同人誌などの雑誌を作るときに「大事なのは中身」と思っている人もいるかもしれません。もちろん中身は大事ですが、同じくらい大事なのが「タイトル」です。
どういうタイトルにするのか、またそのタイトルにどのような字体を使うかがとても重要。「タイトルが良ければ売り上げも10倍になる」と言われているほどです。
実際、本屋でタイトルに魅せられて本を手に取ったことがあるという経験がある人も多いのではないでしょうか。
この記事では人の目を引く魅力的なタイトルの付け方や配置方法を紹介します。
タイトルをいざつけようと思ってもなかなかピンとくるタイトルは思い浮かばないもの。今から紹介するアイデアで発想が得られるかもしれませんよ。
関連する言葉をすべて書き出す
一般的にタイトルは同人誌の中身を作り終えてからつけるので、関連する言葉はいくらでも書き出すことができるでしょう。
関連する言葉というのは思いつく限りなんでも構いません。例えば、主人公や敵などのキャラクターの名前、役割、特徴、性格、特定のセリフ、ファッションに関連する言葉などです。
ストーリーから自分が感じた世界観や季節に関する言葉でもOK。書き出す方法にもルールはありませんが、例えば下記のような方法で書き出しましょう。
・紙と鉛筆
・iPadとApple Pencil
・ふせん
・フラッシュカード
上記の中でもおすすめなのはふせんを利用した方法。ふせんであれば言葉を組み合わせたり、必要ないものは取り除く、グループでまとめるなどができるからです。
適当に組み合わせていくうちにアイデアが溢れ出してくることがありますよ。
マジカルワードをプラスする
同人誌の内容に関連する言葉をすべて書き出しても、ピンとくるタイトルが作れない場合があります。そんなときに便利なのが下記のような言葉。
・接続詞（しかし、そして、だが、それから、すると、など）
・所有格（あなたの、私の、彼のなど）
・禁止を意味する言葉（ダメ、してはいけない、禁止など）
・疑問形（〜ですか？、〜しませんか？など）
・SNS、IT用語（ナウ、Re:、など）
・数字（100倍、無限、ゼロなど）
これらの言葉を加えるだけで見飽きたようなタイトルも斬新なタイトルに変えることができます。
いくらタイトル自体が素晴らしくても、配置が魅力的でなければ人の目を引くことはできません。ここでは、タイトルの配置方法のアイデアを紹介します。
表紙全面を使って大きく配置する
タイトルを印象付けたいときに一番おすすめな方法が同人誌の表紙全体を大きく使うこと。タイトルのフォントを自分で作ると、よりオリジナリティのあるものになります。
気をつけたいポイントは表紙に乗せる絵とのバランスを考えること。タイトルの配置に気を取られすぎて主人公の顔にタイトルの文字が重なってしまうなどが起こらないように気を付けましょう。
絵を全面に配置し背面全体にタイトルを配置
文字の前にキャラクターの絵がくることによりインパクトが出ます。この場合、キャラクターとタイトル以外の背景は単色などシンプルなデザインにするとタイトルがより際立ちます。
表紙の左右の端に配置
表紙に載っているキャラクターの印象を強めながらも、タイトルを強調できる配置。絵が人物の場合は顔にかからない程度の大きな文字サイズにしましょう。
同人誌のタイトルの付け方や配置方法を紹介しましたが、良いアイデアは出てきましたか？
何度も言いますが、タイトルは作った同人誌に注目を集めるためのとても重要な要素。最後まで気を抜かずに人目を引くタイトルと表紙で同人誌をさらに魅力的なものにしましょう。
