採用パンフレット印刷の基本|仕様・サイズ・用紙の選び方

採用活動で学生や求職者に企業の魅力を伝えるうえで、採用パンフレットは欠かせないツールです。 どのような仕様(中綴じ・無線綴じ・折り加工)で、どのサイズ(A4・A5)・用紙(マットコート紙など)を選ぶかによって、受け取る印象や伝わり方が変わります。 この記事では、情報量や配布シーンに合わせた採用パンフレットの選び方を紹介します。印刷の仕様を理解し、目的に合った一冊を作る参考にしてください。

採用活動で学生や求職者に企業の魅力を伝えるうえで、採用パンフレットは欠かせないツールです。 どのような仕様(中綴じ・無線綴じ・折り加工)で、どのサイズ(A4・A5)・用紙(マットコート紙など)を選ぶかによって、受け取る印象や伝わり方が変わります。 この記事では、情報量や配布シーンに合わせた採用パンフレットの選び方を紹介します。印刷の仕様を理解し、目的に合った一冊を作る参考にしてください。
目次
採用パンフレットの「仕様」とは、主に製本方法や折り加工の種類を指します。どの形式を選ぶかは、掲載する情報量や配布する場面、そして企業として伝えたい印象によって決まります。
情報量が多く、企業理念や部署紹介、社員インタビューなどをしっかり伝えたい場合は、複数ページを冊子状にするのがおすすめです。代表的な製本方法には「中綴じ」と「無線綴じ」があります。
中綴じは、ページ数が比較的少ない(8〜64ページ程度)冊子に向いており、コストを抑えやすいのが特徴です。見開きデザインを活かしやすく、軽くカジュアルな印象を与えます。
無線綴じは、ページ数が多い冊子に適した方法で、背表紙ができるためしっかりとした印象になります。高級感があり、採用パンフレットだけでなく会社案内としても活用できます。
一方で、会社説明会や合同企業説明会などで多くの学生に配布する場合は、「折り加工」を用いたパンフレットが便利です。二つ折りや三つ折り(巻三つ折り・Z折り)が一般的で、コンパクトに情報をまとめられるため、持ち帰ってもらいやすい利点があります。
どの仕様を選ぶ場合でも、ターゲットとなる学生層や使用シーンを具体的に想定し、最も効果的に情報を伝えられる形式を選ぶことが重要です。
採用パンフレットのサイズは、持ち運びやすさや掲載する情報量、与えたい印象によって選び方が変わります。
最も一般的なのはA4仕上がりサイズ(210×297mm)です。ビジネス文書として馴染みがあり、クリアファイルにも収まりやすい標準的なサイズです。十分な紙面を確保できるため、企業理念や事業内容、社員紹介などをしっかり掲載できます。会社説明会で配布し、後から読み返してもらう資料として最適です。
次に人気があるのがA5仕上がりサイズ(148×210mm)です。A4の半分の大きさで、コンパクトかつ持ち歩きやすいのが特徴です。合同企業説明会などで多くの学生に配布する場合にもかさばらず、受け取ってもらいやすいサイズです。郵送にも適しており、定形封筒に収まりやすい点も利点です。
また、B5仕上がりサイズ(182×257mm)も選択肢の一つです。A4より一回り小さく、A5よりは大きいため、情報量と携帯性のバランスが取れています。
どのサイズを選ぶかは、パンフレットで伝えたい情報の量と配布シーンを踏まえて決定するのがおすすめです。迷ったときは、汎用性が高くさまざまな用途に対応できるA4仕上がりサイズを選ぶと安心です。

A4仕上がり2つ折りパンフレット
最もシンプルな折りパンフレットの形式。展示会などのイベントでのパンフレットや会報、旅行案内、会社案内・学校案内によく使われます。
サイズ: 420×297 mm (2つ折り)
採用パンフレットの仕上がりを左右する重要な要素のひとつが用紙です。紙質や厚さによって、見た目や手触り、企業の印象まで大きく変わります。どのようなトーンで伝えたいかに合わせて、最適な用紙を選びましょう。
もっとも一般的で採用パンフレットにおすすめなのは、マット紙(マット)です。表面の光沢を抑えた落ち着いた質感が特徴で、上品で信頼感のある印象を与えます。写真の色をきれいに再現しつつ文字も読みやすいため、企業理念や事業紹介などの内容を丁寧に伝えるパンフレットに適しています。光の反射が少ないため、説明会など明るい会場でも見やすいのが利点です。
一方で、ビジュアルを重視したデザインにしたい場合は、光沢紙 (コート)も選択肢に入ります。色の再現性が高く、写真やグラフィックを鮮やかに見せることができます。ただし、光沢が強いぶん、文字が多いページでは少し読みづらく感じる場合もあります。
用紙の厚さ(斤量)も印象を左右します。一般的には90kg〜135kgの範囲がよく使われます。
冊子の場合は、表紙を135kg・本文を110kgにするなど、ページごとに厚さを変えることでより完成度の高い印象を与えられます。
企業のブランドイメージや配布シーンを考慮し、読みやすさと印象の両立を意識して紙質と厚さを選びましょう。
採用パンフレットを効果的にするためには、情報の整理と構成が重要です。限られた紙面の中で、読みやすく印象に残るように内容を組み立てましょう。
内容の順序やボリュームを工夫することで、企業の魅力を効果的に伝え、応募者の印象に残るパンフレットを制作できます。
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