ポスターとは?
ポスターは、壁や柱に貼るための広告・宣伝用の印刷物で、通常大きいサイズの紙を使って作られます。 インパクトのある訴求をしたい場合や情報を大量に掲載したい場合に多く用いられ、前者の目的であればイベントや選挙のポスター、後者の目的であれば学会での発表などに利用されます。
ポスターを掲載する場所は屋内と屋外に大きく分けられ、掲載される環境に応じた紙質やサイズを選択する必要があります。最も多く使われるのはA2サイズで、普段書類などによく使うA4サイズを4枚並べた大きさの用紙です。なお、選挙に用いられるポスターは基本的にA3サイズとなっています。
ポスターの印刷はサイズが大きいため一般的なプリンターでは印刷できませんし、サイズも大きいためデザインが難しく、illustrator(イラストレーター)やphotoshop(フォトショップ)といった専門的なソフトを用いる必要があるため、主に制作はプロのデザイナーや印刷業者に依頼されます。
ポスターの用途
映画やコンサート、演劇などの告知に利用される他、選挙活動でも目にする機会が多いポスターですが、掲載のタイプは大きく告知・宣伝、選挙、発表に分けられます。告知・宣伝用のポスターは、商品やサービス、映画、イベント、求人の告知といった場面で使用されます。選挙ポスターは公職選挙法にもとづいて各候補者が制作・掲載を行います。日常生活で目にする機会が少ないのが、3つ目の発表のためのポスターでしょう。主に学会など研究発表の場で、各研究者がその成果を大きい紙にポスターとしてまとめ、視覚的にわかりやすく発表するために用いられています。 また、街頭や屋内での掲載以外のパターンとして、書店やイベントなどで販売されているアイドルの写真・画像やアニメキャラクターのイラストなどが印刷されたポスターが挙げられます。
ポスターはインテリアや芸術として扱われることもあり、アール・ヌーボーやデコはポスター形式での美術品を発表したことでも有名です。インテリアとして屋内に飾る場合には、通常劣化を防ぐため、額やパネルに入れられます。 選挙から芸術まで、ポスターが私達に伝える情報は実に多種多様なのです。