パンフレットの折り方には種類がある!4つの選ぶコツを学ぼう

パンフレットの折り方はさまざまあるため、それぞれの特徴を理解したうえで選ぶことが重要です。例えば「仕上がりの大きさはどのくらいがよいか」「何ページのパンフレットを作成したいか」などを考慮して選ぶとよいでしょう。

もともとの紙の大きさは同じでも、折り方によって構成やサイズが異なります。そのため作成したいパンフレットをイメージしながら折り方を決めていきましょう。

二つ折り

二つ折りとは1枚の紙を真ん中で折り曲げる方法で、4ページで構成されるパンフレットに仕上がります。二つ折りはシンプルな加工方法のため、狭い新聞受けにもスムーズに入れることができるでしょう。他にも新商品の告知や料金案内などさまざまな場所で活用されており、定番の折り方といえます。

また二つ折りは1ページあたりの面積が広いので、多くの情報をまとめて掲載したいときにおすすめの折り方です。縦向きに折るケースと、横向きに折るケースの2種類があるため、仕上がりを考えながら決めるとよいでしょう。

巻き三つ折り

巻き三つ折りとは3面あるうちの端っこの1面を内側に折り曲げ、残りの1面を被せるように折り曲げる方法です。A4サイズの紙を巻き三つ折りにしてパンフレットを作成すると、長形3号や洋形0号の封筒に入れられます。

中に巻き込まれるページは、内側に折り込むページよりも小さいサイズで作成するため、構成する段階で考慮しておきましょう。

外三つ折り

外三つ折りとは、紙の長い辺がZ字になるようにジグザグに折り曲げる方法のことです。巻き三つ折りと同様の形に仕上がるため、Aサイズの紙で作成すると長形3号や洋形0号の封筒に入れられます。

外三つ折りは表紙を開いて2面、裏表紙を開くとさらに2面あるため、表面と裏表紙のどちらを開いても問題のないデザインにするとよいでしょう。

十字折り

十字折りとは1枚の紙を半分に折り、もう1回半分に折る方法のことです。紙を広げたときに十字の折り目がついていることが特徴で、他にも四つ折りやクロス8頁折りとも呼ばれています。

街中にあるパンフレットではあまり見かけることはなく、新聞の折り込みチラシで活用されやすい折り方です。A4サイズの紙を十字折りにすれば、洋形2号の封筒に入れられる大きさに仕上がるため、パンフレットを郵送したいときに便利な折り方といえるでしょう。

外四つ折り

外四つ折りとは紙の長い辺が4等分になる折り方で、W字になるようにジグザグに折り曲げます。山折りと谷折りを繰り返して折ることから、蛇腹折りとも呼ばれる折り方です。

折り目の数が増えると、「外五つ折り」「外六つ折り」と増えていきます。1ページの面積は小さくなりますが、狭いスペースにパンフレットを設置したい場合に活用しやすいでしょう。

ジグザグに折った状態から簡単に広げられる特徴を活かして、観光案内のパンフレットに用いられるケースもあります。

観音折り

観音折りとは1枚の紙を4等分にし、そのうちの両端の面を内側に折り込んだ後、さらに二つ折りする折り方のことです。飲食店のメニュー表やフロアマップなどでも使用される折り方で、スリムな仕上がりにしたい場合におすすめです。

また紙を広げた際に紙一面を1ページとしても活用できるため、読み手にインパクトを与えやすく、なおかつ多くの情報を掲載したい場合に利用しやすくなります。

DM折り

DM折りとは紙の長い辺を半分にするように二つ折りし、その後巻き三つ折りを行う折り方のことです。中に巻き込まれるページを、他のページよりやや小さくする必要があるため、構成を考える際に考慮しましょう。

DM折りは大きな紙を使った場合でも小さなパンフレットに仕上げられるため、多くの情報を一度に伝えたい場合におすすめです。

ラクスルでパンフレットを作成すると、今回紹介した7種類の中からお好みの折り方を選べます。すべて加工した状態で手元に届くので、折る手間をかけることなくパンフレットを活用できるのが特徴です。仕上がりのサイズだけではなく、パンフレットの構成に合わせた折り方を選びましょう。

パンフレットを作成する際は、折り方によってレイアウトが異なります。例えば小さな1ページで情報を伝えなければいけない折り方や、紙全体を使って大きく情報を伝えられる折り方などさまざまです。

そのため折り方を選ぶ際は、どのようなレイアウトになるのかを理解したうえで選びましょう。ここでは、二つ折りと巻き三つ折り、外三つ折りの3つを紹介します。

二つ折りの例

二つ折りの場合は表紙が1ページ目、開けて2ページ目と3ページ目、裏表紙が4ページ目となります。表紙や裏表紙も1ページと考えるため、4ページで構成されたパンフレットを作成しましょう。

レイアウトを考える際は2ページ目と3ページ目が両開きの状態なのを活用して、多くの情報を掲載したり、写真やレイアウトをうまく活用したりするとよいでしょう。

紙を広げた際、1ページ目と4ページ目は隣合わせになるので、表紙と裏表紙を関連付けたデザインにすることも可能です。

巻き三つ折りの例

巻き三つ折りの場合は表紙が1ページ目、中に折り畳まれているほうを2ページ目、1ページ目の裏側が3ページ目、その隣に4ページ目と5ページ目が続きます。5ページ目の裏側に6ページ目の裏表紙が並ぶレイアウトです。

内側に折り込んでいる2面を広げたときは、3ページから5ページをすべて使って情報を掲載できます。ただし表紙を開いたときに、2ページ目と3ページ目が隣あった状態になることを考慮した構成を考える必要があるでしょう。

外三つ折りの例

外三つ折りの場合は表紙が1ページ目、開いたときが2ページ目と3ページ目、さらに開いた4ページ目が裏表紙になります。裏表紙をもう一度開くと5ページ目と6ページ目となる仕組みです。

仕上がりは巻き三つ折りと同じですが、構成は全く異なる点に注意が必要です。外三つ折りを採用した場合は、最大で2ページ分の面積しか確保できないので、どこにどんな情報を掲載するのかをよく考えたレイアウトにしましょう。