QRコードのサイズ・解像度に注意
ポストカードや名刺など、印刷できるサイズが小さいものだと、QRコードを極力小さくして、文字などをより多く載せたいですよね。しかし、QRコードが小さすぎると、スマートフォンなどで撮影しても読み取れない可能性があります。
推奨サイズは縦横ともに20mm程度。それより小さい場合でも読み取り可能な場合はありますが、必ず実際に読み取れるかを確認して決めるようにしましょう。
また、サイズだけでなく解像度にも注意が必要です。QRコード作成サービスでの作成段階で適切な大きさを設定していればそれほど気にする必要はありませんが、配置の際にサイズを拡大した場合などは、解像度が低くなりQRコードが読み取りづらくなっていないか注意を払う必要があります。
QRコードの配置と余白の取り方
大きさ以外にも、意外に見落としがちなのが、コードの周りに十分な余白が足りない場合です。文字やグラフィックが近すぎると、カメラがコードを認識しづらくなるため注意が必要です。
目安としては、QRコードの最小単位である「セル」の4倍の広さの余白を確保することが理想とされています。また、複数のQRコードを近くに配置すると、どちらもカメラに写り込んで読み取りが難しくなるため、距離を離して配置しましょう。
印刷物とデザインによる読み取り問題
印刷物では「色」や「紙質」の影響にも注意が必要です。
・色の組み合わせ
白地に黒のQRコード、黒地に白のQRコードといったコントラストが強い配色が推奨されます。背景とのコントラストが弱いと読み取りが難しくなります。
・紙質
光沢紙はライトの反射でQRコードが欠けて見え、スキャンしにくくなることがあります。過度に反射する紙も避けた方が安心です。
・デザインQRコード
最近はQRコードにロゴを入れたり、デザイン加工を施すサービスも増えています。ただし、ドットが細かすぎたり、背景とのコントラストが弱いと読み取れないケースがあります。採用する場合は必ずテストを行いましょう。