ポイントカード印刷の基本と選び方
ポイントカードを効果的に活用するには、まず「どんな目的で」「どんなお客様に」「どんな場面で」使うのかを明確にすることが大切です。
印刷の仕様を決める前に、用途や目的に合ったカードタイプを理解しておくことで、デザインや素材選びもスムーズになります。
ポイントカードの目的と効果
ポイントカードは、お客様の再来店を促す販促ツールです。
リピート率を高め、特典による満足感を与え、店舗ロゴやデザインを通じてブランドの印象を定着させます。
小売店・飲食店・サロンなどでは、シンプルな仕組みでも「また行こう」と思わせる効果があります。
用途別に見るポイントカードのタイプ
飲食店・カフェ系:スタンプ特典で来店回数を促すタイプ。耐久性と捺印のしやすさを重視。
美容サロン・ネイルサロン系:予約やランク制度と連動。デザイン性と高級感を重視。
アパレル・雑貨店系:ブランドの世界観を表現。マット紙や厚手用紙で高品質に仕上げる。
クリニック・スクール系:日付記入やメモ欄付きで実用性を重視。シンプルな構成が好まれる。
おすすめのカードサイズと形状
携帯性抜群のクレジットカードサイズ(85×54mm)
最も人気のあるサイズで、財布のカードポケットにぴったり収まります。
常に持ち歩きやすく、紛失しにくいのが特徴です。角を丸くする角丸加工を施すと、よりカードらしい仕上がりになり、耐久性も向上します。
クレジットカードサイズカード印刷
クレジットカードと同じサイズですので、財布のカードポケットに入るサイズです。半径3mmの角丸加工にも対応可能です。
サイズ: 85 × 54 mm
見やすく情報量が多い名刺サイズ(91×55mm)
日本で一般的な名刺と同じサイズで、デザインや情報をゆったり配置できます。
クレジットカードサイズよりわずかに大きいため、店舗情報やポイント枠を見やすく掲載できます。
名刺サイズカード印刷
最も一般的なカードサイズです。一般的な標準サイズの名刺と同じサイズとなります。
サイズ: 91 × 55 mm
コンパクトな小型名刺サイズ(85×49mm)
軽くてかさばらず、財布やパスケースにも入れやすいコンパクトサイズです。
配布時の印象もスマートで、ミニマルなデザインに適しています。
小型名刺サイズカード印刷
名刺サイズよりも一回り小さいカードサイズです。財布に入るサイズですのでショップカードなどにおすすめです。
サイズ: 85 × 49 mm
情報量を確保できる二つ折りタイプ
スタンプ枠や店舗情報、キャンペーン案内などを多く掲載したい場合に最適です。
展開時に広い印刷面を確保でき、折りたたむと名刺サイズやクレジットカードサイズに収まります。
例:名刺サイズ二つ折り(91×110mm)/小型名刺サイズ二つ折り(170×54mm)
名刺サイズ二つ折り(縦)カード印刷
スジに沿って縦に二つ折りすると名刺サイズになります。折らずに開いた状態で納品いたします。
サイズ: 91×110 mm (スジ押し加工1本)
小型名刺サイズ二つ折り(横)カード印刷
スジに沿って横に二つ折りすると小型名刺サイズになります。折らずに開いた状態で納品いたします。
サイズ: 170×54 mm (スジ押し加工1本)
おすすめの素材と仕上がり
スタンプ・筆記に最適な上質紙(ケント)
スタンプやボールペンでの記入がしやすく、にじみや擦れが少ない定番素材です。
表面にコーティングがないためインク吸収性が高く、日付記入やスタンプ押印を頻繁に行うカードに最適です。
ナチュラルで落ち着いた質感は、どんな業種にも合わせやすい万能タイプです。
デザイン性を高めるマット紙(マット)
半光沢の落ち着いた質感で、写真やイラストをきれいに印刷できます。
デザイン重視の店舗やブランドカードにおすすめですが、スタンプ利用時はインクの乾き具合を事前に確認すると安心です。
避けたい素材:光沢紙(コート)
発色が良く高級感がありますが、表面がツルツルしており、スタンプや手書き筆記には不向きです。
インクが乾きにくく、にじみや擦れが発生しやすいため、ポイントカードには避けた方が無難です。
表裏で使い分ける片面光沢紙(エスプリコートSS)
片面はデザイン重視の光沢仕上げ、もう片面は筆記・捺印がしやすい上質紙系になっている用紙です。
表面にロゴやビジュアルを印刷し、裏面をスタンプ欄にするなど、デザイン性と機能性を両立できます。
耐久性を高める厚みの目安
180kg〜220kgの厚紙が最適
ポイントカードは長期間お客様に持ち歩かれるため、十分な厚みが必要です。
一般的な名刺と同等、またはそれ以上の厚さである180kg〜220kgを選ぶと、しっかりとした質感と高い耐久性を確保できます。
薄すぎる紙は折れやすく、使用中に角が擦れたり破れたりしやすいため避けましょう。
適度な厚みを持たせることで、手に取ったときの安心感やお店の印象もワンランク上になります。
カフェのポイントカードの裏面のデザイン

デザインテンプレートを編集して、オリジナルのメンバーズカードを印刷することができます。