テーマは「共感」～女性に好まれるキャッチコピーの作り方～
女性が好むキャッチコピーとはどのようなものでしょうか？ふだん目にする女性誌やファッションの広告は、女性が好むキャッチコピーが多く取り入れられています。場面に応じてキャッチコピーを有効に活用するために、女性の行動や考えのパターンを理解しましょう。
思わず欲しくなる！魔法のフレーズ
女性の購入意欲を刺激するフレーズは、効果的に取り入れることで強い効果をもたらします。例えば「うるつや」「ゆるふわ」「モテ○○」など、近年どの商品にも宣伝として使われているフレーズです。普通の言葉使いを現代風にアレンジし、端的に特徴をあらわしています。しかしこれらのフレーズは使いすぎるとチープな印象を与えてしまいます。適度に利用し、商品の特徴をおさえて他との差別化を図る必要があります。
想像したくなるストーリー
コピーライター・尾形真理子さんが手掛ける「ルミネ」の広告は、女性に訴えかける強いメッセージ性があります。
・「恋が終わるのなら、せめて夏がいい。」
・「カラダごと着替えたくなる時がある」
・・・など、女性の日々のふとした瞬間を切り取ったような、ストーリー性のあるキャッチコピーが特徴です。尾形さんの、女性へのあたたかい眼差しと鋭い観察力を感じる秀逸なものばかりです。
「共感」こそ女性が求めるもの
「キレイになりたい」「可愛いものがほしい」「生活を便利にしたい」など、女性が買い物に求めるものは様々です。これらに共通するテーマは、「誰かに共感してほしい」ということです。キラキラしたフレーズや、ストーリー性は、買い物を楽しむ女性に親しみを与えるためのアイテムに過ぎません。『その商品を買うと、こういった効果を得られますよ』という、共感の姿勢こそ、女性目線のキャッチコピーに欠かせない要素です。
まとめ
女性と男性ではものの捉え方が違うということは通説ですが、キャッチコピーにもその違いは顕著に表れます。女性が好む言葉やフレーズを効果的に取り入れることで、共感を呼ぶことができます。その際、お客様の目線に合わせる姿勢を欠かさないことも忘れてはなりません。
