名刺の角丸加工で見た目の印象を変えよう!基本知識や注意点を解説

名刺を角丸加工する際の注意点は、名刺のデザインによっては品質を損ねる可能性があることです。インク剥がれや付着などを生じる場合があり、カットを前提した部分のデザインを考える必要があります。

依頼する会社にもよりますが、角丸の半径は「3〜9mm」の間で選べるのが一般的です。例えば、クレジットカードの角には半径3mmの角丸加工が多くほどこされています。

角のある名刺と同じように角丸加工の名刺デザインを考えると、イメージしたのとは異なる名刺にもなりかねないため、品質や角丸の半径には注意してください。

名刺の角丸加工の基礎知識として「角丸の大きさを統一する」、「角丸は小さくするのが一般的」、「大きい角丸で可愛さを表現」などがあります。基礎知識を理解した上で角丸加工をほどこさなければ、バランスの崩れた印象の名刺になってしまうかもしれません。角丸加工で失敗しないように、ここでは名刺の角丸加工に関する基礎知識を紹介します。

角丸の大きさを統一する

名刺の角丸加工では、角丸の大きさを統一するのが一般的です。これは名刺以外の印刷物にも共通することであり、角丸の大きさがバラバラだと統一感がなくて見栄えの悪い印刷物になってしまいます。紙面が落ち着かないイメージを持ってしまうのです。

紙面に落ち着きを持たせるためにも、角丸の大きさをすべて統一して角丸加工の特徴である柔らかさを表現しましょう。

角丸は小さくするのが一般的

名刺の角丸加工では、一般的に角丸を小さくします。名刺を四角いデザインにする場合、デザイン内に複数の四角を並べたり、その中に画像や文字を入れたりすることが多いでしょう。

角丸を小さくすることでラインの整列が図られ、明確ですっきりしたイメージの名刺に仕上がります。角丸の大きさで迷ったならば、小さめに設定しておくのが無難でしょう。

大きい角丸で可愛さを表現

場合によっては、大きい角丸にするのもおすすめです。大きい角丸は可愛らしさを表現できるため、女性の名刺などに向いています。

アクセントとして大きな角丸にすれば、ほかの名刺との差別化を図れるかもしれません。とはいえ、大きな角丸は使いこなすのが難しいことも確かです。アクセント程度に使用することをおすすめします。

名刺以外における角丸加工の活用例として「診察券」、「ショップカード」、「商品タグ」、「メニュー表」などが挙げられます。柔らかく優しい印象を与える角丸加工は、名刺以外にも私たちの身の回りにある多くの印刷物に使われているのです。名刺以外における角丸加工の活用例を4つ紹介します。

1.診察券

名刺以外では診察券にも角丸加工が使用されています。柔らかく優しい印象を与える角丸加工は、診察券に優しい雰囲気を持たせられるでしょう。前述したとおり角がなく安全性が高いという特徴も、診察券に利用される理由の1つです。

また角が丸くなっているため角が折れてしまう心配もありません。診察券は財布に入れておく場合が多く、角を折らずに綺麗に収納できる角丸加工は診察券に向いているのです。

2.ショップカード

ショップカードにも角丸加工はよく使用されます。ショップカードと一言でいっても、飲食店やアパレルショップ、スポーツショップなどさまざまな種類があるでしょう。

業種によって与えたいイメージは変わるため、丸の大きさを調整できる角丸加工はおすすめなのです。少し工夫した角丸加工にすれば、お店のイメージに沿ったショップカードを作れるでしょう。

3.商品タグ

洋服などに付いている商品タグにも角丸加工が使用されています。タグの角を丸くすることで、商品に傷がつくリスクを軽減できます。また商品タグの場合は、角丸加工だけではなく孔開け加工をセットで行うケースが多いです。孔開け加工とは、印刷物に対して正円の孔を開ける加工を指します。ひもなどを通して使う商品タグならではといえる加工です。

4.メニュー表

飲食店や結婚式などのメニュー表にも角丸加工は使用されています。角丸加工がされたメニュー表は、柔らかく優しいイメージを与えます。

飲食店や結婚式場などの子供も利用する場所では、角のあるメニュー表だと怪我をさせてしまうリスクがあります。メニュー表を手に取る方のことを考え、角丸加工するかどうかを検討してみてください。