インバウンド型集客でしっかり成果を出すための集客方法
アウトバウンド型集客、インバウンド型集客。どちらも最近になった耳にするようになった言葉なので横文字が苦手な人は「触らぬ神に祟りなし」とばかりに触れないようにしているかもしれませんが、集客をしなければいけない立場の人はそういうわけにはいきませんね。 ここでは「インバウンド型集客」についてその基本となる考え方や活用方法について紹介しますので、ぜひ基本を身に付けて実務に役立ててください。
アウトバウンド型集客、インバウンド型集客。どちらも最近になった耳にするようになった言葉なので横文字が苦手な人は「触らぬ神に祟りなし」とばかりに触れないようにしているかもしれませんが、集客をしなければいけない立場の人はそういうわけにはいきませんね。 ここでは「インバウンド型集客」についてその基本となる考え方や活用方法について紹介しますので、ぜひ基本を身に付けて実務に役立ててください。
インバウンド型集客の基本は「待ち」の集客です。こちらから売り込むのではなく、お客様から「ください」と言ってもらうことを目指します。もちろんただ待っているだけではお客様はやってきません。お客さまがやってくるための仕組みを作るのがインバウンド型集客では重要になってきます。
例えば、企業のWebサイトですがただ企業情報や商品の紹介を掲載するだけではインバウンド型集客にはなりません。Webサイト上にお客さまの「困った」に対する回答を掲載することでお客様はもっと詳しく知りたいと思ったときに企業に対する問い合わせをしてきます。
企業主催のセミナーも一見するとただのサービスの提供でしかないように思えるのですが、そこにお客様の悩みを解決する方法として自社製品の便利な使い方などを組み込むことでお客様の方から興味を示してアプローチをしてくれるのです。
インバウンド型集客は「PULL型」集客とも言われ、その名の通りお客さまを自分たちのフィールドに呼びこむことで高い成約率を期待したマーケティング手法になります。興味を示してくれたお客様の方からやってくるわけですから売り手としてはこんなありがたい話はありません。その流れをいかにして作るかがインバウンド型集客のポイントになります。
インバウンド型集客のメリットはお客様に嫌われにくいマーケティング手法だということです。インバウンド型集客は商品を売りつけるようなことはしません。「買いたいな」と思っている人だけに「これどうでしょう」と提案するだけなので、お客様は嫌な思いをすることなく買物をすることができるのです。
アウトバウンド型集客に比べて大幅に予算を抑えることができるというのもインバウンド型集客のメリットになります。Webサイトを充実させるのも、SNSで情報発信することもマスメディアに広告依頼をする額よりもはるかに低コストで行うことができます。
デメリットは成果が出るまでに時間がかかるということです。Webサイトにページを作ったところで、その日に多くの人に認知されるということはありません。Webサイトであれば検索エンジンに認知してもらい、しかも検索順位を上げる施策も必要で、とにかく時間がかかります。思い通りに検索されない可能性もあります。アウトバウンド型集客に比べて不確定要素が多すぎるのです。
そして継続して情報発信することの難しさというのもあります。WebサイトにしてもSNSにしても大切なのはコンテンツです。ひとつやふたつなら誰にでも作ることができるのですが、コンテンツを作り出し続けるには専門のスタッフはもちろんのこと、時間と労力が必要になってきます。
インバウンド型の集客方法の活用として最も代表的なものは企業ブログもしくはWebコンテンツです。どちらにしても情報を発信し続けることが大切です。お客さまが困っているに違いないことに対する情報をどんどん発信していきます。ときには自社製品に関係しなくても、その分野であればなんでも発信します。
圧倒的なコンテンツの量がお客さまを引き寄せてくれます。そしてそのコンテンツをSNSに拡散することで困っているお客様の「助かった」につながります。
優良なコンテンツがあればお客さまはどんどんその企業のサイトに流れてきます。大切なのはこの先です。間違っても「売り込み」をしてはいけません。さらなる情報提供として、相談を受け付けたり、セミナーを開催します。メルマガの発行も重要です。
あくまでもお客様は自発的に動いてくれることを引き出すことがインバウンド型集客の基本です。そしてお客さまが購入したい気持ちになったときに、そっと「こういうのはいかがでしょう」と提案するだけでいいのです。それだけでかなりの確率で成約に結びつくのがインバウンド型集客です。
インバウンド型集客の基本はお客さまから動いてもらうといPULL型です。ということは成約に至るまでの過程に「PUSH」があってはいけません。押したくなるようなときでもひたすら我慢です。最後のひと押しは有効ですが、タイミングを間違うとそれまでの過程が全て水の泡になってしまいます。
これまでの集客方法とはまったく違うものなので戸惑うことが多いかもしれませんが、時代の流れはアウトバウンド集客型からインバウンド型集客へと移りつつあります。インバウンド型集客の本質を正しく学んで実践してみてはいかがでしょうか。