布することでコストが抑えられる利点があります。
また、ポスティングは他の広告媒体と比較して実施に至るまでの準備は少なく、費用も安価な傾向があります。地域密着型の商売との相性が良いので、学習塾、個人商店などで活発的に利用されています。ピザ屋さんやお寿司屋さんのチラシはメニューを載せて注文まで一気に獲得できるので特に活用されています。
さらに近年は、ポスティングの特性を活かして季節のイベントの告知に使ったり、割引クーポン券につけて来店のきっかけにしてもらうなど、ポスティングにいろいろなアイデアを盛り込んでビジネスを盛り上げる人たちが増えています。
小さい会社や個人経営店も利用する時代へ
かつてのポスティング業界では、配布のために数十万円といった費用がかかることが一般的で、大手の企業ばかりが活用している時代が長く続いていました。
しかし近年、コストを抑えて配布する手段が浸透してきたことやパソコンによって注文が容易になってきました。中小企業や個人経営のお店でもポスティングを行うところが増え、人々へさまざまな情報が届くようになりました。日頃、近所を歩いているだけでは出会えなかったお店や知らなかったサービスの情報をポスティング経由によって発見することが増えているのです。
ITが進化して様々な情報を入手できるようになった現在ですが、意外と身近な地域の情報は見過ごされがちです。ポスティングによって｢はじめて知った！」の気づきをつくることができるのです。
チラシづくりや印刷など販促全般の相談ができる場合も
現在はIT技術の進歩により大量の情報を活用することが容易になりました。
ポスティングを手がける企業はチラシを単に配るだけではなく、細かいエリアマーケティングを行い効率的な配布を行っています。
また、ポスティング会社の中にはチラシの制作や印刷の依頼にも対応しているところも増えてきました。チラシづくりの前の｢誰に」｢どんな情報を」｢どうやって送る」といった販売促進そのもののアイデアについても相談ができるケースもあります。コンサルティング、というと大がかりな話に聞こえてしまうかもしれませんが、どう配布すれば反響が伸ばせる か？と相談できる｢プチ・コンサル」をしてくれる窓口を得られることは、特に個人商店や中小企業にとってメリットはあると思います。
日頃から配布の目的をしっかりと考えて整理して話をできるようにしておくと良いでしょう。
