印刷方式|全面印刷と部分印刷の特徴・料金・納期を比較

ラクスルの封筒印刷では、「全面印刷」と「部分印刷」の2種類を用意しています。印刷できる範囲が異なるうえ、仕上がりの見た目やコスト、納期などにも違いがあります。 この記事では、ラクスルの封筒印刷における2種類の印刷方法を比較しながら、用途に応じた最適な選び方、デザイン制作の注意点について解説します。

ラクスルの封筒印刷では、「全面印刷」と「部分印刷」の2種類を用意しています。印刷できる範囲が異なるうえ、仕上がりの見た目やコスト、納期などにも違いがあります。 この記事では、ラクスルの封筒印刷における2種類の印刷方法を比較しながら、用途に応じた最適な選び方、デザイン制作の注意点について解説します。
目次
ラクスルの全面印刷と部分印刷には、以下のような違いがあります。
| 比較項目 | 全面印刷 | 部分印刷 |
|---|---|---|
| デザインの自由度 | 非常に高い | 印刷不可の範囲あり |
| コスト(100部、最短出荷) | 【長形3号・窓なし】27,688円(税込) 【長形3号・窓付き】30,797円(税込) 【角形2号・窓なし】41,126円(税込) |
【長形3号・窓なし】2,911円(税込) 【長形3号・窓付き】5,548円(税込) 【角形2号・窓なし】5,936円(税込) |
| 納期 | 4~9営業日出荷 | 1~5営業日出荷 |
| おすすめ用途 | 企業のイメージアップ、DM など | 社名ロゴなど |
| 対応サイズ | 長形3号、長形4号 洋形2号、洋形3号 角形2号、角形3号、角形A4号、角形20号 卓上カレンダー用封筒 |
長形3号、長形4号、長形40号 洋形2号、洋形3号、洋形6号 角形0号、角形1号、角形2号、角形3号、角形A4号、角形6号、角形8号 |
| 用紙の種類 | マット紙、上質紙 | 白色紙(ケント)、クラフト紙(茶)、カラー紙、ソフトカラー紙、透け防止加工紙 など |
次に、部分印刷の詳細、印刷の仕様、利用例について解説します。
既製の封筒に印刷をするため、リーズナブルに封筒の作成ができます。シンプルな封筒が欲しい方、短納期で封筒が欲しい方にオススメです。
ラクスルの部分印刷では、オフセット印刷とオンデマンド印刷のいずれかになります。なお、5,500部以上はオフセット印刷のみとなり、5,000部までの場合は印刷方法を指定できません。
ラクスルの部分印刷における、サービス仕様の詳細は次のとおりです。
| 仕様 | 概要 |
|---|---|
| 対応ロット | 50部~10,000部 |
| 対応色数 | 表面モノクロ、裏面モノクロ、表面特色1色、表面カラー、裏面カラー |
| 納期 | 1~5営業日出荷 |
| 費用 | 2,049円(税込)~ |
部分印刷では、ビジネスシーンでの需要が高い長形3号や角形2号などの封筒が多く利用されています。
なお、無料で使えるデザインテンプレートもあるため、コストを抑えつつビジネス用の封筒を作成できます。
部分印刷は既製封筒に印刷するため、端を貼り合わせた部分やフチ付近など、印刷ができない範囲があります。

また、封筒の四隅までベタ塗りするようなデザインは、部分印刷では表現しきれない可能性があります。
なお、部分印刷で使用できる色は、モノクロと一般的なカラー、特色インキの1色印刷です。特色のカラーは、グレー、紺、青、緑、赤、オレンジ、エンジに限られます。ベーシックな色がメインで、金色や銀色などは使えません。
用紙に印刷をしてから製袋をするので、”フタ”や端まで自由にデザインをすることが可能です。企業のイメージアップやDM(ダイレクトメール)用途にもオススメです。
全面印刷に用いる用紙は、白色のマット紙と上質紙から選べます。
ラクスルの全面印刷における、サービス仕様の詳細は次のとおりです。
| 仕様 | 概要 |
|---|---|
| 対応ロット | 100部~100,000部 |
| 対応色数 | 片面モノクロ、片面カラー |
| 納期 | 4、6、9営業日出荷 |
| 費用 | 23,250円(税込)~ |
全面印刷はDM(ダイレクトメール)や会社案内、挨拶状など、手に取った人の目を引くデザインを作る場合におもに利用されています。
全面印刷では四隅のフチまで印刷するため、デザインデータの作成時は「塗り足し」を必ず入れなければなりません。フチなし印刷用データの作成時、本来の仕上がりサイズより外側に3mmはみ出させておく必要があります。そのはみ出させた部分を「塗り足し」と言います。塗り足した部分は印刷後に切り落とすことで、フチの隅まで印刷できます。
なお、印刷の美しさを追求するなら、画像の解像度は「350~400dpi」に設定しましょう。
| 印刷方法 | 用途 |
|---|---|
| 部分印刷 | 請求書や納品書などのビジネス用途、同じ書類を大量に送付する場合 |
| 全面印刷 | キャンペーンのDM、会社案内など、ブランドイメージを重視する場合 |