集客とマーケティングの違いとは?すぐに始められる集客の方法も紹介!
店舗集客をしようとする際に、「集客」や「マーケティング」という言葉を耳にする方も多いでしょう。じつはこれらの言葉は同じように用いられていますが、それぞれ異なる内容を示す言葉なのです。 本記事では、これから集客やマーケティングを学んでいく方に向けて、これらの違いを解説するとともに、集客を上げる施策の立て方や効果的な集客方法を解説します。
目次
集客とは
集客とは、「店舗や自社サイトなどに人を集めること」を指します。集客することで、自社の商品やサービスの認知度を向上させ、来店者の増加や売上アップに繋げることが可能となります。
しかし、とにかく人を集めるだけではいけないのが正しい集客を行う上で気を付けなければいけません。なぜなら、とにかく人を集めるために様々な集客方法を一気に行うと、あまり購入意欲がない人や、間違ったターゲットなど、商品の購入やサービスの利用に繋がらない人まで集めて、コストだけかかってしまうリスクが発生してしまい、最終的な成果につながりにくくなるからです。
集客はターゲット設定が重要
上記のようにただ顧客を集めるだけが集客のゴールではありません。
顧客は状態ごとに以下ように分類できると言われており、ターゲットごとにに最適なアプローチをする必要があります。
新規顧客：新たに商品やサービスを購入したり、利用してくれたりした顧客(2回目以降の継続購入を狙います)
リピーター顧客：商品やサービスを継続してリピートしてくれる顧客(離脱防止し、継続購入を狙います)
潜在顧客：商品やサービスの存在を知らないがターゲットになりそうな顧客(サービスの存在を知ってもらいます)
見込み顧客：今後サービスの利用や商品の購入が見込める顧客(購入するきっかけを与えます)
休眠顧客：一定以上の期間利用や購入が止まっている顧客(サービスの再認知をしてもらいます)
このように、顧客は購入状態や心理状態によってさまざまな位置に分類することができます。
顧客の状態を的確に判断し、「この施策はどの顧客を集めたいか」を意識して施策を行うとより効果的な集客が可能になります。
マーケティングとは
マーケティングを広報活動の事と考えている人も多いですが、実はマーケティングはセールスの仕組み作りすべての工程を指します。
商品開発や価格設定、販路の設定、集客方法の選定など、商品を売るための仕組みづくりすべての活動がマーケティングに該当しています。
ですので、集客もマーケティングの一部となりますが、集客した顧客をどうやってリピーターになってもらうか？商品やサービスの改善点はどこか？など、PDCAを回しながらより良い仕組みを作るのがマーケティングとなります。
今すぐ使える集客方法一覧をご紹介！
集客方法には、インターネットを用いて行うオンライン集客と、インターネットを介さず行うオフライン集客があります。
ここからは、集客を始めたい方にお勧めな集客方法と特徴をそれぞれご紹介します。
おすすめのオンライン集客一覧
まずは、おすすめのオンライン集客の手法を紹介させていただきます！
MEO対策(Googleビジネス プロフィールの登録)
MEOとは、Map Engine Optimization（マップエンジン最適化）の頭文字を取った言葉で、地図内で検索された際の上位表示を目指すことを意味します。
MEO対策を行うと、Googleマップなどのインターネット上の地図で、自身の店舗を上位表示させることが可能となり、あなたのお店に興味を持つであろう人達の目に触れる機会を増やすことができます。
しかも、基本的には無料で行うことができるので、開始するハードルも低いのがメリットです。
ホームページやブログで集客
SNSの活用はハードルが高い場合には、ブログやホームページを作成してみるという方法もあります。
ホームページであればWordPressやペライチ、ブログであればアメブロ、FC2、はてな、などを活用すれば比較的簡単に作成することができます。
自社が提供しているサービスの概要やどんな特徴があるかについて説明してみるのもいいでしょう。
このときに注意したいのが、自分たちが発信したいメッセージではなく、ユーザーが知りたい内容を
発信することです。お客様が求めていることは何のかを考えながらブログをつけましょう。
SNSでの集客
安価でだれでも利用できる方法として、自社SNSを活用した広告があります。
FacebookやTwitter、TikTokなどを有効利用すると多くの潜在顧客にリーチできる可能性を秘めています。
SNSの投稿には自社サイトへのリンクを貼って、詳細な情報が見られる状態にしておきましょう。
SNSの使用頻度が高い女性層では情報が広まりやすいと言えます。
一方で、SNS上では他の広告が乱立しており、その中で目立たないか限り、ユーザー訪問につながらない点が
デメリットとして挙げられます。
ポータルサイトへの登録
グルメアプリやグルメ情報サイト、美容院予約アプリなどページを作る・広告を掲載することで、アプリやサイトの利用者の目に止まりやすくなります。たまたまその地域を訪れた人が、食事をするためにアプリで店舗を探し、店舗を訪れるといったことも考えられるでしょう。
一方で、このようなポータルサイトは掲載店舗が多く、自店の情報が埋もれてしまう可能性があるので、情報量をきちんと増やしてどんな強みがあるのかを明記するようにしましょう。
おすすめのオライン集客一覧
次に、おすすめのオフライン集客の手法を紹介させていただきます！
新聞折込
特定の地域に住んでいるお客様を呼び込みたい場合には、新聞折込チラシという広告手段あります。
紙の配布は手元に残るので、お客様のニーズが発生したときにすぐに関係性を作ることができます。
また、新聞折込チラシは、後述するポスティングチラシと比べて1枚当たりの配布単価が安くなるのが特徴で、広範囲に配布する場合に最適なチラシ広告です。
また、新聞購読者は比較的高所得者が多く、年齢も高い方が多いと言われております。
一方で、ポスティングチラシ、ポスティングはがきと比べて、非購読者層には届けられない点はデメリットと言えます。
ターゲットによって新聞折込とポスティングと使い分けるのがおすすめです。
ポスティング
特定の地域に住んでいるお客様へ届ける広告手段として、ポスティングチラシを使うという方法もあります。
新聞折込チラシと比較したときに、購読者以外の顧客層にも制限なく届けられる点が大きなメリットです。
また、ポスティングの場合は、丁町目単位など細かく配布エリアを選定できるので、自社の学習塾の商圏なりうるエリアをきちんと選定することで、チラシ広告費用を抑えることができます。
一方で、1枚当たりの配布単価は、新聞折込広告と比べると高めという点がデメリットとして挙げられます。
新聞折込チラシと共通しますがどんなサービスを提供しているかの詳細情報を記載した方がよいでしょう。
地域のフリーペーパーや新聞の広告出稿
地域密着型のフリーマガジンやクーポン情報誌に広告を掲載するメリットは、店舗のある地域の人の目に止まりやすくなることです。
一方で、掲載スペースが限られており、1回の掲載ではすぐに集客に結び付きにくい点や、クーポン利用者はそのとき限りで、リピーターになりにくい点がデメリットとして挙げられます。
スタンド看板
スタンド看板は、取り付け作業がないため、低コストで導入できる宣伝・広告方法です。設置・片付けが簡単にでき、看板の種類によっては内容やデザインの変更が容易にできる点もメリットといえるでしょう。
デメリットとしては、店舗の前を通る人にしかアプローチできないことが挙げられます。
自社にあった集客とマーケティング手法を見つけましょう
いかがだったでしょうか？マーケティングも集客も、なんとなく、とりあえずやるのではなく、どんなターゲットに対して、どんな手法をとるか、自社に最適な仕組みづくりを日々模索をし続ける必要があります。ぜひ、この記事で紹介させていただいた集客方法を活用して適切なマーケティング活動を行いましょう！
