宣伝・集客効果が上がる!視認性の高い看板を作るためのポイント
看板を設置することで、商品、サービス、企業の知名度を向上させることができます。しかし、看板をただ設置するだけでは、期待した効果は得られません。
ここでは、看板を使って高い集客効果を得るために、押さえておきたいポイントと注意点についてご紹介します。
目次
看板で商品やサービスの宣伝をするメリット
広告媒体は、インホームメディアとアウト・オブ・ホームメディアの2種類に分けられます。インホームメディアとは、テレビCMやチラシ、ウェブサイトなど、家の中で見るメディアのことです。一方、アウト・オブ・ホームメディアとは、看板や店舗外観など、移動中の人に訴求するメディアのことです。
情報に接してからアクションを起こす必要のあるインホームメディアに比べて、「食べたい」「買いたい」といった動機付けさえ行われれば、すぐにアクションに結び付く点が、アウト・オブ・ホームメディアのメリットです。
特に、地域密着型の店舗の場合は、顧客になる可能性の高い近隣住民に対して積極的に店舗の存在をアピールできるため、看板を出すことをおすすめします。
看板に気付いてもらうための3つのポイント
看板を出しても、通行人に気付いてもらえなければ効果は得られません。看板に気付いてもらうための3つのポイントを見ていきましょう。
1 設置場所を考える
看板は、設置場所によって宣伝効果が変わります。近くを通りかかった人だけではなく、100m先にいる人にも店舗の存在をアピールしたければ、ビルの上に看板を設置するなどの工夫をしましょう。また、店舗までの道がわかりにくい場合は、大きな通り沿いや路地の曲がり角に、道案内用の看板を置くと効果的です。
なお、看板を設置する場所の縦、横、奥行きなどをあらかじめ確認しておくと、購入後にサイズが合わないといったトラブルを防げます。
2 看板の設置数を考慮する
店舗の存在や、商品・サービスを効果的に宣伝したければ、看板の設置数に留意しましょう。設置数が少なすぎると、看板の存在に気付いてもらえず、効果が得られません。一方で、看板の数が多すぎると、「主張が激しい」「うるさい」といった印象を与えてしまい、逆効果につながります。
3 AIDMAを意識して情報を掲載する
看板に情報を掲載するときは、AIDMAを意識することをおすすめします。AIDMAとは、消費者が商品を認知してから購入するまでのプロセスをモデル化したものです。消費者は、「商品やサービスの存在を知る（Attention）」「興味を持つ（Interest）」「欲しいと感じる（Desire）」「商品やサービスを記憶する（Memory）」「購買行動を起こす（Action）」というプロセスを経て商品を購入します。
自店の集客を高めるには、商品やサービスの内容を端的に表したキャッチコピーを看板に記載するなどして、「Attention」をクリアすることから始めましょう。
広告用の看板を作るときの注意点
ここからは、看板を作成する際に失敗しがちなポイントについてご紹介します。広告媒体としての意味をなさない、コストパフォーマンスの低い看板にならないためにも、以下の点に注意して看板を作成しましょう。
1．宣伝内容が適切でない
目立つ看板を作ろうとすると、過度な表現をしてしまうことがあります。「全国一の○○」「この商品を扱っているのは当社だけ」など、誇張をしたり嘘をついたりすると、店舗や商品・サービスのイメージを傷付けてしまうおそれがあります。
場合によっては、きびしく処分されてしまうケースもあるので、商品やサービスの品質・規格、その他の内容について、不当な表示をすることは避けましょう。
2．何を伝えたいのかよくわからない
看板を設置しても、宣伝する対象物についてきちんとアピールできなければ、集客につながりません。商品やサービスについて宣伝したいなら、「対象となる商品やサービスを使うことでどんなメリットがあるのか」といった情報を、大きく記載するようにしましょう。
3．情報を盛り込みすぎている
通行人が看板の前で立ち止まって、じっくり内容を読むことはあまりありません。集客効果を高めるには、通行人が看板の前を通り過ぎる1秒のあいだに、必要な情報を伝える必要があります。看板の文字情報は最小限にして、イラストやキャッチコピーを使って、端的に情報を伝えるようにすると効果的でしょう。
4．店舗のイメージと異なるカラーリング
看板を目立たせたいために、派手な色を使ってしまうケースがあります。店舗や商品のイメージに合わない色を使うと、ターゲットをうまく呼び込めず、看板の効果が薄れます。また、看板のメンテナンスをせずに汚れや破損をそのままにしておくと、看板の文字がかすれて、見た人にうまく情報が伝わりません。定期的にメンテナンスをして、看板の視認性を維持しましょう。
5．地域の規制に基づいて看板を作成する
街の美観を守るために、屋外広告物法の設置に関する条例を定めている都道府県や市町村があります。看板の面積、高さ、出幅、地色など、さまざまな決まりがあるため、看板を設置する前に各都道府県の公式サイトや市役所窓口等で内容を確認するようにしてください。
【まとめ】通行人の視点に立って宣伝効果の高い看板を作成しよう
店舗の存在や、商品・サービスをうまく宣伝するためには、設置場所や掲載する情報をよく検討した上で、看板を作成することが大切です。高い集客効果を得るためにも、通行人の視点に立って、どこにどのような看板を設置すればいいか考えましょう。
手軽に持ち運びができるタイプの看板が欲しいなら、スタンドタイプの看板を選んでみましょう。表面がステンレスや黒板になっている物など種類が豊富なので、店舗のイメージに合った看板を見つけられます。
