白版とは（シール・ステッカー・ラベル印刷）
シール印刷では、透明素材、金・銀素材、クラフト素材などの白色以外の用紙を利用することができます。ここでは白色以外の用紙の際にご選択いただく白版のオプションについて説明します。
白版とは
白版は、白色のインクで印刷するための版のことです。白色以外の素材の場合、印刷の仕上がりが用紙の色に大きく影響を受けます。そこで白版を利用し、下地に白色を引いた上に印刷をすることで素材の影響を減らして印刷することができます。また白色の用紙の場合、印刷しない部分が白色のデザインとなりますが、白色以外の用紙の場合、印刷しない部分は用紙の色となります。白色以外の用紙でデザインで白色を利用したい場合は、白版を用いることで白色を表現することができます。
白版の作り方
白版を作成する場合、Adobe Illustrator形式にて、専用のレイヤーに白版データを作成する必要があります。なおAdobe Illustrator以外のファイル形式の場合、印刷に進めることができません。
白版ありの入稿データの作成方法について、詳しくはこちらをご確認ください。
白版の有無による印刷の仕上がりの違い
実際に白版の有無により、印刷の仕上がりがどの程度変化するのか「クラフト」用紙での実例になります。
「白版なし(透ける)」の場合、全体的にクラフトの用紙の茶色の影響を大きく受けた仕上がりとなっているのに対し、白版を全面に印刷した上で印刷した場合、白色の印刷したものに近い仕上がりとなっています。
下記の図のように全面に白版を印刷してしまうと、せっかくのクラフトの用紙の風合いを活かすことができないため、白版は必要な部分にのみ作成して、クラフトの用紙自体の色を活かしてデザインを作成することでよりデザインの幅を広げたシールを作成することができるようになります。
| 白版なし(透ける)の場合 | 白版あり(透けない)の場合 |
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