まずは「窓開き封筒」について解説!
はじめに「窓開き封筒」について、基本的なことからご説明します。窓開き封筒の特徴や種類、使用するうえでのメリットとデメリットに分けて説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
窓開き封筒の特徴
一般的に窓開き封筒は、A4用紙を三つ折りで入れるもの(長3)や、A4用紙をそのまま入れるもの(角2・角20)が多くなっています。
窓開き封筒の特徴はなんといっても、封筒の表面に付いている「窓」でしょう。窓が付いているので、封筒それぞれに送り先の住所や名前といった情報を記入する手間がありません。会社などで一度に多数の郵便物を送る際には、この手間が省略されるだけでもかなり作業効率があがります。
また受け取る側から見ても、郵便物を開封する前に中身の位置を見ることができるのは嬉しいポイントかと思います。すぐに開けたほうが良いのか、後回しにしても良いのか、瞬時に判断できるので便利です。
窓開き封筒の種類
従来の窓開き封筒は、住所が書かれた場所のみを「窓」としていました。しかし、現在ではさまざまな窓開き封筒が販売され種類も豊富です。一般的に使用されている窓開き封筒は3種類。それぞれの特徴について以下で紹介します。
・セロ窓
セロ窓は、窓開き封筒の最もポピュラーな形です。再生プラスチックフィルムを使用している製品が多く、エコの観点からも安心な封筒です。
・グラシン窓
窓の部分も紙を使っている窓開き封筒です。廃棄する際に分別する必要がないため、古紙としてそのままリサイクルできます。
・ワックス窓
封筒と窓部分、どちらにも特殊加工が施されている窓開き封筒です。半透明の窓は枠と封筒の間がフラットなので、出し入れがしやすいという特徴があります。
窓開き封筒を使うメリットとデメリット
では窓開き封筒を使用する際は、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?メリット・デメリットの順で紹介します。
メリット
・相手の住所を記入する必要がない
・封筒の中身を部分的に見られる
・雨や汚れに強い
・中身の入れ間違いを避けられる
デメリット
・素材によって廃棄するとき、窓部分のみを分別しなければならない
・グラシン素材の封筒の場合、セロハン素材のものよりも強度が劣る
メリットとデメリット、どちらも理解したうえで窓開き封筒を使用しましょう。
窓開き封筒はどんなシーンで使う?
窓開き封筒は主にビジネスシーンで使用されます。それは窓開き封筒を使う最大のメリットが、宛先を記入する手間が省け一度に大量のダイレクトメールを送ることができるからでしょう。では具体的にどのようなタイミングで窓開き封筒を使用するのでしょうか?
あらゆるビジネスシーン
先程、窓開き封筒はビジネスの場で多く使われていると説明しました。具体的に使用されるのは、以下のようなシチュエーションです。
・自治体や市町村の役場からのお知らせ
・不特定多数の相手に送るダイレクトメール
・株式封筒
封筒と書類の入れ間違いを防いだり、コストや人件費を削減できたりと、いまや窓開き封筒はビジネスの場で欠かせないアイテムです。
汚れる心配があるときも大丈夫
天候などの影響などで、中身が汚れてしまうことを防ぐ意味でも窓開き封筒は使用されます。窓開き封筒は一般的な封筒よりも特殊な加工がされているので、水にも強く郵送中も安心です。
封筒自体が汚れに強いだけでなく、送り先の情報が封筒内にあることも大きなポイント。万が一濡れてしまっても文字が読みやすいので、汚れる心配のあるときには窓開き封筒がおすすめです。
窓開き封筒を使う際のマナー
最後に、窓開き封筒を使用する際のマナーについて説明します。適切な用紙サイズや用紙の折り方など送り先に対して失礼とならないよう、しっかりと確認しましょう。
適切な用紙サイズ
窓開き封筒に封入する適切な用紙サイズは「A4」です。サイズの合わない用紙を使うと、せっかくの窓がうまく活用できなかったり、中の用紙にシワが寄ったりする可能性があります。封筒サイズに合った用紙を選んでください。
用紙の折り方
窓開き封筒を使用する際には、しっかりと窓の部分に住所など必要な情報があたるようにしなければなりません。そのため封入する用紙の折り方にも注意してください。
A4サイズの用紙なら三つ折りがベストです。用紙を折るときは、宛名が一番上にくるよう気をつけましょう。