郵便規格(定形郵便・定形外郵便)と郵便料金の基準

チラシやDMを送付する際には郵便規格(定形郵便・定形外郵便)に応じた封筒選びが必要です。 この記事では郵便規格と封筒設計の早見表や、定形郵便、定形外(規格内)郵便、定形外(規格外)郵便の基準など、郵便に関する具体的な内容を紹介します。郵便料金をお得にしたい方や、封筒の選び方で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

チラシやDMを送付する際には郵便規格(定形郵便・定形外郵便)に応じた封筒選びが必要です。 この記事では郵便規格と封筒設計の早見表や、定形郵便、定形外(規格内)郵便、定形外(規格外)郵便の基準など、郵便に関する具体的な内容を紹介します。郵便料金をお得にしたい方や、封筒の選び方で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
郵便物の料金は、サイズと重量に応じて定められています。以下は、おもな郵便区分のサイズ・重量基準と、ラクスルで取り扱っている該当封筒の一覧です。
| 郵便区分 | おもなサイズ・重量 | 郵便料金 | ラクスルで取り扱っている該当封筒 |
|---|---|---|---|
| 定形郵便 | 長辺 140~235mm、短辺 90~120mm、厚さ 10mm 以内 重量 50g 以内 |
110円 | 長形3号、 長形4号、 長形40号、 角形8号 洋形2号、 洋形6号、 洋形長3号 |
| 定形外(規格内)郵便 | 長辺 340mm 以内、短辺 250mm 以内、厚さ 30mm 以内 重量 1kg 以内 |
140~750円 | 角形2号、 角形3号、 角形6号、 角形20号、 角形A4号、 卓上カレンダー用封筒 |
| 定形外(規格外)郵便 | 長辺 600mm 以内、長辺+短辺+厚さの合計サイズ 900mm 以内 重量 4kg 以内 |
260~1,750円 | 角形0号、角形1号 |
※2025年8月13日現在
定形郵便は長辺140~235mm、短辺90~120mm、厚さ10mm、重さ50g以内であれば110円で送れる郵便物です。
長形3号にクリアファイルを用いずにA4用紙を入れた場合、定形郵便の50g以内ではA4用紙10~11枚程度まで送付可能です。
| 封入物 | 重量 | 郵便料金 |
|---|---|---|
| 長形3号・A4用紙1枚 | 8.7g | 110円 |
| 長形3号・A4用紙2枚 | 12.7g | 110円 |
| 長形3号・A4用紙5枚 | 24.7g | 110円 |
| 長形3号・A4用紙8枚 | 36.7g | 110円 |
| 長形3号・A4用紙1枚・クリアファイル1枚 | 34.7g | 110円 |
| 長形3号・A4用紙2枚・クリアファイル1枚 | 38.7g | 110円 |
| 長形3号・A4用紙4枚・クリアファイル1枚 | 46.7g | 110円 |
定形外(規格内)郵便は、定形郵便のサイズや厚さを超える郵便物のことです。サイズや厚さがあっても比較的安価に送れるのが特徴です。
定形外(規格内)郵便の基準と料金
・サイズ(最大):長辺340mm以内、短辺250mm以内、厚さ30mm以内
・重量1kg以内
| 重量 | 料金 |
|---|---|
| 50g 以内 | 140円 |
| 100g 以内 | 180円 |
| 150g 以内 | 270円 |
| 250g 以内 | 320円 |
| 500g 以内 | 510円 |
| 1kg 以内 | 750円 |
この基準を超えると、定形外(規格外)郵便の料金が適用されます。
定形外(規格内)郵便でよく利用されるのは角形2号です。A4サイズの書類を折らずに入れられるため、ビジネスシーンで重宝されます。
角形2号で定形外(規格内)郵便として送る場合、厚さ3cm以内・重さ1kg以内という制限があります。
また、重さによって郵便料金が異なるため、封入物の合計重量を確認することが重要です。以下は、角形2号に封入するA4用紙(単体/クリアファイル付き)の組み合わせ別目安です。
| 封入物 | 重量 | 郵便料金 |
|---|---|---|
| 角形2号・A4用紙1枚 | 20.7g | 140円 |
| 角形2号・A4用紙2枚 | 24.7g | 140円 |
| 角形2号・A4用紙5枚 | 36.7g | 140円 |
| 角形2号・A4用紙8枚 | 48.7g | 140円 |
| 角形2号・A4用紙1枚・クリアファイル1枚 | 46.7g | 140円 |
| 角形2号・A4用紙2枚・クリアファイル1枚 | 50.7g | 180円 |
| 角形2号・A4用紙5枚・クリアファイル1枚 | 62.7g | 180円 |
※A4用紙の厚さは0.3mm、1枚あたりの重さは約4gで計算しています。
※角形2号の重さは約16.7g、クリアファイルの重さは約26gです。
料金別納郵便・料金後納郵便は、日本郵便が提供する「切手を貼らずに郵便物を発送するシステム」です。これらを利用すると、大量の郵便物を差し出すときに切手を貼る手間が省けます。
料金別納郵便と料金後納郵便には以下のような違いがあります。
・料金別納郵便
同一料金の郵便物を同時に10通以上差し出す必要がある(料金ごとに分けて差し出す場合は同一料金でなくても良い)。料金は郵便物差し出し時に都度支払う仕組み。
・料金後納郵便
毎月50通以上の差し出しが必要。1ヵ月分の料金を翌月末日までに指定口座へ振り込むか、口座振替(翌月20日引き落とし)により一括で支払う仕組み。預貯金口座からの支払いが可能なため、経理業務を効率化できる。
参考:
日本郵便「料金別納」
日本郵便「料金後納」
料金別納郵便・料金後納郵便で郵便物を差し出す際には、切手を貼らない代わりにそれぞれ「料金別納郵便」「料金後納郵便」と書かれたマークを表示しましょう。
料金別納郵便・料金後納郵便のマークを表示する際は、以下の点に注意してください。
参考:
定形外(規格外)郵便は、厚みやサイズが規格内を超える場合に利用できる郵送方法で、全国一律ではなく重量によって料金が変わります。
定形外(規格外)郵便の基準と料金
・サイズ(最大):長辺600mm以内、長辺+短辺+厚さの合計が900mm以内
・重量4kg以内
| 重量 | 料金 |
|---|---|
| 50g 以内 | 260円 |
| 100g 以内 | 290円 |
| 150g 以内 | 390円 |
| 250g 以内 | 450円 |
| 500g 以内 | 660円 |
| 1kg 以内 | 920円 |
| 2kg 以内 | 1,350円 |
| 4kg 以内 | 1,750円 |
A4サイズ・4kgまで一律料金で送れるレターパックですが、レターパックライトは430円、レターパックプラスは600円かかります。定形外(規格外)郵便の場合、150gまでは260円~390円なので、レターパックライトよりも安い料金になります。