【喪中はがきの文例】どう書いたらいい?注意点やマナーを確認しよう
喪中はがきを書く際は、「何を書けばよいのか」「マナーはあるのか」など疑問に感じることが少なくありません。年賀状のように頻繁に準備するものではないため、わからないことも多いでしょう。 この記事では、喪中はがきで使用できる文例を紹介します。記載内容別に紹介しているので、注意点やマナーと併せて参考にしてみてください。
喪中はがきを書く際は、「何を書けばよいのか」「マナーはあるのか」など疑問に感じることが少なくありません。年賀状のように頻繁に準備するものではないため、わからないことも多いでしょう。 この記事では、喪中はがきで使用できる文例を紹介します。記載内容別に紹介しているので、注意点やマナーと併せて参考にしてみてください。
目次
喪中はがきは、届けたい内容によって文章を作成しましょう。例えば亡くなった方の名前や年齢を書く場合と、書かずに挨拶のみを書く場合があります。どちらを選択しても間違いではないため、家族と相談して決めるのがおすすめです。
ほかにも亡くなった方が複数いる場合や、亡くなった背景を書く場合もあるでしょう。どのような内容を書きたいかによって、文章を使い分けながら作成していきます。
喪中はがきは、故人名や続柄を書くのが一般的です。誰が亡くなったのかを伝えながら、新年の挨拶ができない旨を伝えましょう。
本年〇月に(続柄)(故人の名前)が〇歳にて永眠いたしました
長年賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼を賜りますよう謹んでお願い申し上げます
なお 時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます
亡くなった方の名前や続柄は、必ずしも記載しなければいけないわけではありません。相手に誰が亡くなったのか伝えない場合は、感謝の思いや健康を祈る言葉などを記載しておきましょう。
本年中に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご交誼を謹んでお願い申し上げます
寒さに向かう折からくれぐれもお体にはご自愛ください
1年の間に複数の方が亡くなった場合は、連名で作成しましょう。亡くなった方の名前を書く順番に決まりはありませんが、不幸があった順番に書くのが一般的です。
喪中につき年末年始のご挨拶を謹んでご遠慮申し上げます
本年〇月に(続柄)(故人の名前)が〇歳にて
(続柄)(故人の名前)が〇歳にて永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情に深く感謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
喪中はがきを書く際に、故人の亡くなった背景を記載する場合があります。ただし亡くなった背景を記載する際は、家族と相談したうえで記載の可否を決めるのがおすすめです。
喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます
かねてより病気療養中の(続柄)(故人の名前)が本年〇月に〇歳にて永眠致しました
本年中に賜りましたご厚情に感謝致しますと共に
皆様に良き年が訪れますようお祈り申し上げます
喪中はがきは新年の挨拶ができない旨を伝え、故人の名前や感謝の気持ちなどを書くのが一般的です。前文を使用せずに、新年の挨拶ができないことだけを伝えましょう。
また続柄は筆頭主に合わせて記載し、年齢は数え年か満年齢かわかるように書くことが大切です。喪中はがきの基本的な書き方を確認し、失礼のない文章を作成しましょう。
喪中はがきを作る場合は、以下の内容を書いておくのが一般的です。
・年賀欠礼の挨拶
・故人の名前や年齢
・先方への感謝の気持ちや健康を祈る言葉
・日付
・差出人の名前や住所
喪中はがきは「喪中によって新年の挨拶ができない」と知らせることが目的のため、最初に年賀欠礼の言葉を記載します。一般的なはがきのように、時候の挨拶などの前文は記載しません。
また年賀は新年を祝うという意味があるため、喪中はがきでは使用せず新年、年始、年頭と表現しましょう。
続柄を記載する場合は、世帯主に合わせた続柄を書きましょう。例えば夫婦連名で喪中はがきを作成するとき、夫の父が亡くなった場合は「父」、妻の父が亡くなった場合は「義父」と記載します。
妻が1人で年賀状を出す場合は、「父」と記載できるため「義父」と記載することに抵抗があるときは、単独で喪中はがきを作成しましょう。
年齢の記載方法は、数え年と満年齢の2種類です。数え年とは生まれた年を1歳と考え、毎年1月1日に年齢を重ねる数え方で、亡くなった年齢に1歳プラスして表記します。数え年のことを享年とも呼び、享年〇年と書くことが一般的です。
一方、満年齢とは生まれた年を0歳とし、誕生日が来るたびに年齢を重ねる数え方で、満〇歳と表記します。数え年と満年齢はどちらを使用しても問題ないですが、どちらの数え方で記載しているのかわかるように書いておきましょう。
喪中はがきを書く際は、表記方法に注意が必要です。喪中はがきをはじめとする挨拶文は、日本語の文化に合わせて記載します。
また喪中はがきは新年の挨拶を辞退する旨を伝えるのが目的なため、近況報告を行わないこともマナーです。特に喪中であることを踏まえ、明るい話題は避けましょう。喪中はがきを書く際の注意点を確認し、マナー違反のない喪中はがきを作ることが大切です。
喪中はがきを書く際は、句読点を使用しないことがマナーです。本来の日本語には句読点を使用する文化はなく、喪中はがきをはじめとする挨拶文では句読点を使用しません。
日本語は縦書きで書くのが本来の姿であるため、喪中はがきも縦書きで記載し、行頭を下げずに書きましょう。郵便番号を除く数字は漢数字を使用するのもマナーです。
喪中はがきを年賀状のように活用して、近況報告をするのはマナー違反にあたります。喪中はがきはあくまで、新年の挨拶を辞退する旨を伝えるはがきのため、近況報告を行いたい場合は別ではがきを出しましょう。
ただしすべての添え書きがマナー違反にあたるのではなく、葬儀に参列してくれたお礼や故人との思い出に関する内容であれば問題ないと判断されます。
喪中はがきは相手が年賀状を準備する前に、手元に届くよう準備しましょう。あらかじめ伝えておくことで、相手が年賀状を準備する負担を減らせます。
年末に不幸が起きた場合は相手が年賀状を準備している可能性が高くなるため、喪中はがきを準備せずに寒中見舞いを作成しましょう。寒中見舞いには、連絡が遅くなったことをお詫びする一文を入れておきます。
喪中はがきは新年の挨拶を辞退することを伝えるはがきのため、相手が年賀状の準備を始める前に届くようにするのがマナーです。年賀状の販売開始が11月から始まることや、郵便局での年賀状受付が12月15日から始まることを考慮して、11月~12月上旬に届くように準備しましょう。
ラクスルでは宛先印刷や投函代行を無料で行っているため、あらかじめ必要事項を入力していれば自動で相手に送付できます。
年末に不幸が起きた場合は喪中はがきを作成せずに、寒中見舞いを作成しましょう。寒中見舞いとは、松の内が終わった1月8日から立春までに送る季節の挨拶文のことです。
関東:1月8日~2月3日
関西・他の地域:1月16日~2月3日
寒中見舞いには不幸があって年賀状を送付できなかったことを記載し、お詫びの気持ちを伝えておきましょう。以下の例文を参考に、寒中見舞いを作成してみてください。
・新年のご挨拶ありがとうございました
・皆様には佳き年をお迎えになられたご様子
・心からお喜び申し上げます
・昨年〇月に(故人の名前)が他界いたしましたので
・年末年始のご挨拶を控えさせていただきました
・連絡が行き届かず申し訳ございませんでした
・本年も相変わりませずよろしくお願い申し上げます
ラクスルでは喪中はがきだけではなく、寒中見舞い用のテンプレートもあります。法人用からカジュアルな雰囲気のテンプレートまであるため、好みのデザインを選択して寒中見舞いを作成しましょう。