情報整理から制作は始める
チラシ制作は、いきなりデザインソフトを動かすのではなく、以下の順番で進めるのがスムーズです。
1. 情報を整理し、デザインの構成を考える
2. 写真撮影
3. デザイン作業
情報整理とデザイン構成
チラシを作るときは、まず「何を伝え、どこへ誘導するか」という情報の優先順位を整理しましょう。効果的なチラシは、基本的に以下の4要素で構成されています。
| 要素 |
詳細 |
| アイキャッチ |
パッと見て目が止まる、魅力的なメイン写真 |
| キャッチコピー |
伝えたい情報が一目で理解できるような短い宣伝文句 |
| リード |
興味を持った人の背中を押すための詳細情報 |
| 問合せ・アクセス情報 |
電話番号、営業時間、定休日、地図など、次の行動につなげるための情報 |
人間の視線は「Z」の字の順番に流れるのが一般的です。そのため「左上に大きなキャッチコピー、その下に補足のリード文、右下にアクセス情報」を配置するのが定番のレイアウトです。まずコピーで心を掴み、詳細を伝えて、興味が高まった瞬間にアクセス情報が目に入るという流れを作りましょう。
なお、アイキャッチ写真はキャッチコピーと同等、あるいはそれ以上に大きく配置して「視線の入り口」を作ります。
スマホでデザイン素材としての写真を撮るコツ
写真はチラシの第一印象を決める重要な要素です。スマホカメラで撮影する際は、後でデザインしやすくなるよう、以下のポイントを押さえてください。
**高解像度の設定で撮影**
印刷時に画像がぼやけないよう、高画質設定で撮影しましょう。一部を切り取って(トリミングして)使う際も、高解像度なら画質が劣化しにくくなります。解像度に関する詳細は画像の解像度の記事でご確認ください。
**明るい自然光の下で撮影**
天気の良い日中に窓際で撮影すると、不自然な影やテカリを抑えた清潔感のある写真になります。
**三脚とタイマーで手ブレ防止**
わずかなピントのズレで写真の魅力が半減することもあります。スマホ用の三脚やセルフタイマーを活用しましょう。
**文字を載せるスペースを空けておく**
キャッチコピーを写真の上に配置したい場合は、被写体をあえて左右にずらし、背景に「余白」を作って撮影しておくと、デザイン作業がスムーズになります。
デザイン作業では情報を正しく配置することを意識
次はデザインの組み立てです。ここでも「整理」を意識しましょう。
アクセス情報を先に配置
デザインを組み立てる際は、まず「最下部にアクセス情報を配置する」のが失敗しないコツです。上から順に情報を詰め込んでいくと、最も重要な「問い合わせ先」のスペースが足りなくなることが多いためです。サイトアドレスや電話番号などのアクセス情報はひとまとめに配置し、特に電話番号は大きく表示して視認性を高めましょう。
写真のトリミングで主役を目立たせる
使用する写真は、主役が大きく写っているものを選びます。もし写真に迫力が足りない場合は、思い切って「トリミング」をしましょう。不要な背景を削り、主役を大胆にアップにすることで、伝えたいメッセージがより明確になります。
写真は、紙面の上半分に配置してください。デザインが整って見えるかどうかは、要素の比率が影響します。視覚的に最も安定すると言われる「黄金比(約1.6:1)」を意識してみましょう。
アイキャッチ画像(主役):それ以外の情報 = 1.618:1
デザインを整える
最後は、以下ポイントを押さえながらデザインを整えましょう。
**四隅は空かないようにする**
紙面の角が空いていると落ち着かない印象のデザインとなってしまいます。写真や文字を端まで配置するか、全体を枠で囲むなどして、四隅の角が空かないようにしましょう。
**情報の端を揃える**
文字や画像の端をグリッド上に揃えるだけで、整然とした信頼感のあるデザインに仕上がります。

**明るさや色味を調整する**
最後に、写真の明るさや色味を微調整して整えます。ただし、加工しすぎると違和感が出やすいため、あくまでより清潔感が出る程度の調整に留めるのがコツです。