ラベルシール24面とは?基礎知識を解説
ラベルシール24面とは、A4サイズ(210mm×297mm)の用紙に、24枚のラベルが配置されたシール用紙のことです。まずは基本的な仕様と特徴を理解しましょう。
24面ラベルシールの基本仕様
代表的なラベルシール24面の仕様は以下の通りです。
※あくまで代表例です。製品によって変わります。
- ■ シートサイズ
A4(210mm×297mm)
- ■ 面付方法
3列×8段(横3列、縦8段)
- ■ 1片(1枚)のサイズ
70.0mm×33.9mmや66.0mm×33.9mmなど
- ■ 厚み・紙質
総厚み: 約0.13~0.22mm
ラベル厚み: 約0.07~0.11mm
紙質: 上質紙、光沢紙など
- ■ 白色度
通常タイプ: 80~90%程度
高白色タイプ: 95%前後
面数によるサイズ・入力可能な文字数の違い
ラベルシールは面数によって、1枚あたりのサイズ、入力可能な文字数が異なります。
| 面数 |
ラベルシールのサイズ(代表例) |
入力可能な文字数(目安) |
| 2面 |
210mm×148.5mm |
1,265字(55字×23行) |
| 10面 |
91mm×55mm |
207字(23字×9行) |
| 12面 |
83.8mm×42.3mm |
147字(21字×7行) |
| 21面 |
70mm×42.3mm |
119字(17字×7行) |
| 24面 |
70mm×33.9mm |
85字(17字×5行) |
| 44面 |
48.3mm×25.4mm |
48字(12字×4行) |
| 65面 |
38.1mm×21.2mm |
27字(9字×3行) |
※入力可能な文字数は、Wordでラベルを作成し、フォントサイズ10.5pt・行送り18pt・全角文字・左右の余白各1.9mm・上下の余白なしで入力した場合の目安です。
使用するフォントサイズや行間、余白の設定によって変わります。半角英数字の場合はより多く入力できます。
24面ラベルシールの主な用途
24面ラベルシールは、その汎用性の高さから様々なビジネスシーンで活用されています。
- ■ ① 宛名ラベル
郵便物、DM発送の宛名印刷/請求書や納品書の発送用/年賀状、案内状の宛名作成/Excelの顧客リストから一括印刷が可能
- ■ ② 商品管理ラベル
商品パッケージへの品名・価格表示/JANコード、バーコードの印刷/製造日、賞味期限の表示/製品情報の管理ラベル
- ■ ③ 在庫管理・棚札
倉庫の在庫管理ラベル/棚番号、商品コードの表示/ロット番号、入荷日の記録/物流センターでの仕分けラベル
- ■ ④ FBAラベル(EC事業者向け)
AmazonのFBA出品者向けラベル/楽天、Yahoo!ショッピングの商品管理/フリマアプリの発送用ラベル
※「きれいに剥がせるタイプ」が推奨される用途
- ■ ⑤ オフィス内整理・インデックス
ファイルの背表紙ラベル/書類整理用のインデックス/備品管理ラベル/社内文書の分類表示
- ■ ⑥ その他の用途
名札、席札の作成/ギフト用の宛名シール/イベント用の参加者名札/小物整理のラベリング
このように24面ラベルシールは、1枚のサイズが「ちょうど良い」ため、多様な場面で使いやすいのが最大の特徴です。
ラベルシール24面を選ぶときのポイント5つ
ラベルシール24面を選ぶ際に確認すべき5つのポイントを解説します。
プリンターに合わせたラベルシール24面を選ぶ
ラベルシールは、使用するプリンターの種類によって適した製品が異なります。お持ちのプリンターに対応していないラベルシールを選ぶと、印刷不良やプリンター故障の原因になることもあるため、注意が必要です。ラベルシールが対応しているプリンターは、主に以下の3種類に分けられます。
- ■ インクジェット専用タイプ
特徴: 染料・顔料インクに対応。インクの吸収性に優れてにじみにくく、写真やイラストの再現性が高い。
- ■ レーザープリンター専用タイプ
特徴: トナー用の耐熱性素材で、熱によるトナー定着に対応。印刷速度が速く、耐久性が高い。
- ■ マルチプリンター対応タイプ
特徴: インクジェット、レーザー、コピー機など多様なプリンターに対応している。
使用するプリンターが決まっているなら、各専用タイプを選ぶと高品質に印刷できます。大量に印刷するならレーザープリンター専用、写真やイラストを重視するならインクジェット専用が向いています。一方、オフィスで複数のプリンターを使う場合や、将来的にプリンターを変更する可能性がある場合は、マルチプリンター対応タイプを選んでおくと安心です。
用途に合った素材・機能性で選ぶ
ラベルシールには、用紙の種類や機能性によって様々なタイプがあります。以下がその一例です。
素材
- ■ 光沢紙
表面にグロス系塗料を塗布した、シール系の印刷では最もポピュラーな紙です。光沢があり、色彩が鮮やかに表現されるため、写真・イラスト中心のデザインによく用いられます。
- ■ 普通紙(上質紙)
表面加工がなくツヤのない紙で、鉛筆やボールペンでの書き込みが可能です。一般的なコピー用紙などに使われる用紙で、文字が多いデータや落ち着いた仕上がりの商品ラベルにおすすめです。
- ■ 屋内用合成紙(耐水)
水に強く破れにくいマット調の合成紙です。屋内の水回りでの使用に向いています。コスレに弱いのでラミネート加工がおすすめです。
※耐水性・耐久性については使用環境によって異なるため事前のテストをお願いします。
機能性
- ■ 再剥離シール・貼ってはがせるシール
再剥離シール・貼ってはがせるシールは、貼った後でも剥がしやすいよう粘着力を調整した「再剥離のり」を使用した商品です。綺麗に剥がしやすく、貼り付け先の製品を傷つけにくいのが特長です。そのため、シールを剥がした後の製品を再利用したい場合や、一時的に内容物を表示したい場合などに多く活用されています。
- ■ 防水シール・耐水シール
防水シール・耐水シールは、水に濡れても破れにくく、印刷がにじみにくいため、表示内容をしっかり保てます。湿気のある環境に対応しているので、表示内容が崩れにくく、窓に貼るシールや商品ラベルなどの用途に適しています。
ラベルサイズ・形状から選ぶ
ラベル形状が四角か角丸か、また余白の有無により、ラベルサイズが変わることは少なくありません。
ラベルシールを選ぶ際は面数だけでなく、形状や余白も確認するようにしましょう。
購入枚数と価格の関係から選ぶ
ラベルシールは、購入枚数によって1枚あたりの価格が大きく異なるため、使用頻度や予算に応じて選ぶことが重要です。
- ■ 少量パック(1~49シート)
初めて購入する方や、小規模事業者向け。
- ■ 中量パック(50~399シート)
中小企業のオフィスや、EC事業者向け。
- ■ 大容量パック(400シート以上)
大企業や物流センター向け。
余白を考慮して選ぶ
ラベルシールには、印刷面の周囲に余白があるタイプとないタイプがあります。また、余白があるタイプの中でも、上下に余白があるタイプと、上下左右すべてに余白があるタイプに分かれます。
- ■ 上下余白付きタイプ
シートの上下に余白があり、プリンターへの給紙がスムーズ。一般的な宛名ラベルにおすすめ。
- ■ 四辺余白付きタイプ
上下左右すべてに余白がある。印刷位置の調整がしやすく、カットもしやすい。初心者におすすめ。
- ■ 余白なしタイプ
シート全面がラベルエリア。最大サイズのラベルが使えるが、印刷ズレに弱い。
なお、ラベルシール24面はラベル1枚あたりのサイズが、ラベルシール12面の70%ほど。わずかな印刷ズレでも文字が枠から外れて目立ちやすいため、上下余白付きタイプや四辺余白付きタイプを選ぶと失敗が少ないでしょう。
ラベルシール24面の印刷方法|テンプレート活用術
購入したラベルシールを効率よく、きれいに印刷する方法を解説します。
Wordでの印刷方法
- Wordを起動し、「差し込み文書」タブを選択。「ラベル」をクリックします。
- 「オプション」でラベル製品(メーカー: エーワンなど)と型番を選択します。
- ラベルに印刷する内容を入力し、「新規文書」をクリックすると、同じ内容がすべてのラベルに配置された文書が作成されます。
- 必要に応じて各ラベルの内容やフォント、文字の配置を調整します。
なお、ラベルシール24面を商品管理ラベルとして用いる場合、フォントサイズは商品名で9~10pt、商品コードや棚番号で8~9ptが目安です。
Excelでの印刷方法
- セルの幅・高さを、ラベル1枚分のサイズ(mm単位)に合わせて調整します。
- 余白や印刷範囲を、A4サイズ内に24セル配置するように調整します。
- 印刷時の「拡大縮小」設定を「実寸大」にします。
- 各セルに印刷したいデータを入力します。
ただし、ラベルシール24面はセル数が多く、ラベル1枚当たりのサイズが小さいため、Excelの列幅・行高の換算誤差が累積し、右端の列や最下段でズレやすくなります。ラベルの内容が1枚ずつ異なる場合は、他の印刷方法をおすすめします。
ExcelとWordを連携させる印刷方法
宛名ラベルの作成を例に挙げて解説します。
この場合、Excelで作成した住所録データをWordと連携させて、一括で印刷する方法が効率的です。
- Excel住所録の準備: 1行目を項目名(郵便番号、住所、氏名など)にし、2行目以降にデータを入力します。
- Wordとの連携: Wordの「差し込み文書」→「宛先の選択」で、作成したExcelファイルを選択します。
- フィールドの配置: 「差し込みフィールドの挿入」で、郵便番号、氏名、住所などのフィールドをラベルの1枚目に配置します。
- 一括反映: 「ラベルの更新」をクリックすると、1枚目のラベルのレイアウトがすべてのラベルに一括で反映されます。
無料テンプレートの活用方法
各メーカーや販売店が提供する無料のソフトやテンプレートを使えば、さらに簡単にラベルを作成できます。
- ■ ラベル屋さん(エーワン)
Web版・ダウンロード版・モバイル版があり、初心者でも直感的に操作できます。デザインテンプレートが豊富で、画像挿入やQRコード作成にも対応しています。
- ■ アスクル(ASKUL)
Word・Excel形式のテンプレートを配布。ダウンロードしてすぐ使えるため、普段Officeを使っている方に便利です。
- ■ 合わせ名人(コクヨ)
Excelの住所録読み込みに対応し、宛名ラベルやインデックスの作成に向いています。
- ■ ラベルラボ(プラス)
Excel・Wordで手軽に印刷できるツール。用紙品番を選んでデータをアップロードするだけで作成できます。
- ■ ヒサゴ工房/ニューテンプレート(ヒサゴ)
インストール不要のWebサービス中心。Excelデータの流し込みやバーコード・QRコード印刷にも対応しています。
- ■ ラベルドクターSP LITE(ナナクリエイト)
Excel住所録の差し込み印刷やバーコード・QRコード作成に対応しています(LITE版は利用できるラベルが一部に限定されます)。
きれいに印刷するコツ
- ■ 用紙設定を合わせる
用紙種類を「厚紙」または「ラベル用紙」に、給紙方法を「手差し給紙」に設定します。普通紙設定のままだと、給紙エラーやズレの原因になります。
- ■ 必ず「片面印刷」にする
ラベル用紙は両面印刷できません。片面印刷に設定しましょう。
- ■ 試し印刷で位置を確認する
まず普通紙に印刷し、ラベル用紙に重ねて透かして見ると位置ズレを確認できます。本番印刷はそのあとに行いましょう。
- ■ 用紙を正しく保管する
湿気を避けて保管し、印刷直前に開封します。用紙の反りや給紙トラブルを防げます。
ラクスルで購入できるおすすめラベルシール24面【3選】
【再剥離タイプ】きれいに剥がせる丸型ラベルシール
貼った後でもきれいに剥がせるため、商品ラベルや一時的な管理ラベルに最適です。丸型(Φ40mm)はデザイン性が高く、ワンポイント装飾としても映えます。
【プリンタ兼用】宛名・表示用ラベルシール50シート
インクジェット、レーザー、コピー機すべてに対応した万能型。50シート入りでコスパが良く、オフィスや家庭での日常使いに最適な標準的24面ラベルです。
【耐水タイプ】インクジェット専用光沢ラベルシール
水に濡れてもインクが滲まない耐水加工済み。冷蔵・冷凍商品や水回りでの使用に強く、光沢紙なので写真やカラーイラストも美しく仕上がります。
ラクスルビジネスモールでラベルシールをまとめ買いするメリット
- ■ 用途別のタイプをまとめて揃えられる
様々なサイズや材質、粘着力の製品から、用途にぴったりの1枚をお選びいただけます。
- ■ ラベルシール以外もワンストップで調達できる
ラベルシールを貼る封筒なども同じタイミングで購入することができます。
- ■ 在庫切れによる作業ストップを防げる
宛名ラベルや商品ラベルは、1シート足りないだけで発送業務が滞ります。日常的に消費するラベルシールは、予備を切らさないことで、刷りたいのに用紙がないという事態を回避できます。
ラベルシール24面に関するよくある質問
Q1: Wordのテンプレートはどこで入手できる?
A: メーカー公式サイト(「ラベル屋さん」など)からダウンロードするか、Wordの「差し込み文書」→「ラベル」機能から標準搭載のテンプレートを使用できます。
Q2: インクジェットとレーザーの違いは?
A: インクジェット専用は写真や発色がきれいですが水に弱く、レーザー専用は大量印刷に強く耐久性があります。迷ったら両方使える「プリンタ兼用タイプ」がおすすめです。
Q3: きれいに剥がせるタイプと普通のタイプの違いは?
A: 粘着力の強さが違います。「きれいに剥がせる(再剥離)」タイプは弱粘着で糊残りしません。普通(強粘着)タイプはしっかり貼り付きますが、剥がす際に跡が残る可能性があります。
Q4:ラベルシール24面で印刷がずれる場合の対処方法は?
A: ラベルシール24面の場合、1段ごとの微小な誤差が下へ行くほど積み上がることが多いです。定規で最上段と最終段のずれ幅を測り、下に行くほどずれが拡大していれば、最終段のずれ幅を段数で割った値だけ、行の高さを詰めます。
まとめ|用途に合った24面ラベルシールで業務効率化
この記事では、ラベルシール24面の選び方から印刷方法、用途別のおすすめ商品まで解説しました。
ラベルシール24面選びの3つのポイント
- ✅ 使用するプリンタに合わせて選ぶ(インクジェット/レーザー/兼用)
- ✅ 用途に応じた機能を選ぶ(標準/再剥離/耐水/強粘着)
- ✅ 使用頻度に合わせた容量を選ぶ(少量/中量/大容量)
24面ラベルシールで実現できること
- ✅ 業務効率の向上:手書きの手間を削減し、一括印刷で時短。
- ✅ コスト削減:外注不要で、必要な分だけ作成可能。
- ✅ 品質向上:見栄えが良く、プロフェッショナルな印象に。
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