リーフレット・チラシ・パンフレットの違いを徹底解説|用途と使い分けのポイント

リーフレット、チラシ、パンフレット。似ているようで実は形状や用途が異なります。 本記事では、それぞれの定義や特徴、効果的な使い分け方をわかりやすく解説。最後には、すぐに印刷注文できる ラクスルの印刷サービス もご紹介します。

リーフレット、チラシ、パンフレット。似ているようで実は形状や用途が異なります。 本記事では、それぞれの定義や特徴、効果的な使い分け方をわかりやすく解説。最後には、すぐに印刷注文できる ラクスルの印刷サービス もご紹介します。
目次
販促や案内資料を作るとき、「リーフレット」「チラシ」「パンフレット」のどれを選ぶかで成果が大きく変わります。ここでは、形状・特徴・用途を整理して、目的に合わせた選び方を紹介します。
1枚ものの印刷物。折り加工をせず、広範囲に配布するのに適しています。A4・B5サイズが多く、大量印刷でコストを抑えられるため、イベント告知やセール情報に最適です。
1枚の紙を折って作る印刷物。二つ折りや三つ折りにすることで情報を整理し、コンパクトに持ち運べます。サービスの特徴や観光案内、店舗のメニュー紹介など、「読んでもらいながら理解してもらう」シーンに有効です。
複数ページを綴じた冊子形式。4ページ以上で構成されることが多く、表紙や厚手の紙を使うことで高級感を演出可能。企業案内や商品カタログ、学校案内など、長期的に保管して活用してほしい資料に向いています。
短期間のイベントやセール告知、地域限定キャンペーンなど、とにかく「早く」「広く」届けたい場合に最適。
サービス内容や観光地の情報など、詳細を整理してわかりやすく伝えたい場合に効果的。店頭設置や持ち歩き用資料にぴったり。
ブランドや商品の魅力をしっかりと伝え、手元に長く残してほしい場合に活躍。展示会や営業資料として重宝されます。
| 類 | 形状・仕様 | 主な用途 | 情報量 | 保存性 | 費用感 |
|---|---|---|---|---|---|
| チラシ | 1枚、折りなし | イベント告知、セール周知 | 少ない | 捨てられやすい | ◎(安価) |
| リーフレット | 1枚を折って使用 | サービス案内、観光ガイド | 中程度 | 持ち歩きやすい | ○(中程度) |
| パンフレット | 複数ページ冊子 | 会社案内、商品カタログ | 多い | 保管されやすい | △(高め) |
印刷物を選ぶときは、「誰に」「どんな状況で」「どんな情報を伝えたいか」を考えることが大切です。同じ内容でも、媒体の形を変えるだけで受け取られ方が大きく変わります。ここでは、チラシ・リーフレット・パンフレットの代表的な活用シーンを整理します。
短期間のイベント告知やセール情報
チラシは大量配布に適しているため、イベントやセールの情報を一気に広めたいときに活躍します。新聞折込やポスティング、街頭配布などで広範囲に届けられるのが強みです。
視覚的インパクトが必要な場合
手に取った瞬間に内容を理解させたい場合に有効。写真やキャッチコピーを大きく配置することで即効性が高まります。
サービスや商品の詳細説明
折り加工を使って情報を分けられるため、複数の特長やストーリーを整理して伝えられます。店舗や展示会で手渡す資料に最適です。
観光案内や施設ガイド
地図やモデルコースなど、持ち歩きながら確認してもらいたい内容に向いています。ポケットサイズにすることで旅行者に便利です。
店頭設置や営業シーン
コンパクトで持ち帰りやすく、店頭やカウンターに置いておけば自然に手に取ってもらえます。
企業案内やブランドブック
冊子形式でしっかり作り込むことで、企業の信頼感やブランド価値を伝えることができます。営業先に持参する定番資料です。
商品カタログや学校案内
複数ページにわたって豊富な情報を掲載できるため、検討段階でじっくり読んでもらいたい場合に有効。保存性が高く、長期的に利用されます。
展示会や商談の資料
「後から読み返してもらう」ことを前提に、厚手の紙や表紙デザインで印象を残すことができます。
印刷物は、同じ内容でもサイズや紙質、折り加工の有無によって印象が大きく変わります。デザイン面でも、情報の見せ方や配布方法に合わせた工夫が必要です。ここでは、制作前に押さえておきたいポイントを紹介します。
チラシ(フライヤー)
A4・B5サイズが主流。軽量紙を使えば大量印刷でもコストを抑えられます。短期配布に向いており、広範囲にばらまくのに最適です。
リーフレット
A4を三つ折りにした形が定番。情報量と持ちやすさのバランスが良く、紙質を少し厚めにすると高級感も演出できます。
パンフレット
A4サイズを中心に複数ページ構成。表紙には厚手の紙を使うと保存性が高まり、ブランド力を伝える効果が増します。
リーフレットでは折り方次第で情報の見せ方が変わります。
・二つ折り:シンプルにまとまり、メニュー表や案内資料に向いている。
・三つ折り(巻き三つ折り/Z折り):複数のサービスや工程を段階的に紹介するのに最適。
・蛇腹折り:観光マップや商品ラインナップなど、広げて一覧性を出したい場合に効果的。
折り加工を活かすことで、情報を自然にストーリー化して読んでもらうことができます。
紙媒体は手に取ってもらいやすい反面、スペースに限りがあります。近年は QRコード を印刷して公式サイトやSNSに誘導する手法が一般的です。
・イベント告知なら「参加申込みフォーム」へ
・商品紹介なら「オンラインショップ」へ
・観光案内なら「地図アプリ」や「詳細ガイド」へ
紙とWebを組み合わせれば、情報量を補完しつつ、成果につながる行動を促すことができます。
印刷物を作る際に気になるのが「どれくらいの費用がかかるのか」という点です。チラシ・リーフレット・パンフレットでは、仕様や加工の違いによりコストに大きな差があります。ここでは、一般的な費用感の目安を整理します。
チラシ(フライヤー)
もっとも安価。モノクロや薄手の紙を選べば数千枚単位でも低コストで印刷可能。
リーフレット
折り加工が加わるため、チラシよりやや高め。厚手の紙や特殊な折り方を選ぶとさらに単価が上がります。
パンフレット
複数ページ+綴じ加工が必要なため、もっとも高額。ページ数や紙質、製本方法によって大きく変動します。
印刷物の費用は大きく分けて3つの要素から成り立ちます。
制作費(デザイン・データ作成)
外注の場合、ページ数やデザインの複雑さに応じて変動。
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印刷費
サイズ・紙質・カラー/モノクロで決まります。大量印刷すると1部あたりの単価が下がるのが特徴。
加工費
折り加工や製本(中綴じ・無線綴じなど)が必要な場合に追加。
短期イベントやキャンペーン → コスト重視でチラシを大量印刷
サービス紹介や観光案内 → 適度に情報量を載せつつ、見た目も重視したリーフレット
企業案内やブランド訴求 → コストをかけても保存性・高級感を重視したパンフレット
印刷物を作ろうとすると、用語や仕様の違いで迷うことが少なくありません。ここでは、多くの方が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。
A. 基本的には同じものを指します。一般的に「チラシ」はA4やB5サイズが多く、「フライヤー」はA6など小さいサイズを指す場合もあります。ただし厳密な区分けはなく、印刷会社によって呼び方が異なることもあります。
A. 三つ折りの場合、A4サイズを6面に分けられるため、1枚のチラシよりも2〜3倍の情報を整理して載せられます。蛇腹折りにすればさらに多くの要素を段階的に見せられるため、商品ラインナップや観光案内に効果的です。
A. 目的に応じて判断するとわかりやすいです。
広く・安く・すぐに知らせたい → チラシ
持ち歩きやすく、情報を整理して伝えたい → リーフレット
ブランドや商品を深く理解してもらいたい → パンフレット
A. 紙質とデザインがポイントです。厚手や高級感のある紙を選び、表紙に光沢加工やマット加工を加えると、長く手元に残してもらいやすくなります。
せっかく作った印刷物も、受け手に届かなければ効果を発揮できません。デザインや仕様に加えて、配布方法や工夫次第で反応率は大きく変わります。ここでは、印刷物の効果を最大化するためのポイントを紹介します。
視認性の高さ
キャッチコピーやメイン画像は一目で伝わるように配置しましょう。特にチラシやフライヤーは「数秒で目を引く」ことが重要です。
情報の整理
リーフレットやパンフレットでは、ページや折りの区切りごとにテーマを分け、読みやすく構成すると効果的です。
ブランドの一貫性
ロゴやカラーを統一し、名刺やWebサイトとトーンを合わせることで信頼感が高まります。
紙の厚さ・質感
薄い紙は気軽に配布できますが、捨てられやすい傾向があります。厚手や高品質紙を選べば、保存性が上がり印象も強まります。
加工の工夫
ラミネートや表面加工を施すと、汚れや折れに強くなり、長期間利用されやすくなります。
チラシ(フライヤー) → 新聞折込やポスティングで広範囲に届ける。
リーフレット → 店頭やイベント会場に設置し、必要な人に手に取ってもらう。
パンフレット → 展示会や商談で直接手渡し、相手に「持ち帰ってもらう」ことを前提にする。
リーフレット・チラシ・パンフレットは、一見似ていても形状や用途が大きく異なります。
広く・安く・すぐに伝えたいなら → チラシ(フライヤー)
持ち歩きやすく、情報を整理して伝えたいなら → リーフレット
ブランドや商品を深く理解してもらいたいなら → パンフレット
さらに、サイズや紙質、折り加工、配布方法などを工夫すれば、印刷物の効果は大きく高まります。
「どの形式を選べばいいか分からない」という方も、まずは目的と配布シーンを基準に選んでみてください。
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