絶対に失敗しない!ポストカード宛名面の書き方マナーと4つの鉄則

"挨拶状やダイレクトメール(DM)として活用されるポストカード。デザイン面にはこだわっても、宛名面の細かいルールやマナーについては「これで合っているのかな?」と迷うことも多いのではないでしょうか。 宛名面は、第一印象を決める重要な要素であるだけでなく、郵便法上の規定を守らなければ送れない場合もあります。この記事では、失礼にならない宛名の書き方マナーと、郵送トラブルを防ぐための必須ルールを徹底解説します。"

"挨拶状やダイレクトメール(DM)として活用されるポストカード。デザイン面にはこだわっても、宛名面の細かいルールやマナーについては「これで合っているのかな?」と迷うことも多いのではないでしょうか。 宛名面は、第一印象を決める重要な要素であるだけでなく、郵便法上の規定を守らなければ送れない場合もあります。この記事では、失礼にならない宛名の書き方マナーと、郵送トラブルを防ぐための必須ルールを徹底解説します。"
まずポストカードの規格から解説します。場合によっては追加料金が発生することもあるので、しっかりこの規格を確認しておきましょう。
ポストカードは、大きさによって郵便料金が異なることを知っていますか?通常、はがきサイズ(100mm×148mm)であれば、全国一律で1通63円で郵送できます。このサイズを超える場合には定形外サイズとなって追加料金がかかるのです。
ポストカードを1通63円で郵送するには重さにも規定があり、2g〜6gに収めることが必要です。この重さより軽くても重くても定形外扱いになってしまうので、やはり追加料金が発生してしまいます。
大きさや重さが規定内であったとしても、デザインによっては定形外扱いになることがあります。例えば、ハート形や正方形など長方形以外の形状であったり、ポストカードの一部がくり抜かれて加工されていたりする場合です。形が加工されているポストカードも定形外扱いになるので注意しましょう。
切手の貼付位置も決まっています。切手を貼付する範囲は、「長辺から35mm×短辺から70mm」の範囲内に収めるようにしなければなりません。
縦書きの宛名の場合は、左上の角の「縦70mm×横35mm」範囲内が切手の貼付位置として使用します。宛名が横書きの場合は、右上の角の「縦35mm×横70mm」の範囲内が切手の貼付位置です。
ハガキは機械で読み取るため、縦書きは左上、横書きがは右上が基本です。作成する際は覚えておきましょう。
基本は縦書きを想定したマナーですが、横書きの場合も配置のバランスは同様です。
① 住所の書き出し位置
郵便番号枠の右側2つの枠、その中心線に合わせて書き始めると、全体がバランス良くきれいに見えます。
② 番地(縦書きの場合)
縦書きにする場合、番地などの数字は「漢数字(一、二、三)」を使用するのが正式なマナーです。「10」は「十」または「一〇」と表記します。
③ ビル名・マンション名
住所(番地まで)よりも一字下げて、少し小さめの文字で書きましょう。改行することで読みやすくなります。
④ 氏名と敬称
最も大きく書きます。
個人宛: 名前の後ろに「様」を付けます。
法人・部署宛: 会社名や部署名には「御中」を付けます。(※「様」と「御中」は併用しません)
ビジネスで送る場合、会社名や役職名の位置にも決まりがあります。
① 会社名
氏名の右上の位置に、住所より少し下げて書きます。文字サイズは氏名より小さくします。
② 役職名
氏名の真上に、小さく書くのが一般的です。
※役職名が長い場合は、氏名の右側に小さく添える書き方もあります。
③ 氏名
宛名面の中で一番大きく、中央に来るように配置し、目立たせましょう。
ご夫婦やご家族など、複数人に送る場合のルールです。
① 敬称は一人ひとりに付ける
連名にする場合は、それぞれの名前の後ろに必ず「様」を付けます。「〇〇・△△様」のように一つにまとめるのはマナー違反です。
② 人数が多い場合
家族全員など人数が多く書ききれない場合は、代表者の氏名を書いた横に「御一同様」と書き添えます。
(例:鈴木 一郎 様 御一同様)
ここからは、郵便法や約款に基づく「守らないと送れない(または追加料金が発生する)」ルールを解説します。自作する場合やデザイナーに依頼する場合は特に注意が必要です。
私製はがき(切手が印刷されていないポストカード)として送る場合、宛名面の上部または左側中央に、「郵便はがき」もしくは「POSTCARD」と明記する必要があります。
この記載がないと「第一種郵便物」ではなく「定形外郵便」とみなされる可能性があり、送料が高くなってしまいます。デザインの一部として忘れずに入れましょう。
宛名面の紙の色には規定があり、白または淡い色にすることが定められています。これは、郵便局の機械や配達員が宛先を正しく読み取れるようにするためです。
デザインの都合上、どうしても濃い色を使いたい場合は、宛名部分に白い宛名ラベルシールを貼るなどの工夫が必要です。背景と同化して文字が読めない状態は避けましょう。
DMなどで宛名面にも広告やイラストを入れたい場合、その面積は宛名面全体の2分の1以下に収める必要があります。
縦書きの場合: 下半分まで
横書きの場合: 左半分まで
これを超えて印刷すると、郵便はがきとして認められない場合があります。宛名記入スペースと広告スペースの間に区切り線を入れると明確になります。
郵便番号の枠は必須ではありませんが、枠を印刷する場合には色の規定があります。必ず「赤色」または「朱色」に設定してください。
郵便物を仕分ける機械(区分機)は、枠内の数字を読み取る際に、枠線の色(赤系)を無視して中の黒い数字だけを読む仕組みになっています。もし枠線が黒や青だと、機械が枠線自体を数字と誤認してしまい、正しく仕分けられません。
「宛名は手書きしたい」「自社プリンターで宛名だけ印刷したい」という方に。
デザイン面のみを高品質に印刷し、宛名面は無地の状態でお届けします。郵便番号枠を付けたい場合は、枠をデザインで追加することが可能です。
「手間をゼロにしたい」「業務効率化を図りたい」という企業様に。
デザイン印刷に加え、宛名リストのデータを元に宛名を印字し、そのままポスト投函(発送)まで行います。社内でラベルを貼ったり投函しに行く手間が一切かかりません。1部から注文可能です。
「顧客リストはないが、地域の方に宣伝したい」という店舗・企業様に。
印刷したポストカードを指定エリアのポストへ直接投函(ポスティング)するサービスで、集客や認知拡大に最適です。
「プロのようなデザインを作りたいけれど、スキルがない」
「デザイナーに依頼する予算がない」
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