2027年の干支「丁未(ひのと・ひつじ)」はどんな年かを詳しく解説!

年賀状には干支をモチーフにしたイラストや文字があると、年の初めに明るい未来や動物のもつ縁起のよさを感じられます。2027年は、未年です。この記事では、年賀状を作る前に知っておきたい、2027年の干支と十二支の意味について解説します。

年賀状には干支をモチーフにしたイラストや文字があると、年の初めに明るい未来や動物のもつ縁起のよさを感じられます。2027年は、未年です。この記事では、年賀状を作る前に知っておきたい、2027年の干支と十二支の意味について解説します。
「干支」と「十二支」が、同じ意味だと思っている方は多いようです。2027年は未年ですが、本来の干支でいうと丁未(ひのと・ひつじ)。未年であること以外にも込められた意味があります。
ここでは干支と十二支の違いと意味、丁未が何を意味するのかを解説します。年賀状に取り掛かる前に知識として、しっかり覚えておきましょう。
「十二支」はご存知の通り、子(ね:ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う:うさぎ)、辰(たつ)、巳(み:へび)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い:いのしし)と、その年を12種類の動物になぞらえたもので、年の他にも時刻や方角を表すことがあります。
この十二支が「干支」の意味で用いられることがありますが、干支とは本来「十干十二支(じっかんじゅうにし)」を略した呼び名で、「十干(じっかん)」と十二支を組み合わせたものです。
「十干」とは、甲(こう:きのえ)、乙(おつ:きのと)、丙(へい:ひのえ)、丁(てい:ひのと)、戊(ぼ:つちのえ)、己(き:つちのと)、庚(こう:かのえ)、辛(しん:かのと)、壬(じん:みずのえ)、癸(き:みずのと)の総称で、もとは1から10までものを数えるための言葉です。
2026年は十二支でいうと「午(うま)」年、十干では第3位の「丙(へい:ひのえ)」の年で、干支は「丙午(ひのえ・うま)」でした。つまり、2027年は十二支でいうと「未(ひつじ)」年、十干では第4位の「丁(てい:ひのと)」の年となり、干支は「丁未(ひのと・ひつじ)」となるのです。丁未は、60種類ある干支の組み合わせの44番目にあたります。
十二支や十干は数や方角だけでなく、それぞれ独自の意味を持っています。例えば「丁」は十干では第4位であり、陰の「火」を表します。同じ火でも、丙が太陽のように燃え盛る火だとすれば、丁は灯火(ともしび)のような火。穏やかで芯が強く、粘り強さや繊細さ、内に秘めた情熱を象徴します。
「未」は十二支では羊を表し、五行(万物を木・火・土・金・水の5つの要素で捉える古代中国の考え方)では「土」に属します。羊は群れで穏やかに暮らすことから、温厚さや協調、平和の象徴とされています。
この2つの組み合わせである丁未は、五行の要素どうしが互いを生かし合う「相生(そうじょう)」の関係にあたります。なかでも火が土を生む「火生土(かしょうど)」にあたり、縁起としては「吉」とされています。灯火のような温かさで大地(土)を育てるように、「穏やかな情熱で周囲を温め、地道な努力を実らせる」といった意味が込められた干支といえるでしょう。
年賀状には新年のあいさつや近況報告だけでなく、自分の抱負や心構え、相手の幸せや健康を祈る気持ちも込めて送るのが一般的です。
ただそうなると、来年の未年がどんな年になるのかが気になってきます。そこで、ここからは過去の未年に起こった出来事を振り返り、未年や未年生まれの方にはどんな特徴があるのかを探ってみましょう。
最近では2015年、2003年、1991年が未年にあたります。起こった出来事を抜粋すると次の通りです。
2015年:2015年、乙未(きのと・ひつじ)の年、北陸新幹線が金沢まで開業し、東京と北陸が一本のレールでつながりました。地道に積み重ねた整備計画が形になった、節目の年といえます。
2003年:2003年、癸未(みずのと・ひつじ)の年、六本木ヒルズが開業し、街に新しい賑わいが生まれました。プロ野球では阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝し、ファンが沸いた一年でもありました。
1991年:1991年、辛未(かのと・ひつじ)の年、バブル経済の崩壊が本格化し、時代が大きな転換点を迎えました。一見おだやかな羊の年にも、静かに次への変化が始まっていたといえるかもしれません。
羊が群れで穏やかに歩むように、未年はこれまでの努力が実を結びやすく、次の時代への準備が静かに進む年といえるかもしれません。
羊は古くから毛や乳をもたらす身近な動物で、温厚で群れで仲良く暮らすことから、「平和」や「家内安泰」の象徴とされてきました。
また十二支を植物の成長になぞらえる考え方では、「未」は果実が成熟へと向かう前の段階にあたるとされます。ここから、未年は目標の達成に向けてこれまでの努力を続け、力を注ぐのにふさわしい年だともいわれています。
2027年の未年は、「穏やかな気持ちで、これまでの努力を実らせる年にしたい」。年賀状にはそんな気持ちを込めるのもよいでしょう。
未年生まれの方には、羊のおだやかなイメージそのままに、温厚で思いやりのある方が多いとされています。
一般に未年生まれにみられるのは、次のような特徴です。
2027年に子どもが生まれる方への年賀状には、このような未年生まれの特徴を添え、名前を考えるときや生まれる前の準備に役立ててもらうとよいでしょう。
丁未(ていび)生まれの人は、丁(ひのと)と未(ひつじ)の組み合わせによって、その性格や特徴がわかります。それぞれの要素が持つ性質と相互作用を考慮することで、丁未生まれの人の特徴を理解することができます。
丁は五行の「火」に属し、「陰」の性質を持ちます。前述のとおり、太陽のような大きな火ではなく灯火(ともしび)を象徴し、以下のような特徴があります。
未は十二支の一つで、五行の「土」に属し、「陰」の性質を持ちます。未は羊を象徴し、以下のような特徴があります。
丁(灯火の火)と未(土)の組み合わせは、火が土を育てる「相生」の関係にあり、穏やかさのなかに芯の強さが感じられます。
これらの特徴により、丁未生まれの人は穏やかでありながら、地道な努力で着実に信頼と成果を積み重ねていくタイプだと考えられます。
こうした生まれた年による性格・特徴は、中国に起源を持つ伝統的な占い「四柱推命(しちゅうすいめい)」の考え方にもとづいています。個人の生年月日と生まれた時間から、その人の運命や性格、将来の出来事を予測する方法です。
この占いは、以下の四つの柱(要素)を用いることから「四柱」と呼ばれます。
四柱推命は、干支(天干と地支)の組み合わせによって構成されます。天干は10種類(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)、地支は12種類(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)あり、これらが組み合わさって60年周期の干支暦が作られます。
せっかくの機会ですから2027年の年賀状には、少し他とは違った「ワンポイント」を込めたいものです。相手のことを思うからこそ込められる気持ちがきっとあるはず。日頃のあなたの思いを、年賀状にもしっかり込めましょう。
ここでは、相手に喜ばれるポイントを紹介します。他にもいくつかありますから、インターネットや書籍などさまざまな情報の中からじっくり探してみましょう。
干支の象徴である「羊」を、ふんわりと優しいタッチや、群れでのんびり過ごすデザインで年賀状に描くと、2027年のテーマが一目でわかるようになります。また、灯火(丁)の温かさを意識して、ろうそくやあたたかな光をイメージした背景も効果的です。
年賀状に「丁未」の年にふさわしいメッセージを添えるのも素敵です。以下のようなメッセージを参考にしてみてください。
「丁未(ひのとひつじ)の年、灯火のような温かさで、まわりを和ませる一年になりますように。」
「コツコツ重ねた努力が実を結ぶ年。穏やかな歩みで、確かな一歩を重ねていきましょう。」
「やさしさと粘り強さを胸に、ご家族みなさまが穏やかに過ごせますように。」
丁(火)はあたたかな赤やオレンジ、未(土)は黄色や金色に対応します。年賀状のデザインにこれらの色を取り入れることで、干支のパワーを感じさせることができます。例えば、灯火のようなやわらかいオレンジや、実りを思わせる黄金色をモチーフにしたデザインが映えるでしょう。
2027年に進学や就職する方には、未年の「コツコツ続けた努力が実る」という意味を添えた年賀状でエールを送るのもよいでしょう。
事業を営んでいる方には地道な積み重ねが実を結ぶことを祈り、これから事業を起こす方には焦らず着実に進む勇気を応援するような年賀状を送るなど、お互いに1年を新たな気持ちで迎えたいものです。